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2018年01月号

投資先としてのペット関連企業 その1

2018年01月26日 12:47 by K-Tamaki

 これらの企業群は以前にもご紹介しましたが、今回は、その企業が適切な株式投資先となり得るか否かの観点からお届けします。

まず、投資先を選定するうえで大切なことは、①その企業の主戦場たるマーケットが今後も伸びるものであるか、②その企業の業績が伸びているか増収増益の成長企業であるか)です。ペット市場については、フード類がその内訳の3割、ペット用品が2割、残りの5割が医療・保険・サロンなどのサービスに分類され、市場規模は2016年度で1.5兆円と言われています。人間と同じく少子高齢化が進み、飼育頭数は減少していく傾向ですが、サービスの充実化などでその市場規模は今後も拡大していることが予想されています。①のマーケットの”今後の伸び代”という点では、AI、自動運転、EV関連などには及ばないものの、十分に投資に値すると考えられます。

では。個別に見てみましょう。

まずは、なんといってもデオシートで有名な①ユニ・チャーム(証券コード:8113)。株価3,050円(1/19現在)、12月決算、1株配当18円(年間)。

(取引単位は、ここにあげる企業は全て100株で購入代金は株価x100+手数料となります。また、株価は以下すべて1/19日終値、増収増益率は全て対前年同期比の数値です。)

ペット関連は事業全体の12%、傘下のユニ・チャームペットケアが中心です。直近、第三四半期(3Q)では、①増収率△3.8%、②経常増益率0.7%、③予算に対する進捗率87%。

ここで注目すべきは、③です。下期偏重の収益構造でない限り、3Qの進捗率は一般的には75%ですね。これを超えているということは、業績上振れが期待できます。会社発表では、減収増益となっていますが、決算はそれを上回ることが期待でき、短期でも株価上昇が期待できます。

イオン(8267) 株価1,889.5円 2月決算、1株配当30円、株主優待でイオン関係の店舗での購入の割引あり。

その傘下にペット用品販売、トリミングサロンから葬儀まで幅広く営むイオンペット株式会社があります。3Q決算では、①増収率1.2%、②増益率23.6%、③進捗率52.6%。先週のデータでは、3Qの増益率は24%、9-11月期間だけで見ると64%対前年比増益となっています。進捗率は、前年も同期間で46%であり、4Q偏重型の収益構造ですね。2月までの購入なら配当も得られ、その後の株価上昇も期待できると思います。

ダイユーリック(3546) 株価1,530円 2月決算、1株配当26円、他に持ち株数に応じてJCBギフトカードがもらえます(最低1,000円)。

 首都圏でペットショップジョーカー、その他地域でペットショップアミーゴを展開するリックコーポレーションとダイユーエイトが合併した会社です。今期、アミーゴは2店舗をオープンし、合計76店舗となりました。ペット事業比率は、15%ですが、今後もペット事業に注力していく方針とのことです。直近決算では、①増収率31.9%、②増益率45.2%、③進捗率96%。

旧リックの管理部門統合による合理化が奏功し、数値的には申し分のないものですね。12月単月の既存店売上も3.2%増で2ヶ月連続で前年を上回っていますし、業績の上振れはますます期待できます。が、(後でチャートで示す通り)株価はすでに上がり過ぎの感があります。海外要因等で大きく株価が下がったら買ってもいいと思いますが、ここから大きく上がるか否かは、来期(2019年2月期)の業績次第と考えています。

~次章へ続く~

 

 

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