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2021年02月号

ワクチンについて

2021年02月14日 16:00 by K-Tamaki

コロナワクチン、打つべきかやめるべきか?迷っている方は多いと思います。そこで現在接種が始まっている欧米からの指針を簡単にまとめてお伝えします。

まずは米国CDCのQ&Aより、①ワクチンを打ったらコロナに罹ることはないのか?->ない、但し発熱などの副反応は有り。②既に感染、そして治癒したが再度ワクチンは打つべきか-> 治癒後90日以上経過していたら打つべき、③遺伝子、DNAが変異することはないのか->mRNAは遺伝子、DNAの核には入らない、また相互作用もなく変異することはない、④ワクチンを打ったらPCR検査は陽性になる?->陽性になることはない、但し抗原検査は陽性になることもあり得る、とのことです。

そして、ワクチン接種の可否の指針は、①他のワクチン(一回目のコロナワクチンの接種を含む)で重度のアナフィラキシーショックなどを呈した方は打てない、②他のワクチンで軽度のアレルギー反応を呈した方は、接種後30分の経過観察を要する(通常は15分の経過観察)、ワクチン接種後にほとんどの方は5分前後で何らかの反応があるようです。それが重篤なものか、また軽度で数日で軽快するようなものかを見極めるために通常15分程度の経過観察時間をもうけているようです。

アレルギーをお持ちの方も多いと思いますが、ペニシリン、卵、ペットの毛、ハウスダスト、様々な食品アレルギーなどがあっても接種は可能とされています。さらに、高血圧、喘息などの持病があっても、それが薬等で適切に管理されていれば(病状が安定していれば)接種可能とされています。かなり許容範囲が広いです。但し、15歳以下は不可とされていますが。

 では、気になるアナフィラキシーショック(重度のアレルギー反応)の頻度についてですが、ファイザーは189万人に接種して、11.1人。モデルナは530万人中29人との報告がありました。但しインフルエンザワクチンが100万人接種で1.3人と言うことを考慮すれば、やはりインフルエンザワクチンよりリスクは高いと言えるでしょう。

現在、主流となっているのはファイザーとモデルナ、ともにmRNA(メッセンジャーRNA)という遺伝子組み換えタイプのワクチンです。モデルナ社の声明によれば、現在確認されている変異種、英国型、南ア型、そしてブラジル型の3種に対して英国型では現状と同じ90%以上の有効率であるが、南ア型にはその効力は1/6に低下するとのことです。そして、南ア型、ブラジル型などの変異種に対しても有効なブースターワクチンの開発に着手、数ヶ月後には治験開始と(同声明で)述べています。但し、現状でも南ア型に対する効力は低下するも(ワクチン接種で)免疫機能は活性化されるので全く効果はないとは言えないとも述べています。やはり、ワクチンと変異種のイタチごっこが始りました。

さらにモデルナはワクチンの成分も開示していました。(医師にも確認しましたが)気になるのは、①ポリエチレングリコール(基本的に無毒で様々な製品に使用されている。医学的にはDNA導入、細胞融合にも使用)、②ポリソルベート(水と油など本来混ざらないものを混ぜる乳化剤として使用)です。私たちの身近なものでは、前者は歯磨き、シャンプー、化粧品など、後者はスキンケア、メイキャップ製品、クリームなどに含まれています。これらの製品で過去にアレルギー反応等があった方は、念のためmRNAワクチンは打たない方が無難かもしれません。CDCは、DNAの細胞核には入らないと言ってはいますが、何せ人類初の遺伝子組み換えワクチンですから。

ファイザー社のワクチンが日本にも到着しましたが、私たち一般人に回ってくるのはおそらく半年以上先でしょう。その間にワクチンの効力を見極める時間が十分にありそうです。ワクチン接種を決心するのは、それからでも遅くはありません。今は様子見でいいと思います。

そして、ワクチンとは異なりますが抗体治療、コロナからの回復者血漿を使った治療の有効性も確認されています。これは米国イーライリリー社からプレスリリースがありました。現在、治験を開始したばかりですが、コロナに罹患した初期に投与すれば80%以上の効果があり、またワクチンと同等の感染予防効果を発揮したとのことです。(詳細は確認中)

 

 

血漿投与というと、このイラストのようなイメージですが、経口投与、抗体カクテルという話も耳にしました。現在、詳細を調査中ですので、まだ確定情報としてはお伝えできないのですが、この抗体療法が確立されればワクチンよりも安全な予防ができる可能性があります。続報をお待ちください!

 

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