これも毎年の恒例となっていますね。誤っている記述を選択する(4択)問題です。テキストをしっかり見ていれば、間違わないものばかりです。
ですが、その前に今年は、冊子と一緒にこのリーフレットが配布されました。
動物の感染症に関する注意書きです。表面は日本語と英語、裏面は中国語と韓国語で書かれています。昨今、外国人観光客が増加していることもあり、養豚、養鶏場などの畜産業を営む動物管理責任者向けの注意が主目的ですが、私達も心の片隅に留めておくべき事実だと感じました。
では、本題と参ります。
問1 某物の感染症について、誤っているものに×を1つつけましょう。
1 動物病院に来る伴侶動物の感染症は、常在最近による感染症がほとんどである。
2 シェルター等、群管理する施設で問題になる感染症は主にウィルスによるものが多い。
3 輸入時など集団輸送は動物へのストレスが高いが、壊滅的な感染症の流行を起こすことはない。
4 輸入された野生のげっ歯類は、パスツネラやレプトスピラといった病原体の保有率が高い。
問2 人獣共通感染症について、誤っているものに×を1つ付けましょう。
1 人のクリプトストリジウム症は、汚染された飲食物や糞便などから感染するが、塩素処理された水道水から感染することはない。
2 カプノサイトファーガ症は犬や猫による咬傷、掻傷から感染し、重症例では死に至ることもある。
3 トキソプラズマ症を予防するには、加熱不十分な食肉(豚肉)を食べない。トキソプラズマ陽性の猫の糞便の処理に注意する。
4 エキノコックス症の原因となる寄生虫のうち、多包条虫の幼虫は人の肝臓に帰省し、強い病原性を示す。
問3 騒音・振動について、誤っているものに×を1つ付けましょう。
1 可聴域の高感受性は、動物種により異なる。
2 犬・猫は、50kHZ以上の高周波の音にも反応する。
3 消音は、昼夜を問わず60dB以下であることが望ましい。
4 不要な振動に対して動物は不安を感じることはない。
問4 災害関連の対策について、誤っているものに×を1つ付けましょう。
1 災害時は、人命救助を優先する。
2 災害時の備蓄用品は、1日分から3日分用意すれば十分である。
3 災害に対する国の考え方は、自助・共助・公助の3つにわけられる。
4 BCP(事業継続計画)の策定に当たっては、自らの事業所の弱点を洗い出すことも重要である。
災害についての質問は、先月号で取り上げていますし、この問題、回答・解説を示すまでもありませんが、配布された解答解説は、こちら↓
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