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2023年04月号

ペット関連企業情報 個別一口コメント その1

2023年04月09日 12:39 by K-Tamaki
2023年04月09日 12:39 by K-Tamaki

まずは本誌一押し(?)のこの企業、ペットゴーからです。

4/7終値 1,502円 

こちらが今年になってからの株価チャートです。

前月号で安くなったところは買いで!、とお伝えしました。3/16安値から一気に駆け上がり、3/20ついに上場初日につけた高値をぬいて29日には1,768円まで上昇しました。その後、利益確定売りで一服していますが、ここは中長期でまた買い場だと思います。

3/28日、従業員持ち株会の設立を発表、役員は一口1万円から99口を上限に、従業員は同千円から30口を上限に積み立て投資が可能というリリースがありました。従業員持ち株会は定期的に購入するため、株価の下支え要因の一つとなります。29日はこれを好感したのでしょう。一気に上場来の高値です。持ち株会は7月より(おそらく末日)買い付けを開始するとのことです。

次回の決算発表は5/15、23年3月期の本決算と24年の見通しを発表します。24年決算予測、これが一番重要です。来期以降も増益基調が示されれば、投資は継続で数年先に報われるはずです。

ちなみに記者のよくやる投資方法は、必ず2単元(200株)以上を数回に分けて買付けます。そして理想的なのは株価が倍になったところで半分を売却、そうすれば残りは実質無料の株券です。これなら経済危機が来ても無視、数年、数十年間安心して保有し続けられます。まあ、現実はなかなかそう上手くいきませんが、同社株に限っては数回売り買いを繰り返して、実質無料の単元株(100株、平均購入額11万)をNISAで保有する事に成功しました。久々に十年単位で継続保有で楽しめる株となりました。あまり参考にはならないかもしれませんが、こんな方法もあるということで・・・

2 日本動物高度医療センター 1,815円

同社については特段新しいニュースはありません。株価も横ばいです。ペットゴーと違って記者は含み損のままですが、別の意味で長期継続保有中です。

3 アニコム 516円

IR、リリースは充実した会社なのですが、本当に株価は冴えません。3/23、東京日動火災保険株式会社との資本教務提携を発表、23年3月期の正味保険料収支も46,202百万円(11ヶ月実績、前年同期43,204百万円)で対前年比+7.4%です。それでも3/23には482円まで売られる始末・・厳しい展開が続いています。

話は変わりますが、先日プライム上場の会社でダイセキ環境ソリューションという会社がプライム市場からスタンダードへの市場変更(実質格下げ)を発表しました。東証は、2025年までに株主数、流動性(市場で売買される取引量)、時価総額(株価x発行済株数)などの一定の基準を満たさなければ、猶予期間を経た後上場廃止する旨通達しています。同社は、基準に抵触する前に自ら市場変更を選択、そして5年後に再度プライム市場を目指す決定をしたのです。昨年、プライム市場を選択した会社で本来はスタンダード市場であるべき会社が多数あると予想され、今後も同社のような選択を行う会社は増えてくると予想されます(無理をした結果、上場廃止では目もあてられない)。

話をアニコムに戻しましょう。アニコムも実は基準に抵触する可能性があると記者は考えています。上場維持のための改善策をどのように考えているのか、またはアイペットのように保険会社によるTOBの可能性は?、このあたりを今後は調べる必要がありそうです。本件については、また新しいニュースなどありましたらお届けします。

 

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