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2020年07月号

質疑応答より、

2020年07月08日 12:00 by K-Tamaki
2020年07月08日 12:00 by K-Tamaki

質疑でもやはり最初は、この話題でした。

回答は、それぞれ担当の役員等が答え、社長さんが補足するという形式で行っていました。

株主A:Stayアニコムの現状について教えて下さい。

回答:現在は、犬10頭、猫5匹、ウサギなどを含めて20数頭のあ預かりをしています。また自宅訪問でハムスターのお世話をしています。

株主A:動物のコロナ対策はどうなっていますか?

回答:コロナは感染症なので、免疫力のケアが重要と考え腸内フローラの分析サービスを行っています。腸内フローラの乱れをサプリ等の使用により改善して、腸内環境の改善により免疫力を高めるということです。

株主A:教育について今後具体的にやって行きたいスケジュールはありますか?

回答:DNAの中には、性格遺伝子も含まれています。まずは、この性格遺伝子をみて飼い主が希望する性格の子供を提供できるようにします。そして、ブリーダーの所に居る時から子犬(仔猫)の躾・教育をおこなっていきます。私達の会社には、チームスピーシーズ(ワンちゃんチーム、猫ちゃんチームがあるそうです)という飼育経験者の集まりがあり、定期的にお役立ち情報の発信やセミナーを行っていきます。

次は記者の出番です。

記者:2号議案、取締役の選任についてですが、昨年度は社長さん(小森氏)のみ社内で後は社外役員3名でしたが、今年度は、社内より百瀬氏、亀井氏を加え、社外4名と合わせて7名となっていますが、これは?

回答:アニコムとして第二創生期を迎えるにあたっての社内体制強化です。今後の事業拡大にともない(実務の)執行と経営をスムーズに繋ぐためにも必要と考えています。合わせて社外役員も1名追加して、ガバナンスの観点からも強化します。

ここで、新規参画の亀井氏、百瀬氏より一言、抱負を頂きました。

亀井氏:(元金融庁のお役人さん)今までの反省も含めて、小森(社長)の熱意を実現させることに努力していきたいですね。また自分の夢を実現させたいと思います。

百瀬氏:(小森社長とともに創業よりのメンバー)当社のお客様は大半が30~40代に女性の飼い主です。また社内も6割が女性です。ジェンダーの平等をめざし、女性の観点から経営に携われるように頑張って行きたいと考えています。

記者:今年はコロナで大変なことになっていますが、首都直下、南海トラフなどの大地震の危惧される昨今、BCPも含めた危機管理はどうお考えですか?

回答:会社の現状・特性と合わせてどこまで行えるかを分析して想定外の災害にもしっかり対応していきたいと考えています。

(社長から)ここで具体的なことを言うとコピーされるので言いたくはないのですが、命の間で助け合う、アニコム独自のネットワークを作って対応していきたいと考えています。(どうやら、自助に加え、共助の観点からの策を考えているようです。)

株主B:シムネットについてですが、社風もかなり異なると感じますが、現状、全社的にみてどんな感じですか?特需については?

回答:2月より社内から役員が出向して、シムネットの経営に参画し、情報交換を開始しています。今回の狙いは、ブリーダー経由の保険獲得であり、そのためのプラットフォーム作りにシムネットの技術はいかされています。特需についてですが、マッチングサイトそのものの需要も伸びています。

加えて、(後部に控えていたシムネットの代表より)当社はもともとはITベンチャーでした。社風としては近い部分も異なる部分もありますが、ペットと言うテーマに関して向かうべき方向は一致しているので、それぞれの強みを生かしてうまくやっていけると考えています。

株主B:知人がペットロスでうつ病になりました。(ペットとの)お別れにかんするサービスについては?

回答:(アニコムパフェの代表より)葬儀施設の総会サービスをやっています。現状、犬は10歳以上が70万頭を越え、今後も高齢化は進んでいきます。お別れに当たっては、2代目を迎えられるような(心のケアの面での)サポートをおこなっていきます。

(社長より)彼らは優しいから先に逝く、先に逝くことが愛なのです。

株主C:第二創生期とのことですが、病院経営、不動産、フード、再生医療、いろいろと事業をやってますが、どれをメインにやっていくのですか?

回答:やってみないとわからないところがありますが、ペットを中心とした健康管理を軸にやっていきたい。

(社長より)人間の世界でこれだけ手を広げてやるのは投資効率の観点から難しい。ペットに特化したからこそ、出来る。人間の病院は、厚労省のチェーンで(診療報酬等を)勝手に決められないが、当社がやるなら病院を買収、経営を刷新して、かつ標準診療を明確にする。それをベースにフード、健診などの付け加えて総合的にペットの健康管理をやっていく。

(ここまで来ると、アニコムの野望!という感じがしてきましたが・・)なかなか、今後が楽しみな質疑が聞けた気がしました。

 

 

 

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