さて、まずは1/19から3/23までの(前述のチャート)のデータを一覧表にしてみました。
この一覧から見る成長企業とは!?
それは、指数の代表である日経が安値を更新しても、株価は前回の安値を下回らない企業です。市場全体がショック安に見舞われた時、どんなに好業績の企業でも株価は連れ安します。しかし、成長していく企業は、そこですかさず買いが入り、また上昇トレンドに戻ります。アニコム、日本動物高度医療センターの株価推移はまさにそれですね。そして、その対極にあるのが、イオン、エコトレ、ダイユーリック。これらは、成熟企業とみられている企業群です。これらは個別の業績がよくなれば、指数以上のパフォーマンスが期待できますが、そうでなければ、指数、すなわち景気動向に連動して上下します。投資するなら、成長する企業!、ペット事業に特化したアニコムと日本動物高度医療センターは、間違いなく今後の成長が期待できます。皮肉にも、ここ2ケ月の投資環境激変がそれを証明する結果となったと記者は考えていますが・・・
そして、その1つ、日本動物高度医療センター、いく度か株式専門紙の株式新聞に紹介されていますが、3/20付けでは、「ペット社会に存在感、抜群の成長性!」との見出しで一面の”注目株”扱いで紹介されていました。以下、要点を抜粋してご紹介します。
「ペットは家族という認識はたかまり、高度医療の需要は急拡大。今年1月には東京都足立区に開院。首都圏東部、北部からの受け入れを強化した。来期には、大阪にも開業予定で、そのネットワークは関西にも人がっていく。今期第3四半期は、東京病院開院にともなう減価償却費等の費用増で減益になったが、通期では、売上高23億6千万(前期比7.7%増)、営業利益3億2500万(同10.4%増)、純利益も13.3%増の2億6000万円となる。東京病院が業績に通期寄与する来期は、収益規模の拡大見込める。」
保有期間、3ヵ月で目標株価、3600円、損切ラインは2,530円とのことです。(株式投資専門誌らしく目標株価が明示されています。)はたして、当たるか!?6月末が楽しみです。
最後に、アイペット損害保険についてです。記者の調べた限りですが、2018年3月期業績は、売上高121億6千百万(対前年比20.7%増)、経常利益3億8千万(同27.9%増)、最終利益は、1億3千7百万円の赤字です。上場に係る費用等で今期は赤字になる見込みです。進捗率は、第3四半期で通期計画に対して、売上74%、経常利益83%です。上場により調達する資金使途は、システム開発、支店・事業所の移転、本社増床などの費用とのことです。
そして、ユニークなのは、大株主にあのAKB48のプロデユーサーとして有名な秋元康氏(発行済株式の0.95%、47,000株を保有)が名を連ねていることです。AKBとのコラボがあるかもしれません。しかし、株主構成を見ると株の8割強をベンチャーキャピタルが保有しています。ベンチャーキャピタルは、売ってなんぼの株主。話題性はあるものの、アニコムの二番煎じの感めず、現状では暫く様子見がいいでしょう。同社については、上場後は、もう少し詳細な資料が開示されるので、もう少し詳しく調べてみることにします。
追記)
ペット保険に関しては、もう一つ情報があります。3/21付けプレスリリースですが、「楽天がペット保険会社を買収して、市場に参入。3月中にも同業務の営業を開始する。」とのことです。これで、ペット保険を生業とする上場企業は、アニコム、アイペット、楽天(子会社)の3社となります。現状では、アニコムに一日の長がある気がしますが、今後はどこが伸びていくのか楽しみとなりました。
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