では、次はエコートレーディングと参りましょう。4/7 827円
4/7決算を発表しました。23年2月期売上96,955百万円(対前年比+5.5%)、経常879百万円(同87.4%)。対計画比は通年で若干未達のようですが、来期の予測は売上100,800百万円(+4.0%)、経常954百万円(+6.4%)と発表しています。上半期は売上50,000百万円(+6.2%)、経常524百万円(+26.3%)と見積もっていまあす。また、下半期はプロモーション費用増や新規チャンネル開拓の費用を見積もっているため若干弱めの予想しているようです。同社にしては保守的な予測と言えます。チャートがこちら。
米銀行破綻による金融不安が一段落した後、4/3に910円の高値をつけました。その後利益確定売りに押れていますが、決算発表をうけた夜間取引では831円と若干反発、この決算予測は少なくともマイナス評価ではありません(夜間取引はマイナスの評価だけは正直にでます)。
さらに、東証は3/31付けで正式にPBR(株価純資産倍率)1倍割れのプライム、スタンダード上場会社へ是正措置依頼を送付しました。同社は4/7終値でPBR0.54倍です。利益成長が続き、自社株買いの発表があればここから株価倍増も期待できます。(今回の発表が夜間取引でさほど評価されていないのは自社株買いの発表がなかったためと推測)
ちなみに記者は3月末で保有株の半分を800円台後半で売却、残りは継続保有中です(実質ただの株券とまではいきませんが、再度安いところを購入予定)。
2 アレンザ 967円
3/28、新規に四国徳島県へのペットショップ2店の出店を発表しました。同社は四国地方は比較的手薄であったため今後の展開に期待というところでしょうか。また、4/7に3月の売上について客数対前年同月比△5.9%、客単価+5.4%、売上高△0.8%と発表しています。
3 カクヤス 1,349円価はほぼ横ばいです。
4/7、3月単月の売上対前年比の数値を発表しています。業務用△2.2%、家庭用+14.4%、合計+2.8%ですが、コロナ騒ぎが一段落したことにより第3四半期実績では売上対前年比+35.9%まで回復しているとのことです。ペット用品は家庭用の範疇であり、今後は本業の業務用酒類販売が回復すれば、さほど重要視されないかもしれません。是非こちらも継続的に力をいれて頂きたいものです。
4 イオン 2,528.5円 株価はほぼ横ばいです。
3/22、600億円の既存借入の借換えを発表しています。本件はそれほど株価に影響はなさそうなため詳細は割愛させて頂きます。イオンについては本決算発表が4/12、23年3月期はおそらく下方修正となりそうですが、24年2月期の予想に注目すべきでしょう。併せて何かペット関連のニュースがあれば追記します。
5 ユニチャーム 5,272円
3/24、自社株買いで取得した自己株77,140株を同社の役員・従業員(内訳役員3、執行役員&理事19、従業員61、子会社従業員67)へ割り当てる旨を発表しています。
対象者は5,269円で株を買い取る権利を有します。一定の譲渡制限(簡単に売れない条件)があるため、個人の資産形成と業績貢献による株価上昇のための中期モチベーション向上政策です。短期的には影響はないでしょう。
6 あらた 3,945円 若干の下落
特に目立ったニュースはありませんが、同社はプライム市場上場ですからこの下落は市場変更の可能性を勘ぐっている投資家の思惑売りかもしれません。しかし逆に、PBRも0.66倍であり是正勧告による自社株買いなども期待出来ます。来期が大幅減益、減配でもない限り下値は限られると予想します。
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