まずは、日経の記事からのまとめをご紹介します。
犬猫の飼育頭数が15歳未満の子供の数を上回る現状となった昨今、ペットにも子供と同様または、それに近い福利厚生制度を適用して、ペットと暮らす社員のモチベーション向上や人材獲得につなげようとする企業が増えつつある、とその記事は謳っています。どんな企業が、どのような制度を導入しているか?、ここでは企業別にみてみることにします。
まず、株式会社エウレカ。2008年設立の若い企業でネットで婚活・マッチングサービスサイトや婚活アプリを運営している会社です。この会社、副社長の愛犬、コーギーのジョブさんが同伴出勤しているようですね。(注:写真は別犬です)
制度としては、①慶弔に有給使用可(誕生日や亡くなったとき)、②同伴出勤可、③獣医師への無料相談サービス(体調が悪くなっったときには、Lineで月3回まで無料相談ができる)、さらには④病院への通院の際に年3回まで半休取得可、とかなり充実しています。「ペットフレンドリーで働きやすい会社だと伝わりやすい」との副社長のインタビューも記事には掲載されていました。人材の流動性が高いと言われるIT業界、ペット関連制度の充実が、人材の繋ぎ止めに一役買っているようです。
次に、ホームページ制作会社のファーレイ株式会社。こちらは、①同伴出勤可、②保護猫に対し月5,000円のエサ代を支給(これはユニークです)。2011年に猫の餌代を支給する「猫手当」を求人広告に出したところ、応募者は増え、2017年春の新卒採用は3名の定員に応募が100名、との社長インタビューも掲載されておりました。最近、就活で話題にのおるインターンシップ、この会社は、「猫と学ぶインターネット広告のトレンド」と題して、現在募集しているようです。
そして、アイペット損害保険株式会社とアニコム傘下のアニコム損害保険株式会社は、慶弔に有給使用可(誕生日と死亡時)の制度があり、ペットフードのマースジャパンリミテッドは同伴出勤可、有名どころでは、ユニ・チャームが慶弔に有給休暇使用可(死亡時のみ)、アマゾンジャパンが病気・通院で休暇をとれるとのことでした。
ペットと暮らしていない人には、「人材獲得のためとはいえ、いよいよこんなことまで・・・」と思う方もいるかもしれませんが、ペット好きには、好ましい方向の変化が企業にも起こっているようですね。
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