EduPet

2016年01月号

その後の推移と各社の取り組み 1

2016年01月07日 23:54 by K-Tamaki
2016年01月07日 23:54 by K-Tamaki

ますは、ペット保険のアニコムと医療関係の日本動物高度医療センターについてです。

このチャートは、ご紹介した時点(7/24/15)の株価を100として、昨年末までの株価推移を示したものです。概況としては、8月にチャイナショックが起こり、日経平均は9月にかけて下げて、やや戻したものの今だ7月時点の株価、20,545円を回復できずにいます。昨年後半は、なかなか荒れたマーケットでした。しかし、それでもアニコムの株価は好調を維持している(7/24 2,579円→年末 3,255円)ことがこのチャートからお分かりになると思います。

アニコムですが、富士フィルムと共同でペット向け再生医療に関する技術やサービスの開発・提供にのりだすとの発表がありました(12/22日経12面より)。日経の記事によれば、共同出資で新会社を設立し、富士フィルムの医療技術とアニコムの持つ動物病院の診療情報をを生かして、培養した免疫細胞を使ったがん治療方法などを研究するとともに、動物向け先端医療の技術を確立するとのことです。このニュースのお蔭か、12月に入り株価は急騰しました。アニコム、2015年7月号(株主総会実録)でご紹介した通り、いろいろとやってくれます。富士フィルムと組むことで今後も期待ができると思います。なにより、再生医療が進歩をとげれば、高齢化するペットにとっても人間同様、これからの未来に希望がもてますね。

ちなみに、記者はアニコムの株式は、売り買いを繰り返し、現在は100株保有中です。2015年7月第二号でイチオシとしましたが、業績も順調に拡大中であり、今後もお薦めですね。

次に、日本動物高度医療センターですが、ご覧の通り(7/24 1,859円→年末 1,563円)と順調に下げ(?)続けています・・・・収益はしっかりと上がっているようですが、上場で調達した資金での今後の展開もなく、目だったニュースもリリースされていません。株価は、新興市場の不調も手伝ってご覧の通り日経平均を下回るパフォーマンスです。一か八かの博打(大幅な値上がり期待)は、見事に外れてしまいました。記者は、推奨した手前もあって(?)買い増しを行い、現在500株を保有中ですが、含み損が順調に拡大しております・・・・

アニコムと比較して、経営者の無策ぶりが目立つこの会社。次回の株主総会が違う意味で楽しみですね。

 

 

 

 

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