笑っている犬!、最近は、写真、動画サイト、ブログなどでにっこりと笑っている犬の写真を見かけます。
このワンちゃん、嬉しそうですね。犬は、喜怒哀楽、その時の気持ちをボディランゲージで私たちに伝えています。
そして、犬のボディランゲージを正確に理解するヒントは、「体全体を見る」です。
では、最初に問題です。
このイラストのそれぞれの犬の正確な気持ち、お分かりになりますか!?
両方とも怒ってますね。唸り声が聞こえてきそうです。しかし、違いは、そうです、耳の位置!
耳が前を向くのは積極性、後ろ向きなら消極性を表します。右の子は、ちょっとビビってるけど、来たら咬むぞ!、それに対して左の子は、来るなら来てみろ!、いつでも来い!。この表情の子にそのまま近づけば、もれなくガブッといかれること請け合いです。
このイラストのように、体の各部位の位置をよく見て全体で判断することが犬のボディランゲージを正確に理解するヒントになるのです。
そして、犬の気持ちを表す部位と言えば、誰もが一番に浮かぶのは、やはり「尻尾」ですね。他には、「耳」、「口角(の上がり方)」、「舌」、「腰の引け具合」などに注目するといいでしょう。
尻尾は、普段の位置より上にあれば(上がっていれば)ハッピー、下げていればブルーな気分を表します。耳は、先のイラストの例のように、前なら積極性(興味を示す)、後ろなら消極性(時に甘える場合も後ろ)、口角は上がってれば(後ろにひかれている)ほどハッピー、舌は、出ている(出している)ほうがハッピー、腰は、引けていれば、ビビりです。
他にも鼻の上のしわは、威嚇(攻撃性:イラスト参照)、口が開かれている場合は、リラックス、背中の毛が逆立っていれば、興奮状態、などが各部位ごとの気持ちを表す代表的な動きと言えるでしょう。
では、ここでちょっと想像してみてください。2匹のワンちゃんが尻尾を振っています。
A;この子は、尻尾は上がっている状態で速く大きく振って、口を開けて、口角は後ろにひかれており耳も前を向いている。
B;この子は、尻尾は下がり気味、口を閉じて、やや腰の引けた感じで、耳を寝かせてゆっくりと小さく尻尾を振っている。
Aのワンちゃんは喜んでいる、Bの子は警戒している、これが犬が体全体で伝えるボディランゲージの代表的な例と言えるのです。
振られている尻尾だけではなく、体全体に注目する、道端で尻尾を振っているワンちゃんに出会ったら、この要領で是非一度注意して見てみてください。ワンちゃんの気持ちをより正確に理解するヒントになるはずですから。
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