記者は毎年参加していますが、冒頭10分、社長さんが事業に賭ける思いを熱く語られます。要約すると、
1.今後はペットの病気予防の領域に注力していきたい。
2。現状ペットショップ中心の販売チャネルに加えて、今後はブリーダー、保護犬・猫へとチャネルを広げていく。もちろん、保護犬・猫の譲渡会へも積極的に係っていきたい。
3.今後日本でのペットの販売チャネルが劇的に変化する可能性がある。日本唯一ともいえるペットショップでの生体販売は無くなるかもしれない。当社としては、その変化に対応していくつもりである・
という内容でした。販売チャネルについては、7/20付け日経新聞が、三井住友銀行の窓口でアニコム保険の販売を開始と伝えています。現在、ペット保険のシャアNo1のアニコム、他社に先手を打って色々と販売チャネルは工夫しているようです。
そして、総会は、2017年度の事業報告から中期経営計画へと進んでいきます。当然、株主との質疑も経営計画、現状を踏まえた今後という内容が中心でした。
では、ますはこの質疑から。(今回の総会では、すべて男性株主からの質疑でした)
株主A:今後、M&Aは考えていますか?また、現状の役員ですが、4名のうち社内は社長さんのみですね、これは何か理由がありますか?
回答:M&Aは現状では考えておりません。ただ、ペット関連以外の企業との提携は模索しています。現在は、光通信との提携を予定しています。また、役員の件ですが、意思決定と業務を切り離す等ガバナンスの観点からも私一人が適切と考え、そうしています。
(ペット関連以外の企業・・・・確かに、早くも銀行と提携したようです)
株主B:2017年度のBS(貸借対照表)に未収金が計上されていますが、この中身はなんですか?また、とりっぱぐれはありませんか?
回答:全てアニコム損害保険の未収金、クレジット等で、中身は契約者との未収保険料となります。今後、1ヶ月程度で回収の予定です。(社長より)これは、余談ですが、動物飼育者には、自殺者も少ないですし、(未払いの)踏み倒しも少ないですね。
株主Bさんは、別の観点からも質問されていました。その内容は、別のチャートとともに次章で。
読者コメント