総会中は、写真撮影、録音は原則禁止されています(隠れて録音している人もいますが)。そのため記事では、文字起こしではなく、質疑を記者なりに簡潔にまとめてお届けします。
質疑に立ったのは、記者を含めて11名、内1名は二度質問をしていました。ではまずは、標題に関する質疑から。
株主A(男性):私が通っている動物病院では、当社以外の2次診療施設を紹介されることがあります。現在、競合についてはどう考えていますか?またその競合に対して当社の優位性については、どう考えていますか?
回答:民間の施設もありますが、基本的に競合は大学病院と考えています。また、大学病院は確かに医療の質は高いのですが、当日受け入れ不可など、サービスの面で当社が差別化できる要因は多いと考えています。
株主B(女性)、この方は、会社の発行済株式2%強を保有する大株主の代理だそうで、4件の質疑がありました。
①四季報では、当社は健康管理システムの導入に着手したとの記載がありますが、これは事実ですか?
回答:すでに取組を開始しています。首輪への組み込み式で健康状態を判定するシステム(機器)になる予定です。
②大阪病院の創業予定はいつですか?
回答:2020年になる予定です。
③大阪開院以降で他の地域での操業予定があれば、教えてください。
回答:現状は未定です。
④当社は、動物医療業界では最先端を行っているという自負があるいうことですが、思い上がりが過ぎるのはよくないのでは?
回答:ご指摘の通りです。謙虚に今後もさまざまなことに取り組んでいこうと思います。
株主C(男性):飼育頭数の減少、動物医療の多様化などのニーズにはどのように対応していくつもりですか?
回答:我々だからできることを目指します。どのように病気と付き合っていくかとの観点から。
株主D(男性):健康管理システムとのお話がありましたが、未病への対応はどうしていくつもりですか?
回答:積極的に医療情報雑誌等に病気のサイン、健康状態のチェックポイント等の情報を発信していきます。
首輪組み込み式のシステムといい、未病の対応といい、予防の観点からの対応も考えているようです。
株主E(男性):10年後の見込みについて伺いたい。また、現状での施設でのキャパ(収容能力)はどうですか?
回答:現状では設備のキャパには十分余裕があります。10年後ですが、海外進出も考えてみたいと思います。特にアジア方面を考えています。
海外進出とは・・・大きく出た感じですが、まずは、国内主要都市ですね。
では、次章は会社の知名度向上戦略とスタッフについてです。
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