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2016年06月号

あとがき

2016年06月22日 20:15 by K-Tamaki
2016年06月22日 20:15 by K-Tamaki

 

 株主になるということは、預金よりもいい利回りを求める、中長期投資として会社の成長・株価の値上がり益を求めるなどの資産運用の側面とともに、その会社を応援するという意味があります。もちろん、応援するということは、その会社が法律に違反しないように、反社会的行為を行わないように監視監督することも含めて見守ることだと記者は考えています。

株式会社リックコーポレーション、これからペット事業を拡張する計画(関東圏進出)があると知り、記者は株主になりました。ペットショップの運営において、動物愛護法を遵守して行ってほしいという思いがあり、会社の経営陣にそれを伝えることが今回の総会参加の目的でした。

結果は、今回の総会での質疑応答等で、少なくとも愛護法遵守の意識を持ってもらうことには成功したような気がします。これからも是非、愛護法遵守で売り上げを伸ばし、他社が追随するような会社になってほしいと考えています(実益もかねて)。

また、一連の会社とのやり取りで自分の見識不足を実感するとともに、行政側の指導・対応にも疑問を抱きました。それは、動物愛護法で生後56日に満たない幼齢の個体の販売を禁止しながら、附則で経過措置(平成28年8月31日までは生後45日と読み替え)、さらには今年9月以降は、「法律で定めるまで生後56日を49日と読み替える」と通達していることです。

では、なぜ愛護法改正の際に、幼齢個体の販売禁止期間を生後56日に満たないと第22条-5で定めたのでしょう?意味がわかりません。初めから抜け道を用意している法律では、その規制効果はあがらず、施行する意味をなさないように感じます。この点は、折を見て行政側に確認して、ご報告したいと思います。

そして、最後は岡山城と岡山駅にある桃太郎像を見ながら今月号のしめくくりとさせて頂きます。「ペットシッターを目指す方のために~模擬試験問題」は、今回はお休みさせて頂きますm(__)m。

願わくば、次回の総会で「鬼退治」に乗り込むことがないように、会社の法令遵守での発展を祈って!

 

 

 

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