さらに、3件の経験談をご紹介します。なぜかいずれも愛知県在住の方ですが・・・これは、偶然です。
愛知県在住A.Iさん
「生後3ヶ月のときに我が家にやってきた雑種犬は、まもなく11歳になります。室内飼いをしていると、来客によく聞かれるのが、トイレの失敗のことです。我が家に来たばかりの頃は、よく室内でおもらしをしてしまうことがあり、犬を何回か叱ってしまったことがあります。しかし実はその原因は飼い主である私にあることに、気付いてからは叱ったことを反省してしまいました。というのは実は、犬というのはそもそも綺麗好きなのだそうで、自分の居住域で排泄するのを嫌うという本能があるそうです。なので、もしうちの犬がドアを開けて自由に外にいけたならば、きっと彼は自分で排泄のために出かけていったはずです。さらに子犬の頃は小用の回数が多いので、成犬よりも多くトイレに行く回数が必要なのです。つまり、本来は犬も好き好んで室内で漏らしてしまったわけではなく、不幸にもトイレに行ける状況になくやむをえずもらしてしまったわけです。散歩にいく回数を増やすことでこの問題はすぐに解決しました。」
→犬は綺麗好き、よく言われます。お散歩はトイレの躾の面からも大事ですね。
愛知県在住S.Iさん、
「犬を多頭飼いしないかぎり、なかなか他の犬と遊ぶ機会がないものですが、我が家の雑種犬がまさにそうで、普段は散歩途中で出会う犬たちとわずかに挨拶する程度です。ひょっとしたら、この子は自分のことを人間であって犬じゃないと思っているのかなと疑ってしまうほど、他の犬に対する苦手意識を我が屋の犬からヒシヒシ感じます。子犬の頃に他の犬と遊ぶ機会を多く持つことで、犬社会での社交性や社会性を身につけられるものだそうですが、我が家の犬は不幸にもその機会を得ることなく成長してしまいました。犬としての社会性を身につけておくと、他の犬とも上手に接することができるようになるので、ドッグランや散歩の途中で、他の犬とトラブルになることを避けることができます。我が家の犬は現在10歳ですが、オスであることもあり、これまでに3回も他の犬から喧嘩を売られて噛み付かれるという災難に遭遇しています。こういうことを避けるためにも子犬の頃に、もっとドッグランなどへ連れてってあげればよかったなと飼い主として後悔しています。」
→おっしゃる通り、子供の頃にいわゆる「犬の社会化」の(他の犬、人に慣らす)訓練をすべきでしたね。
愛知県在住I.Sさん
「我が家の犬(雑種)で特に困っていたのは、留守番中に分離不安のために吠えてしまうことでした。実は吠えていることに全く気づかず、近所から苦情がきて初めて、私や家族の留守中に犬が吠えていることをしりました。うちの犬は私たち家族が家にいるときは、全く吠えることのない大人しい犬なのです。インターネットで調べたところ、これは分離不安というもので、家族が出かけてしまったことで不安になって吠えているのだそうです。これを解決するために、まずは短時間のお留守番練習からはじめました。少しずつ留守の時間を延ばしていくことで、最終的には一匹できちんとお留守番できるようになりました。また、長い時間のお留守番になるときは、犬用の中が空洞のゴムボールに犬用おやつを詰めて一緒に置いていきます。これはできるだけ犬が取り出しにくいように詰めておくと、長い時間一匹で遊べ、また遊んだ後に適度に疲れ、さらに寂しさをまぎらわすことができます。お留守番が一匹でもできるようになると、飼い主の負担も軽減されます。いまでは近所の人から、お宅の犬は吠えなくてお利口さんですね、と声をかけられます。」
→環境に慣らす訓練をすることで無駄吠えを解決されたのですね。おやつを置いたのは、長いお留守番中もいいことがある(遊び道具があり、しかもおやつが手に入る)と学習したのでしょう。
次は、多頭飼の方々の経験談となります。
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