日経平均株価は、北朝鮮情勢の緊張感が高まった昨年9月8日に安値を直近の付けました。そこから、反転し10月中ばにかけて怒涛の16連騰(連騰新記録)、そして本年も年始から700円を超える上げを記録しています。ここでは、安値を付けた9月8日を100として、先週末(1/19)までの月別の終値をチャートで見ていくことにします。
まずは、外国人投資家の主な投資ターゲットになる大型株(発行済株数が多い株)の分類として、ユニ・チャーム、イオン、(おまけで)大日本住友製薬の推移を比較してみました。数字は、それぞれ、9月8日終値→1月19日終値(上昇率)。
日経平均 19,214.82円→23,808.16円 (23.5%)、
ユニ・チャーム 2,555.5円→3,050円(19.2%)、
イオン 1,583.5円→1,875.5円(18.4%)、
大日本住友製薬 1,431円→1,584円(10.7%)
日経平均には若干劣りますが、株式市場の実勢を示すTOPIX(東証1部全上場銘柄の加重平均指数)は、この間1,593.54ポイント→1,889.74ポイント(18.5%)ですので、決して見劣りするものではありません。しかし、大日本住友製薬は・・・前章での記者の疑問はこのチャートに叙述に現れています。
次は、日経平均とダイユーリック、エコトレ―ディングの比較チャートです(この2社は中小型株に分類されます)。
ダイユーリック(リック) 849円→1,530円(80.3%)、
エコトレ 676円→782円(15.2%)
業績のよい会社の株は上がる、このチャートこそ、その典型です。エコトレは決して好業績とは言えませんが、日本株全体の底上げに引き上げられているといったところでしょうか!?
それにしても、ダイユーリック、上がりましたね。”たられば”は禁物ですが、9月に買っていれば、3ケ月ちょっとで8万が15万に・・・
気を取り直して、最後はアニコムと日本動物高度医療センターの比較チャートです。
アニコム 3,055円→3,525円(15.4%)、
日本動物高度医療センター 2,010円→2,918円(45.1%)
アニコムは経常減益の決算が嫌気されていましたが、その理由が将来への先行投資と判明して持ち直し、日本動物高度医療センターは、好決算とその将来性に期待して買われたというところでしょうか。
いずれにしても、ペット関連企業と言われる企業への株式投資は、パフォーマンスはほどよく、十分投資対象としては合格といえるでしょう。かつ、好決算なら日経平均株価以上の上昇が期待できるといえます。もちろん、今後も同様の推移となる保証はありませんが、”ペット好きだけど投資とは縁遠い”などとおっしゃらずに、将来の資産形成のために一考の価値はあると記者は考えていますが、いかがですかね!?
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