EduPet

2022年11月号 vol.2

ペットフードのペットゴーとエコートレーディング

2022年11月21日 10:17 by K-Tamaki
2022年11月21日 10:17 by K-Tamaki

次は8月号でも取り上げたペットゴーです。今回の中間決算で経常利益が対計画比+116.5%に伸びました。半期で既に年間計画の倍を稼いだことになります。

直近の上場であるため対前年比較は公表されていませんが、通期計画では、売上10,442百万円(対前年比+8.2%)、経常164百万円(同7.8%)です。半期の売上は5,003百万円、売上は対計画比で5割に届いておりません。今回の発表では、決済方法の選択肢を増やした事が奏功し、自社サイトの購入者が増加したことを経常増の理由にあげていますが、売上増加に比してあまりにも経常のレベルが違っています。少し同社の予算策定方法に疑問を抱かざるを得ませんが・・・今後の成長が期待できる事は確かです。チャートを見てみましょう。

決算発表後に900円台からストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)を交えて2日間で1,188円まで急騰しました。その後、再度942円まで下落後、18日は1,106円まで戻して終わっています。

4月の上場後に人気化した同社株、いっきに1,448円まで買い上げられましたが、その後の下落でしこりを作ってしまいました。これは新規上場株でよくあるパターンです。上場直後に購入した投資家が買値近辺まで戻ったことで、やれやれの処分売りを出したとも言われていることです。記者は900円台で買った株をこの上昇で売却、再度900円台で買い直しました。今後は、900円台あれば買いでいいでしょう。万が一、上場時の高値を抜けて行くのなら、チャートでいうしこりのない上昇基調に転換しますので追加購入を考えます。

今回、同社は通期予想を修正していません。間違いなく次回の決算発表で通期も上方修正するはずです。今回の急騰はそれを見越して反応したもの。次回の決算で、あるいはそれまでに上場来高値1,448円を抜けるか否か、どの程度の上方修正を行うかはチェックすべきですが、同社は療法食に独自の強みを持つ会社、この点では優位性があります。引き続き投資対象としても魅力はあると考えます。

次は、同じペットフードのカテゴリーに属するエコートレーディングです。

中間決算は売上+1.5%、経常+41.1%、進捗率は+83.5%です。(今後全て対前年比、進捗率は対計画比の表示です)通期計画では、売上94,700百万円(+3%), 経常497百万円(+4%)を見込んでいました。半期実績は売上47,080百万円でほぼ予測通り、経常は415百万円ですが、今後の輸入物価および物流費の高騰を見込んでいるためか、通期は上方修正しておりません。

チャートでも前回の高値までは戻っておらず、確かに今後の円相場の推移などの不確実性が影をおとしているようです。同社は下方修正の常習犯のイメージが記者にはありますが、今回はペット産業への追い風もあり、またこの進捗率ですから赤字転落ということはないでしょう。安定的に500円から600円くらいのボックス圏で推移するはずです。

上記2社の比較では、ペットの高齢化を考慮すると療法食などに独自の強みを持つペットゴーに今後の期待大と思います。

 

関連記事

アイペットとアニコム

2022年11月号 vol.2

日本動物高度医療センター、アレンザとバロー

2022年11月号 vol.2

ユニチャームとイオン

2022年11月号 vol.2

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2022年11月号

前月号ではコロナの人から犬猫への感染、猫同士での感染というリポートについて取り…

2022年10月号

アルファ株が流行しだした頃、犬もコロナに感染か?、という記事を目にしたことがあ…

2022年09月号

今年は世界各地で自然災害が多発しています。日本も本格的な台風シーズンに突入、シ…