ペット保険の評価にあたっては、待機期間(保険の支給されない期間)、支給率(支払った金額の何割が戻ってくるか)、もちろん保険料も重要な要素です。現在、シェア1位はアニコムですが、アニコムは保険料は比較的高めと言われています。まず、次のチャートを見て下さい。
これは、昨年度オリコンが実施したペット保険の満足度ランキングより、アニコムとアイペットを比較対象したものです。
保険料以外の項目でアニコムがアイペットをリードしていますね。では、もう一つ、チャートを示します。
こちらも同じオリコンより、保険摘要内容と種類別に区分けしたものです。目立つのは、通院と猫でアニコムが差をつけています。
オリコンの満足度比較サイトはこちら→オリコン ペット保険比較
オリコンによれば、アニコムは、加入手続きと保険金の項目で1位、アイペットは付帯サービスのみ3位です。そして、総合でベスト5となると、1位ペットメディカルサポート、2位アクサダイレクト、3位アニコム、4位ペット&ファミリー少額短期保険、5位アイペットとなっています。
ここでアニコムとアイペットの強みをあげてみると、
アニコム①連携病院では、会員証を提示すれば、支払い率の負担割合のみの支払いでOK(人間の健康保険のように使える、窓口精算)、②契約動物病院数が全国で6,000以上(ペット保険のうち最多)、③犬・猫は7歳11ヶ月までに加入すれば終身(小動物は3歳11ヶ月までなら終身)、④子会社に先進医療研究所があり、また自社で獣医師を雇用しており、検査データ等を用いた治療・予防に対する情報提供が受けられる、などです。
アイペット①アニコムと同じ会員証提示で窓口精算可能、②手術特化型の保険は負担率90%、③「うちの子」の年齢等に応じて選べるの選択肢が多い、③WEBで加入手続きが簡単(過去3年新規ネット加入率No1、猫の保険加入率No1の実績)などです。
さらに、実際にペットショップを回って提携及び契約状況を確認してみました。
結果は、コジマ:ペット&ファミリー少額保険と契約、小動物はアニコム100%、ペットワールドアミーゴ:アニコム80%、アイペット20%、ジョーカー:アニコム100%。
また、アイペットの山村社長の上場記念インタビューによれば、アイペットの契約は犬はペットショップでの契約が全体の59%、猫は契約のうち、保護猫が50%を占め、ペットショップの契約よりWEB経由が断然多い、とのお話でした。
販路に関しては、ペットショップのアニコム、ネット(WEB)のアイペットという図式が浮かびます。猫の譲渡による飼育、保護猫は愛護団体等の奮闘もあって、最近は増えているようです。確かに譲渡猫は、ネットで保険契約が完結できれば便利です。
ここまで記事を書いてきて、どうも顧客満足度との相関性が・・・うまく説明できません。顧客満足度アンケートの回答者は実際に保険を使用した3,077名からの解答結果とのことですので、対象者を広げれば変わってくるかもしれませんが・・・・これは、引き続き、調べてみる必要がありそうですね。
最後に、皆様もすでにご存じかもしれませんが、楽天の保険比較サイトをご紹介しておきます。犬種、年齢を入力すれば、各社の保険がひかう一覧できる便利なサイトです。
こちらです→ 楽天ペット保険比較サイト
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