では、企業規模からは2番手の成長予備軍といきましょう。
1 エコートレーディング
639円(12/31/21)、699円(1/13/23、109%)
ペットフード専門の同社、過去は下方修正の常連でしたが前期あたりからコロナ渦におけるペットブームの恩恵を享受して業績は好調です。株価も年明けから回復、20日は昨年来高値の760円まで上昇しました。1月11日発表の第3四半期決算では経常対前縁比142.6%、進捗率86.6%です。さらに通期業績を上方修正、配当も13円へと増配(前期末は12円)しました。通期での配当は24円(前期22円)となります。記者は数年間、同社に問い合わせをしたりしていますが、今回の業績は本物のようですね。ちなみに、よく災害用ペットフードの開発をお願いしているのですが、なかなか実現しません。他の株主や顧客からの要望が多ければ実現するかもしれませんが・・・これ、きっと今後の同社の成長に寄与するはずなのですが。
今年度は一番の出世株になりましたが、過去の下方修正の常連であった記憶がありますので、4月中旬以降に発表される決算内容をみて継続保有か否かを決めたいと思っています。(2月末まで下げれば買い増しでもよいかも?)
2 アレンザ 1,089円(12/31/21)、1,004円(1/13/23、92%)
ペットショップ運営会社を傘下に持つ同社、1月10日発表の第3四半期決算は経常対前年比△21.7%、進捗率68.7%とあまりよくありません。同社は一昨年のペットブームの反動を見越して経常を微増益と計画しています。しかし、この進捗では達成困難と言わざるを得ないでしょう。しかし、朗報もあります。19日、自社株買いを発表しました。1月20日から2月17日までの間に78百万円相当を市場で買付けるというものです。今後の株価の下支えにはなることでしょう。配当は期末19円(前期18円)、通期では38円(同36円)です。株主還元の姿勢も感じられ、さらには災害時の自治体への物品供給の契約を結んだことも評価できます。記者としては今後も株主でいたい会社の一つです。
3 カクヤス 1,460円(12/31/21)、1,325円(1/13/23、91%)
2年前に家庭用ペット用品販売に参入した同社、本来の主たる事業は業務用の酒類等の販売でした。コロナ渦の影響をもろに受けて11月11日発表の第2四半期決算へは688百万円の経常赤字(昨年同期は2,357百万円の大赤字)。赤字幅は縮小していますが、それでもペット用販売参入が評価されてか?、日経並のパフォーマンスでした。配当は中間10円ですが、3月期末は未定です。11日に発表した売上実績ですが、今期累計で業務用は対前年比85.5%、家庭用は同116.7%、合算では94.5%の減収となっています。ペット用品販売は奏功しているようですが、まだまだその規模は小さく、これからというところでしょう。2月13日発表予定の第3四半期決算を見極めたいところです。
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