EduPet

2014年12月号 vol.3

愛犬との暮らし~ミックス犬編 その1

2014年12月30日 10:53 by K-Tamaki
2014年12月30日 10:53 by K-Tamaki

 では、ミックス犬編スタートです。


岐阜県在住R.Oさん、

「私はミックス犬を飼っているのですが、初めの頃は、躾をするのに苦労させられました。  友人からミックス犬の子犬を貰ったのですが、躾をほとんどしなかったために、大きく育ってから、苦労するようになったのです。大きくなってから躾をしようとしても、なかなか言うことを聞いてくれず、周りに迷惑をかけてしまうということも多々ありました。自分ではどうしようもできず悩んでいたときに、躾をしてくれるところがあると聞いて、早速お願いしたのです。  トレーナーの方は、専門家ということもあり、私が全く躾をすることができなかったのに、少しずつ言うことを聞いてくれるようにしてくれたのです。一月経つ頃には、躾ができていなかった頃のことが分からないくらいに違いが出ていたのです。正直、一月でここまでできるとは思っていませんでした。ミックス犬ということもあって、上手くは出来ないだろうと考えていただけに、この変わりようには驚かされました。」

→大きくなってからの躾は専門家にお願いする、それもいい案ですね。

 新潟県在住Y・Fさん

「10年前に雑種を飼っていました。今はミックスと呼ばれていて犬種特有の心臓などの病気もなく、丈夫である利点があります。初めて犬を飼った上に飼育に際して注意点なども勉強していなかったのでトイレの躾には苦労しました。生後3ヶ月で外飼いの子犬だったらしく寂びし鳴きがうるさいので家の中に入れたら尿とウンチを部屋中に撒き散らしていました。おしっこを散歩の時にするように1歳になるまで何度も教え込みました。叱り方もわからず人間と同じように怒鳴って叱りましたが効果は薄かったようです。経験者に聞いて叱り方を教わるとメキメキとトイレを覚え、躾もお座りだけ覚えました。主人というよりも餌係にしか思ってもらえず序列に厳しい犬社会の中で散歩も引っ張られましたが、力技で押し切った感じです。もっと飼い方や躾方法を勉強していれば犬も戸惑う事がなかったのにと勉強不足を反省しました。最後は人間同様介護して見送る事ができたので感謝でいっぱいです。」

→躾はなかなか苦労されたようですが、最後、介護して看取ったのはご立派だと思います。

愛犬にとって何よりの幸せになったことでしょう。

 長崎県在住 A.Iさん

「父親の知人の家で子犬が産まれ、貰い手を探していました。犬種はミックス犬(雑種)でしたが、可愛らしい姿を見て我が家の一因になってくれたらと思っていました。その半年前に10年飼っていたペットを見送り、ややペットロス状態だった我が家に生後2か月でやってきてくれました。はじめのうちは、いきなり母親と離れたせいか夜泣きをしたり、腋の下などに顔をうずめて甘えたりしてばかりでした。ケージやクッションを買って、新しいワンちゃんが安心して過ごしやすいようにスペースを作りました。ペットのしつけといっても最小限のことから始めようと思っていたので、トイレトレーニングから始めてみました。犬のスペース一面にビニールシート、新聞紙、ペットシートを敷き詰め、どこでトイレをしても良いようにしていました。はじめのうちは至る所でトイレをしていましたが、どこでトイレをするのか自分で決めたらしく、ある一定の場所以外のところでトイレをしなくなりました。それから1年がたった現在でも、トイレはきちんと同じ場所でしてくれるので、ワンちゃんの頭の良さに感服しています。

→生後2か月でのお迎えはちょっと早すぎたかもしれませんが、トイレがうまくできるようになったのは何よりです。

 大阪在住M.Fさん

「うちで飼っているのは、柴犬と何か別の犬種のミックスで、柴犬にしては大型な犬です。この犬は、もう立派な成犬なのですが、散歩中のわき見や寄り道が多く、全くこちらの言うことを聞こうとしませんでした。おまけに、家のあちこちに体当たりして穴をあけるなど、やんちゃというにはあまりにもひどい有様でした。そんなある日、テレビを見ていると、うちと同じような状態にある犬が出ていました。飼い主さんも手を焼いているようでしたが、驚くことに、出演者のアドバイスでめきめき変わっていったのです。そのアドバイスとは、もっと散歩をする、主人が誰なのかはっきりさせる、でした。うちの場合を思い返してみると、柴犬にしては大型なミックスなので、柴犬としてではなく、大型犬として扱うべきで、そうなると散歩が足りなかったかもしれないことに思い至りました。早速、いつもよりたくさん散歩をしてみると、効果てきめん、暴れなくなりました。その上で、可愛いからと甘やかすのではなく、毅然と叱るようにすると、散歩中に勝手をすることもなくなったのです。様々な角度から考えて現状を変えることは、犬も飼い主も幸せにするのだということを、あらためて学びました。」

→お散歩は大事です。十分に散歩することでストレスが軽減されたのでしょうね。

 福岡県在住T.Kさん

「動物愛護団体が開催している里親捜しのイベントで、プードル風に毛がカールした可愛い子犬をもらってきました。たぶん雑種なのでどのぐらい大きくなるかわからなかったのですが、家の中で買うことにして、トイレなどのしつけをしました。トイレのしつけはなかなか大変で、部屋のすみに犬のトイレ用トレイをおいてペットシーツを敷いただけでは覚えてくれませんでした。おしっこをしている最中に抱き上げて慌ててシーツの上にのせていたら、だんだん、そこがトイレの場所だと判ってきたみたいですが、それでも家に来て1ヶ月ぐらいは2回に1回は失敗するような状態でした。掃除が大変だったので完璧にトイレを覚えさせたいと思い、部屋のあちこちで失敗したときの拭いたティッシュや、転がっているうんちの破片をペットシーツの上に乗せて、においでトイレにおびき寄せる作戦をやってみました。そうしたらトイレがそこだと覚えてくれたみたいで、家にきてから2ヶ月頃までにはちゃんとトイレで用をすませることができるようになっていました。」

→いわゆる保護犬だったのですかね。保護犬の場合は、以前の飼い主に愛情を注がれていない子が多かったりするので苦労すると思います。トイレが出来れば、まず第一関門クリアですね。

 宮城県在住S.Sさん

「約10年前から、知り合いの家で生まれた雑種の犬を貰ってきて飼っています。毛足の長い犬だったので、中型犬ですが家の中で飼っています。年をとっているので普段はおとなしい犬なのですが、しつけトレーニング等に出さずにそのまま自己流でしつけをしてしまったので、家にお客様が来た時、長時間吠えてしまったりしていました。オスは警戒心が強いので吠えてもしょうがないのかな、と半ば諦めて吠える犬をなだめることで精一杯だったのですが、先日テレビで同じように吠えている犬のしつけをしている所を見ました。その時テレビで言っていたように、飼い犬が私を自分より下だと認識しているらしいということに気づき、普段からの接し方を変えてみたら2・3回吠えた所で注意するとやめるようになりました。吠えることをやめた時に褒めると良いとのことだったので褒めてあげるとうれしそうにしています。この調子で徐々にお客様に全く吠えないようになってくれればいいなと思っています。」

→吠えるのをやめると褒められる(いいことが起こる)、と学習したのですね。

愛知県在住I.Aさん

「我が家の愛犬(MIX、オス)は11歳で、若かった頃に比べると落ち着きがでてきて、さらに穏やかになったなと思います。子犬の頃はとてもやんちゃで、留守の間に室内のものをずいぶん壊されました。仕事から帰ってくると、まず1時間はその整頓に追われたものです。困りはてましたが、「壊されるようなところに物を置いていた飼い主の責任」と思うようにして、出かけるときは大事なものはきちんと片付けて出かけるようにしました。子犬の頃は犬もエネルギーが有り余っていますし、慣れないお留守番で分離不安になるのは仕方ないことだと思います。それをあせって、なんで物を壊すのかと犬を問い詰めるより、こちらが前もって予防しておけば、それでお互いストレスを軽減できます。犬も何回かお留守番をすることで、徐々に慣れていくものです。犬のしつけで大事なのは、その時にその場で叱ることが大事であって、帰ってきて荒らされた部屋を指差して叱っても時すでに遅し、犬にはなんのことだが理解できないのです。相手に伝わらない叱り方をしても意味はありません。あせらず犬を辛抱強く見守っていくことが大事だと思います。

→壊されるものを犬の近くに置かない=要因そのものを失くすことも大事ですね。

 


次章に続きます。

 


 

関連記事

ペットシッターサービスへ参入したポピンズ

2024年04月号

ペット関連企業情報 個別情報

2024年04月号

ペット関連企業 個別情報 その2

2024年04月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2024年04月号

新年度になりました。4月の声を聞くと同時に堅調そのものだった日本株も少々波乱と…

2024年03月号

昨年末、ペットシッタースクールのセミナー参加の際に犬の食事専門家 「Dog's…

2024年02月号

22日、日経平均株価が最高値を更新しました。世界情勢や国内の政治的混乱もどこ吹…