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2016年12月号

これも危険!~けっこう身近にある有名な花(植物)

2016年12月23日 10:38 by K-Tamaki
2016年12月23日 10:38 by K-Tamaki

 まず、室外で見かける代表的なものをご紹介します。

この花はなんでしょう!? そう、スイセンの花ですね。貴方の愛犬のお散歩中に見かけることは多いのではありませんか!?

実は、このスイセン、鱗茎部分(下の写真の黒い玉ねぎ状の部分)、が猛毒なのです(犬・猫にととまらず人間にも有害)。

わざわざこの部位を掘り出して食べることはないと思いますが、間違って食べてしまったら、嘔吐、下痢、胃腸炎などの症状が現れます。特に猫の場合は心不全となり重篤な症状となる可能性があるので注意が必要です。

次に、スズラン。これもよく見かけますね。スズランには、葉、茎、花すべてに毒があります。それも人間が食べても下痢、嘔吐、めまいや血圧低下をおこし、最悪は摂取量が多いと心臓麻痺で死に至るほどの猛毒なのです。

もちろん、食べてしまうと犬猫も人間と同じ症状を呈します。スイセンが鱗形部のみ注意するのと比べてより危険な植物といえるでしょう。

そして、オシロイバナ

葉や種子を食べてしまうと、皮膚や粘膜に炎症を起こし、嘔吐下痢などの症状を呈します。

最後にクリスマスローズです。

白い花と赤い花、どちらもすべての部位が毒となります。症状は、口腔の灼熱感、胃炎、嘔吐、下痢などで最悪、心臓麻痺で死に至ります。

また、ツツジ科に分類される植物全般(ツツシ、ショクナゲ、アザレア等)の葉も危険とされています。症状は、よだれ、嘔吐、下痢、不整脈や血圧低下などです。

 お散歩中に愛犬が、前菜にサラダバー!、とばかり、草、葉っぱなどを食べてしまうことはよくあることです。本能的に安全な草花を食すると言われますが、飼い主としては注意を怠らないようにしたいものです。

 

 

 

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