フィトセラピーとは、植物を健康維持のために活用して自然治癒力を高める分野のことです。基本的な考え方は、心と身体はつながっているというもので、心をリラックスさせることで心身のバランスを高め自然治癒力を強化することを目的とします。ボリスティック療法と呼ばれ、その方法は①アロマテラピー(香による効果)、②フラワーエッセンス(植物の波動)、③メディカルハーブ(植物本体)、④フィトケミカルクッキング(植物本体:いわゆる薬膳療法と同じ)に区分されるそうです。
そして、身近にある植物を使ってできるということで、まず紹介された植物がこれです。カモミール!
カモミールティーですね。カモミールには、抗酸化作用、鎮静作用、鎮痙作用、消化促進作用、止痒作用、鎮痛作用、抗アレルギー作用などがあるとのことです。メンタル面では、緊張緩和、パニック防止、イライラ、癇癪持ち、ストレス軽減、不眠症などのへ効果があり、身体面では、アレルギーや下痢などの不快な症状の緩和、消化機能促進、持病のサポート、予防、エジングケアなどにも効果があります。さらに驚くことに、胃痛にも効き小型犬に多い気管虚脱(多くは僧房弁閉鎖不全症によるものですが)の予防効果もあるとのことです。そして、ペットにも最近増えているガン、末期ガンに対するターミナルケアでも、ガンの痛み苦しみを和らげる効果があり、苦しみの少ない看取りを経験するとペットロスになりにくい、など飼い主への効果も期待できるとのことです。
このカモミールティ、作り方は、植物の柔らかい部分(花、葉、茎)などから水溶性成分を抽出する方法を取ります。①1~3g(小さじ0.5杯~大匙1杯)のハーブをマグカップやポットに入れて沸騰したお湯200mlを注ぐ、②ふたをして2~3分浸出させる、③茶こしなどで濾す、これで簡単に自宅でもできるとのこと。但し、マグカップなどは化学変化を受けない材質のものを使うべし、とのことでした。
他に私たちの身近にある植物で、セイタカアワダチソウ草、これなども抗アレルギーの薬草でアトピーなどに効果があるとのことです。
では、次章はどうやって使うか?、についてです。
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