使い方は、①内服(飲ませる)、②外用(有効成分を皮膚から浸透させる)です。但し、猫の場合、人間や犬と肝臓の機能が異なるので、植物性成分やアルコールは分解できず肝臓に蓄積されてしまい病気(最悪の場合は死亡)の原因となるので注意が必要とのことでした。
では、加藤先生お勧めの方法をご紹介します。まず、ハーブティの飲ませ方です。基本は、①1日何回かに分けて飲ませる、②直接飲ませてもOK、お皿やシリンジで。、③直接飲まない場合は水やご飯に混ぜる、そして、与える量の目安ですが、いずれも一日に、1、小型犬:小さじ2杯、2.中型犬:大さじ1杯、3.大型犬:大さじ2杯、4.猫:小さじ1~2杯、とのことです。但し、くれぐれも過剰投与には注意してくださいとのことでした。特に猫ちゃんには!そして、ハーブの抽出(前章)については、必ず蓋をして行うこと、化学変化を受けない材質のものを使うことを忘れないように!、とのことです。
もう一つのお薦め、ラベンダー!その性質は、水にも溶けやすく、猫ちゃんにも比較的安全とのことです。
では、外用(薬)としての使用ですが、これはお勧めなのが肢浴(いわゆる足湯)、特にワンちゃんがお散歩から帰宅時に足を洗うのも兼ねて行うと一石二鳥!先生の愛犬も実践していたようです。
(もちろん、ここまで洗わなくても・・いいですよね)
ここで、使えるものは自前のハーブティに加えて、市販のエッセンシャルオイル、芳香蒸留水などもありますが、エッセンシャルオイルは猫ちゃんには使用不可、芳香性蒸留水も3~5倍に薄める場合のみ使用可とのことでした。目安は、①エッセンシャルオイル:1)小型犬:1滴、2)中・大型犬:2~3滴、猫はNG、②芳香性蒸留水:1)小型犬:大さじ2、2)中・大型犬:大さじ2~4、猫は大さじ2(ただし薄めがベスト)、③ハーブティ:1)小型犬:50ml、2)中・大型犬:100ml、猫50ml、とのことです。
この肢浴(足湯)、有効性成分を皮膚から浸透させることで、皮膚疾患、痛みの緩和、冷えの予防に効果があるそうなので、飲ませるのは心配と言う方も是非試してみてください。そして何より、これ人間にも使えますよね。ペットと一緒に使える、一緒にリラックスできる、いい気分転換になることでしょう。
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