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2023年02月号

ペット関連株個別コメント その1

2023年02月24日 10:06 by K-Tamaki
2023年02月24日 10:06 by K-Tamaki

先月号の記載にあわせて昨年末から直近(2/22)までのチャートを参考にまとめていくことにします。

以下の株価チャートは岩井コスモネットから条件設定で作成しました。初心者向けですが、今回は株価チャートの基本的な見方から記載しますので参考にしてください(既にチャートに精通している方は簡単過ぎるので読み飛ばしてください)

株価チャート見方:

①日々の値動きはローソク足で示します。赤:終値が始値より高い陽線 青:終値が始値より安い陰線といい、陽線が続く場合は上昇の勢いがあり、陰線ならば売り圧力が強い。少なくとも3日陽線が続く(3陽連)か5日以上続く(5陽連)とかなり上昇の勢いがあるといえるでしょう。5(3)陽連は底値からの反騰、5(3)陰連は天井圏でよく出る足と言われています。

ローソク足の実態より上下に伸びた線の部分は”ひげ”といい、上ひげ(上に長く伸びた線)がある陰線の場合は寄り付きから買われるも売りが多く出て失速、売り圧力が強いことを示す。反対に下ひげが長い場合は買い戻す勢いが強く、株価が目先の底値となる事が多い。陽線の上ひげは天井圏でよく出る足といわれ、下ヒゲはまだ上昇の勢いがある事を示します。

移動平均線について、オレンジ:25日移動平均は25日間の平均売買コスト、黄色:5日移動平均は5日間の平均コストを示します。株価が上昇基調にある場合には5日、25日線とも右肩上がり、反対に下落基調の場合は右肩下がりとなります。

 5日線が25日線を下から上に突き抜ける事をゴールデンクロスといい上昇転換のサイン、反対に上から下に抜けるのはデッドクロスといい下落転換のサインと言われます。

一般的に1ヶ月程度の予想には5日線と25日線、ローソク足の動きを組み合わせてみます。これが3ヶ月、半年など中期の場合は75日移動平均や13週平均、26週平均などと組みあわせて、長期の場合は月次移動平均、年次移動平均と同期間のローソク足を組みあわせます。さらに5日線、25日線と株価の乖離率を意識してみれれば、まずは十分でしょう。

では、早速イオンからみてみましょう。

1 イオン 2,570.5円(2/22終値) 期間中の戻り高値 2,674円(2/14)

 

5日線、25日線とも下降を続ける下落基調の典型例です。前月号でも1/13の決算発表で進捗率を嫌気した売りと書きました。その後さらに売られましたが、18,19日で陽線が連続して株価も5日線の上へと浮上しました。25日線から5日線、株価とも下方乖離が大きいこと、連続陽線、この2つで記者は買いと判断。その後2月末の決算権利取りを意識して順調に戻していきました(戻り高値14日)。そして25日線も下落基調から横ばい上昇へと転換、ここまでは予測通りでしたが、20日からまた下落。NY大幅安の影響をうけた日経の下げも手伝って22日でデッドクロスとなってしまいました。権利取り最終日となる24日に25日線(2,620円あたり)を一気に超えてくれれば別ですが、目先は1/19の安値2,480円あたりまで下げることになりそうです(どうやら記者の買いは失敗?)。3月上旬までにそのあたりで下げ止まれば、2番底となりその後は上昇に転ずると予想します。

業績面のニュースでは、2/10に傘下の全店の1月度対前年売上比較を発表しています。ミニストップ(96%)を除けば全ての連結子会社で102~110%程度の増収です。経常の進捗率が低いので100%買いとは言えませんが、今後のコロナ終息による売上の安定推移も見込めます。3月上旬にかけてNY、日経ともに暴落、それにつられて2,480円も大幅に下回る可能性もあるかもしれませんが、ここからは下落すれば買ってもいいところでしょう。

では、同様の見方で次章からユニチャーム、などをみていくとしましょう。

 

 

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