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2019年07月号

その他株主との質疑について~その2

2019年07月11日 13:46 by K-Tamaki

大株主O氏:私は、第6位の大株主で社長さんよりも株を多く持っています。この会社の将来性を期待して買っています。先ほどから聞いていると、大阪病院の開院延期は、正解(それなりに評価できる)だと思いますが、業績予想を働き方改革で低めに見積もっているのはいただけない。これは、どこの会社でもやっていることであるから理由にならない。その前提を踏まえて業績を上げるのが社長の仕事だと思うが、どうか?

回答:おっしゃる通り、そう感じています。ただ、従業員の意識の問題も含めて考えると、今回の開示はそうせざるを得ませんでした。お金ではなく、やりがい、気分よく働ける会社にしたいのです。それを含めて考えて頂きたい。

業績予想は確かに難しいですが、これはO氏の指摘する通りでしょう。記者も言いたかったのですが、あえて避けました。さすが大株主、ズバッといきましたね。そして、こんな提案もされていました。

O氏:新しい取り組みとして、ペットの健康食を考えたらどうか?何も当社で製造しろ、というのではなく、製造・販売は別会社に委託して、健康食のノウハウのみを提供する形でいいでしょう。私が、株主になっている会社で、ファンデリーと言う会社があります。生活習慣病患者やその予備軍の方向けに健康食を宅配している会社ですが、総会でペットの健康食を提案したら、検討すると言っていた。

ファンデリー、実は、記者も株を保有していましたが、さすがに総会でこの提案はできませんでした。いや総会そのものに出席できていません。社長の回答は、検討しますとお決まりの文句でしたが、他社との業務提携、この発想をもう少し膨らませて欲しいものですね。病院を開業するのは資金面、人材面で大変、その点、他社へ上手くノウハウを提供することで、効率よく業績を上げる!!、まだ考える余裕がないのでしょうか???

とはいえ、工夫している点もあります。「プラスサイクル」、愛犬・愛猫の首につけて、一日の運動量を計測(ジャンプも計測できるようです)、健康管理に活かすという製品です(下記、同社のHPより)。これについても現状と販売目標に関する質問がありました。

 

 

回答:採用してくれている病院の数は、150程度ですが、ようやく、ここまできたという感じです。過去に試みた大手への販売は上手くいっておらず、社内に反対意見もありますが、予防につながる商品でもあり、その可能性と病院との新しい関係作りの為にも、今後も当社の取り組みとして取り扱って行きたいと思います。販売目標は、今後5年間で18万個です。協力してくれる病院は増えてきており、疾病予防のための商品として育っていってほしいと願っています。

そして、最後に社長からの次のメッセージがありました。

「私事ですが、昨年、父がガンを患い亡くなりました。何度も大病院へ通院したのですが、その際に主治医の方の心のケアを伴った対応に今でも大変感謝しています。私としては、健康になって帰ってもらいたい、うちに来てくれてよかったと思ってもらえる医療を心掛けたい、そして、忘れてはいけないものを大切にする病院として評価して頂きたいと思っています。」

その心意気やよし!、ですが、上場しているということは株主(特に大株主)からは常に業績・成長性を求められます。それに加えて人材育成と働き方改革の余波・・・難問山積みだとは思いますが、唯一上場する動物病院として、是非頑張ってもらいたいものですね。

 

 

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