通常、総会への案内として招集通知が送られてきます。その中に、インターネット株主総会への出席方法と案内が同封されていました。まずは、指定の期日までに事前登録が必要となります(今回、来場予定者も事前登録が必要)。
またイオンのWEBサイトにアクセス、案内に記載されている視聴コードを入力すれば事前登録をおこなわなくともライブ中継での視聴は可能です。
これが質疑応答用の質問入力画面、
議決権行使には、この画面です。
これらの画面で必要事項を入力の上総会参加出来ます。
総合議事進行役のイオン会長岡田氏、
報告事項や議題の説明を通常通り行っています。都度、タイムリーに画面が切り替わり、ここまでは会場にいるよりネットでのほうが見やすい感じです。
この後、総会のメインとも言える質疑応答ですが、イオンは①事前質問への回答、②会場来場者からの質問への回答、③ネットで出席の株主からの質問への回答と3つに分けていました。
事前質問事項は5つにまとめられ、会場からは4名、そしてネットでは2名からの質問に対して回答しておりました。事前質問事項では圧倒的にコロナへの対策、対応に関してが最も多く、他には政府が推し進めるカーボンニュートラルへの対応についてや株主優待への改善案などもありました。イオンはワクチン接種に会場を提供するなどコロナ禍での貢献もあります。株主から感謝と応援のメッセージもたくさん届いていたようですね。
女性活躍の場を!、ということで4番目に紹介された意見がこれです。質問内容は簡潔にまとめられて画面に映され、それに対する各役員や担当から回答が伝えられました。
会場とネットでの質疑を少し紹介しますと、
株主A((会場):以前にオリジン東秀を子会社化した際に、全ての株を買い上げてはおらず一部少数株主が依然として存在している状態になっているが、これはどう認識しているか?
回答:少数株主の存在は会社も認識している。今後、何らかに対応をとっていきたい。
XX県在住のB氏からの質問(ネット):昨今、国際社会でウィグル人権問題で新疆綿取引などの問題があったが、当社はそれに関して調査しているか、また実際に取引しているのか?
回答:現地の綿工場とは取引はありません。またユニクロなどで問題となった組織との係わりもありません。
などの質疑がありました。
ネットでの参加では質疑の機会はあまり得られないかもしれませんが、90分あまりの総会、コーヒー片手にリラックスして参加できるのもいいですね。
「コロナ禍でのペットブームで飼ったはいいが、こんなはずでは・・・とペットを返品してくる客がいる。」時々ニュースでこんな話題を見ます。
ペットショップを傘下にもつ企業には実際の事例と対処方法を聞きたかった記者ですが、それはまたの機会としましょう。
それでは、次号も引き続きペット関連企業の総会情報をお届けします。
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