自分の老後資金は自分で作る!、年金もあてにできなくなってきた現在は、私達ひとりひとりにそんな覚悟が必要な時代なのかもしれません。老後のための資産形成、TVコマーシャルでも耳にするようになってきた気がしますが、その一つが株式投資です。戦争などの非常事態がなければ、いやそれがあっても私たちの社会は必ず復興してきました。バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災など危機的な状況も乗り換えて現在に至っています。身近なところから、ペット関連の企業への投資から、未経験者の方が株式投資を始めるきっかけになればとの思いからこの記事を書いています。
そして最近、NISA(少額非課税投資制度)の口座開設が増えている、とのニュースを耳にすることがあります。株式投資の初心者は、まずこのNISAの活用をお勧めしたいと思います。NISA口座を利用すると、年間120万円、ジュニアNISA(お子様用)は年間80万円までの売買に係る利益、配当が非課税となります。年間110万までの贈与なら非課税なので、お子様の名義で株式をNISAで購入するのもいいと思います。
ただ、記者には少し気になることもありますが・・・1月16日付け日経夕刊に「次は金融所得増税?」と題する記事がありました。そこから類推されることは・・・
2018年末までにすべての証券口座には、マイナンバーが付記され(銀行口座は任意)、名寄せによる金融資産総額の把握が可能となります。現行では、株式の売買益には(NISA口座以外で)、15.315%(0.315%の復興増税含む)の所得税、5%の住民税が課されています。そこで、「消費税の軽減税率の財源に、取れるところからとれ!、とばかり、1,000万円以上の金融資産を持つ個人には売買益の所得税を1%、住民税を0.5%上乗せする。」などとどこかのお役人は言い出しかねません。
もし、そんなことになれば・・・貯蓄から投資へ!、が聞いてあきれます。自らリスクを取って増やした資産に税金を上乗せするなど、庶民をばかにするにも程があります。ましてや、銀行預金残高にも税金を課すなどということになれば(いわゆる貯蓄税)、完全に税金をはらった後の資産にまた税金を課す二重課税です。「それより先にやることがあるだろッ!、身を切る改革とやらを・・・」と言いたくなります。これは、日経記事からの記者の最悪の想像ですが、杞憂に終わることを祈ってやみません。
そう、神様にも願つつ、(最後は少し脱線気味でしたが)、本年最初の記事を締めくくりたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します!!
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