では、ここからは記者の受けたセミナーでの内容をテキストを抜粋しながら紹介していきます。尚、資料は、セミナー時にブログ等へに掲載許可をいただいております。
家族がいる方は、まず家族に搬送手段(タクシーor可能なら車の運転)と獣医への連絡をお願いしてください。そして、次は、声や音を出して(名前を呼ぶなど)反応と体の状態を確認します。
一人暮らしの方は、確認と同時に獣医へ電話を繋ぎ、スピーカーモードにして状況の報告をしながら次の方法で脈拍と呼吸の確認を行ってください。
(講師の実演、社団法人日本防災教育訓練センター代表理事 サニー神谷氏)
このように手をクロスさせるのは、急にペットが起き上がったり動いたときに対処しやすくするためです。
(テキストより抜粋)
バイタルチェックとは、人間の場合、血圧、脈拍、呼吸数などの総合的な状態を示しますが、ペットでは、呼吸と脈拍の有無のチェックでよいでしょう。犬猫とも上の図のように後ろ足の付け根で脈拍を測るのが最適です。ぜひ、一度ご自分の愛犬・愛猫で確認しておくとよいでしょう。
ここで、注意することは、死戦期呼吸(いわゆる断末魔の呼吸であって普通の呼吸ではない)を見誤ってはいけない(呼吸していると勘違いしてはいけない)ということです。
①ゆっくりと痙攣するように口を動かしている呼吸
②しゃくりあげる様な呼吸
これらが死戦期呼吸と言われるもので、この状態ならただちに救命措置(胸骨圧迫による心肺蘇生措置及び人工呼吸)が必要となります。
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