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2019年08月号

次は、富士フィルムへ問い合わせ!

2019年08月13日 15:21 by K-Tamaki

6月号の記事でアニコムの再生医療への質疑を紹介しましたが、なにやら的を得ない回答・・・納得できないかった記者は、アニコムと合弁で再生医療の会社(セルトラスト社)を設立しているもう一方の富士フィルムにも問い合わせを行いました。その内容、以下の通り(原文のまま)お届けします。

記者:再生医療の分野に関して、当社はアニコムホールディングスと合弁でセルトラスト・アニマル・セラピューティクス社を設立しておりますが、 その研究の方向性と当社の関わり方(積極的に主導権とって意思決定を行っているのかetc)に関して、お聞きしたいと存じます。 と申しますのも、他社を引き合いに出して申し訳ありませんが、DSファーマアニマルヘルス社は、今月14日に犬のヘルニアを注射1本で治療する再生医療薬の販売申請を行ったことを知ったからでございます。 これに対して、セルトラスト社からは販売申請等の話は聞こえてきません。同社の方向性は、再生治療薬の新薬にかんしての治験データ取得を主目的としており、製品化は考えていないのでしょうか? 販売されてこそ、私達飼い主とペットは、その再生治療薬の恩恵を受けます。ゆえに、アニコムの株主でもある私は、本件につきお問い合わせをさせて頂く次第でございます。                                           

富士フィルム回答→ セルトラスト・アニマル・セラピューティクス社(以下、セルトラスト社)では、犬の眼疾患である難治性の乾性角結膜炎を対象に細胞を用いた治療法の有効性を確認し、本治療法を用いた 診療を2018年3月よりの先端医療の開発と診療行為を一貫して行える実用化拠点「動物再生医療センター病院」にて開始しております。 また2018年7月には、犬の難治性慢性腸症を対象とした診療も開始しております。 既存治療では効果が認められなかった難治性の疾患に対して一定の効果が認められた症例もあり、飼い主の方々からはご好評を頂いています。 両方とも犬の間葉系幹細胞を用いた細胞治療と呼ばれるもので、この治療用の細胞を準備するのに、富士フイルムグループがこれまで培ってきた高度な生産技術や品質保証技術が活用されています。 技術の他にも、事業経営においても密に連携を行っております。 現在は犬の骨折や椎間板ヘルニア等の臨床研究を進めており、随時対象疾患を拡大していきます。

この回答、アニコム担当よりは的を得てます。調べてみると、たしかに動物再生医療センター病院(神奈川県)で治療の実績がありました。回答の中で言われている、難治性慢性腸症についての治療実績がHPに記載されています。1例目は、9歳のキャバリアへの投与、ステロイドとの併用で症状が改善、とありました。

2例目が、1歳の柴犬。費用は、1例目が内視鏡検査から再生医療薬投与後の検査までの総額約50万円、2例目が総額40万円とのことです。ちょっと高額ですね。しかも1例目はアニコムからの紹介でこの治療を受けているようですが、これ、ペット保険の対象ではありませんよね。。。。やはり、私達がもう少し手軽に再生治療を受けられるには、まだまだ先のことだと実感しました。

 

 

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