次は、ペットフードのエコートレーディングに質問をぶつけてみました。同社はペットショップ運営には携わっていないので、質問は災害時のBCP(緊急事業継続計画)と災害用ペットフードについて、としました。
今年は有感地震も多く、ましてやコロナ禍ともなれば災害時のBCPは必須と言えます。以下、質問と回答を原文のまま記載します。
1)本年は地震の当たり年のような感がありますが、改めて当社のBCPの策定状況についてご教示ください。
【回答】→ 当社では今後発生が危惧される大規模災害に対する基本計画を中心とした「エコートレーディンググループ事業継続計画書」を作成しており、当社グループの全従業員に周知しております。また、危機管理の一環として異常事態・大規模地震発生時の社員行動要領を記した「企業行動規範」を全従業員に配布し、更に、災害時における安否確認サービスを導入したことで、有事への対応を図っております。また、ホストコンピューターは、免震性と独自電源をもつ外部の建物内へ移設をすませております。
2)以前に災害用ペットフードの有無、開発予定に関しておたずねしたことがありますが、再度おたずねします。 災害時備蓄用に長期保存可能なペットフードの開発は当社の利益に資すると確信するものでもあり是非検討願いたいと存じます。当社単独での開発が困難であれば、冷凍技術等を持つ他事業会社との提携で行うなどのお考えはございますでしょうか?
【回答】→ 申し訳ございませんが、現時点では災害時備蓄用のペットフードの開発は考えておりません。費用対効果で考えて、メリットがあるようであれば、検討したいと考えております。
危機管理の模範的な回答ですが、コロナについては明言していません。これは、「企業行動規範」に含まれていることを期待しましょう。そして、災害備蓄用ペットフードについては、残念ながら考えていないとのことでした。これ、ニーズはあるでしょうし、企業イメージ向上にも一役買うはずですが・・・また、費用対効果でのメリットがあれば、ではなく、それこそ考えて工夫をして実行すべきだと思うのは記者だけでしょうか?この提案は2度目です。残念ながら同社では実現しそうにないので、どこか他社へ持ちかけてみるとしましょう。
次回は、日本動物高度医療センターとアニコムのリポートをお届けする予定です。(両社の総会へは出席予定)
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