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2020年01月号

検証:株式累投とミニ株

2020年01月27日 12:26 by K-Tamaki
2020年01月27日 12:26 by K-Tamaki

 

投資において、最強の方法は、長期、積立、分散、だと言われています。そこで、記者も実践していたミニ株投資と株式累投の投資手段でペット関連銘柄に投資した場合の直近2年間のパフォーマンスを検証してみることにします。

表は、「ペット投資信託」として今まで上げた10銘柄をパックで買ったと仮定したものです。もちろん、個別のパフォーマンスも重視。(実際、投信は一定期間ごとに個別の状況をみて銘柄入れ替えを行っています)

株式累投では、毎月1万円ずつ積み立て(月末の終値で買い)、ミニ株では単元株の10分の1を購入(同じく月末終値)、その投資合計額と利回り(投資効率)を計算して一覧にしてみました。本来、ミニ株は買付タイミングを自分で判断可能な商品ですが、この表では、便宜上、累投と同日としてあります。また、売買手数料は考慮していません。

結果は、2年間では投信本体でも個別でも利回りは大差はありませんが、投資金額に見合うリターンを考えると累投の手法の方が安全といえるでしょう。ただし、これは2年間限定の積み立て投資を検証した結果にすぎず、5年、10年と長期継続すれば、違った結果となることでしょう。株主優待投資で有名な桐谷さんは、こうおっしゃってます。「私は、悪材料が出て下がったときのみ株を買い、長期で保有します。しっかりした会社なら(ゆえに大型株を選ぶことが多いそうです)、いずれ必ず盛り返すしはずですから。」と。

記者は、今まで自分で買いのタイミングを計れるミニ株でよく購入していましたが、ここ2年間は、「下がったら・・ここはまだ底ではない、と見送り・・・上がってきてから(底を確認してから)買い。」と毎日観察していたのですが、かえって上手く買えないばかりか、精神的にも疲れました。この失敗をいかして、今後は累投でコツコツ、積み立て投資を行っていこうかと考えています。

長期でコツコツ(積立)、この方法は、その国の経済が成長を維持していることが前提になります。日本は、低成長ですが、まだマイナスにはなっていません。この状況下では、どの分野が今後成長を維持できるのか見極めることができれば、その分野に投資することで、「長期でコツコツ投資」は報われるはずです。ペット関連、間違いなくその1つだと記者は考えています。

ご参考までに、累投は、ほとんどの証券会社で扱っているはずですが、中には証券会社によっては対象になっていない銘柄(会社)もあります。例えば、野村では、アイペット、日本動物高度医療センター、アレンザは対象外で、大和では、アニコムのみが対象外です。

 

 

 

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