EduPet

2016年04月号

犬のボディランゲージについて

2016年04月20日 19:41 by K-Tamaki
2016年04月20日 19:41 by K-Tamaki

笑っている犬!、最近は、写真、動画サイト、ブログなどでにっこりと笑っている犬の写真を見かけます。

このワンちゃん、嬉しそうですね。犬は、喜怒哀楽、その時の気持ちをボディランゲージで私たちに伝えています。

そして、犬のボディランゲージを正確に理解するヒントは、「体全体を見る」です。

では、最初に問題です。

このイラストのそれぞれの犬の正確な気持ち、お分かりになりますか!?

両方とも怒ってますね。唸り声が聞こえてきそうです。しかし、違いは、そうです、耳の位置!

耳が前を向くのは積極性、後ろ向きなら消極性を表します。右の子は、ちょっとビビってるけど、来たら咬むぞ!、それに対して左の子は、来るなら来てみろ!、いつでも来い!。この表情の子にそのまま近づけば、もれなくガブッといかれること請け合いです。

このイラストのように、体の各部位の位置をよく見て全体で判断することが犬のボディランゲージを正確に理解するヒントになるのです。

そして、犬の気持ちを表す部位と言えば、誰もが一番に浮かぶのは、やはり「尻尾」ですね。他には、「耳」、「口角(の上がり方)」、「舌」、「腰の引け具合」などに注目するといいでしょう。

尻尾は、普段の位置より上にあれば(上がっていれば)ハッピー、下げていればブルーな気分を表します。耳は、先のイラストの例のように、前なら積極性(興味を示す)、後ろなら消極性(時に甘える場合も後ろ)、口角は上がってれば(後ろにひかれている)ほどハッピー、舌は、出ている(出している)ほうがハッピー、腰は、引けていれば、ビビりです。

他にも鼻の上のしわは、威嚇(攻撃性:イラスト参照)、口が開かれている場合は、リラックス、背中の毛が逆立っていれば、興奮状態、などが各部位ごとの気持ちを表す代表的な動きと言えるでしょう。

 では、ここでちょっと想像してみてください。2匹のワンちゃんが尻尾を振っています。

A;この子は、尻尾は上がっている状態で速く大きく振って、口を開けて、口角は後ろにひかれており耳も前を向いている。

B;この子は、尻尾は下がり気味、口を閉じて、やや腰の引けた感じで、耳を寝かせてゆっくりと小さく尻尾を振っている。

Aのワンちゃんは喜んでいるBの子は警戒している、これが犬が体全体で伝えるボディランゲージの代表的な例と言えるのです。

振られている尻尾だけではなく、体全体に注目する、道端で尻尾を振っているワンちゃんに出会ったら、この要領で是非一度注意して見てみてください。ワンちゃんの気持ちをより正確に理解するヒントになるはずですから。

 

 

 

関連記事

ペットシッターサービスへ参入したポピンズ

2024年04月号

ペット関連企業情報 個別情報

2024年04月号

ペット関連企業 個別情報 その2

2024年04月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号

新年度になりました。4月の声を聞くと同時に堅調そのものだった日本株も少々波乱と…

2024年03月号

昨年末、ペットシッタースクールのセミナー参加の際に犬の食事専門家 「Dog's…

2024年02月号

22日、日経平均株価が最高値を更新しました。世界情勢や国内の政治的混乱もどこ吹…