まずは、環境激変下での株価推移をチャートでご覧ください。チャートの区分、分類は1月号と同じにしてありますが、日付は重要な日柄となる日時を選定、その日の終値の株価をピックアップしています。
日付:①1/19 :前回のチャートの最終日、②1/23:日経平均が高値を付けた日、③2/14:同指数が1/19以降に安値を付けた日、④2/27:2/14以降の戻り高値を付けた日、⑤3/13:安値から1ヶ月の日柄を経過、⑥3/23:直近安値(現在では今年の最安値)となります。
では、前回と同じ区分で、まずはユニ・チャーム、イオン、大日本住友製薬と日経平均の株価推移からいきます。(いずれも1/19日を100として表示)
ユニ・チャーム、イオンは日経以上に堅調な推移ですね。それにもまして、大日本住友製薬の堅調さ(いやむしろ上昇)が目立ちますが、製薬会社は外部環境が芳しくない場合などには、資金の逃避先として買われる傾向があります。いかなる不況下でも薬品は必要とされます、これが、マーケットでディフェンシブストックと言われるゆえんです。犬のヘルニアを治す再生治療薬の上場を計画する大日本住友製薬、トランプ減税の恩恵を最も受ける会社としてご紹介しましたが本領発揮でしょうか!?
では、次はエコトレ―ディングとダイユーリックです。
エコトレは、前回の記事で、「決して好業績とは言えないが、日経があがれば底上げされるはず・・」と指摘しましたが、はたしてその通りに(今回は逆に)日経と連動するように見事に下げています。そして、ダイユーリック・・・「ここから上がるか否かは、来期の業績次第」と書きましたが、2月決算のため、まだ来期業績の発表はありません。1/19で一度ピークアウトした感があり、株価は見事に下落。いや日経以上の暴落状態です。だた直近の会社発表では、「2月の既存店売上は、対前年同月比で+3.7%、4ヶ月連続で前年を上回って推移。」とのことでこれほど売り込まれる理由はないような気がします。いわゆる好材料出尽くしで売り込まれてはいますが、来期(2019年2月期)の業績予想が増益なら、再び上昇基調に戻るはずです。それとも、ジョーカーとペットショップアミーゴ・・・なにか不祥事か問題があって、それを聞きつけた早耳筋が売っている!?、そんな情報はありませんが、下落率が突出しています。少し調べて情報を集めてみるつもりです。問題なければ、ダイユーリックは間違いなく買っていい値段でしょう。
最後は、アニコムと日本動物高度医療センターのチャートです。
両社は、成長株として市場に認知されているようですね。それにふさわしく、株価は日本動物医療センターは堅調、アニコムに至っては日経暴落でも上がっています。
「2月新規保険契約数は、対前年同月比15%増の13,475件。」3/15発表のアニコムのプレスリリースです。ペットも高齢化時代へ突入して、ペット保険や高度医療の必要性はますます増加、そしてこれこそが、両社が成長する会社として認知されている理由なのでしょう。
そして、アニコムのライバルともいえる、アイペット損害保険株式会社、4/25日付けでマザーズ市場に上場!、とのニュースが飛び込んできました。アイペット損害保険については、日本動物高度医療センターとあわせて次章で触れてみたいと思います。
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