以下の資料は、出入国在留管理庁のHPより抜粋しました。昨年4月からの外国人入国者のスキューム別内訳の速報値が示されています。
この表で、レジデンストラック:技能実習生留学生などがこの数値に集計されています。”その他”:後述しますが、これが「特段の事情」での入国許可というやつです。
一番左の欄の入国者総数、現政権に移行してから(昨年9月以降)から格段に増えています。特にビジネスでの入国を許可した(とはいえ、実際は技能実習生等がほとんどですが)昨年11月度からはいきなり倍増しています。しかも、11月から最近まで空港でのPCR検査は免除となっていました。出国の際に陰性証明(偽造されてものもあると聞きます)さえあればOK。待機要請、公共交通機関を使用しないとの要請も強制力はありません。これでは、年末年始にかけて感染爆発となる訳です。明らかに、今回の第三波の要因の一つはこの水際対策の失敗と言えるでしょう!2月に入ってから徐々に感染者数(陽性者数)が減少しているのもその証左でしょう。
そして、さらに驚くのは全面入国禁止したはずの1月22日以降も「特段の事情」とやらでの入国を許可していることです。31日の10日間で5,180名が入国しています。この「特段の事情」というのは、(一例を挙げると)人道的見地から外国人が母国の親族等の葬儀に参加してからの再入国、日本の病院で検査、手術など疾病の治療をするための入国・再入国などを認めるというものです。(他にも要件はいろいろと追加されています)
緊急事態宣言下、私たちは病院への見舞いにも葬儀にも参列できません。なのに外国人は・・・なにが人道的見地から・・ですか!!逆差別もいい加減にしてもらいたいものです!
2月10日、たまたま衆議院予算委の国会質疑をみました。そこで始めて、国民民主党の山尾議員がこの水際対策について質問していました。大臣の答弁を聞いていると、(22日以降の入国者は)駆け込み入国だとか、とってつけたような言い訳ばかりで、一時速記を止めるなど右往左往していた感があります。触れられたくない議題なのでしょう!!
他にも今回の感染爆発の要因としては、民間のPCR検査は精度が低く、風邪でも陽性反応を示すことも(記者主治医にも確認しました。民間の検査は受けないようにと言われました)あげられます。特に東京の数値には、民間の検査実施施設が地方から依頼された検体で陽性を示したものも集計されているとのことです。(もしかしたら、東京と在住地で二重計上?)
さらに、厚生労働省は通達で「コロナに感染した患者が死亡した場合には、(その死因が何であろうとも)すべてコロナの死者としてカウントすること」と推奨しているようです。(実際に書面を確認した某区議会議員からの情報)
緊急事態宣言で私たちに自粛、時短営業を要請するのなら、さらに従わない場合は罰則を科すつもりなら、政府はまず正確な情報を提示してから議論するべきでしょう!!それが出来ないなら、国会質疑を行った大臣たち(法務、厚労、経済再生、外務)、それに加えて国交大臣、そして全責任を取って首相も即刻辞任してもらいたいものです。さすがに国民を馬鹿にしすぎています!
コロナに限らず感染症は命に関わる問題です。政府、主要メディアがこれらの情報を正確に伝えない(伝えるつもりもない)現状、私も可能なかぎり確認できた事実を伝えていきたいと思っています。
読者コメント