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2014年12月号 vol.3

愛犬との暮らし~多頭飼編

2014年12月30日 10:41 by K-Tamaki
2014年12月30日 10:41 by K-Tamaki

 それでは、最後の「多頭飼」の経験談、スタートです。


広島県在住S.Tさん

「我が家ではトイプードルとシーズーを飼っています、二匹は対照的な性格でトイプードルはやんちゃでシーズーは非常にマイペースです。この二匹で苦労した躾はトイレトレーニングでした、どちらもメスなので縄張り意識は低くマーキングの心配もないと、一般的には思われがちですが。どういうわけか我が家の二匹は縄張り意識が強く、お互いがお互いのオシッコにマーキングをしあう光景がしょっちゅう見られました。畳の部屋におしっこをされた日には、きれいに拭いたつもりでも犬の凄まじい嗅覚によって見つけられ再びマーキングをされたりしたものです。しかしそれは飼い主にも原因があるとおもわれ、例えば遊ぶ部屋でおしっこをしたとしてもすぐにきれいに拭き取れるフローリングの部屋に限定するだけでマーキング行為もぐっと減り、最終的にはほとんど無くなりました。犬は習慣的にやってしまう行為と言うのがあるので、その行為をする事を忘れさせてしまえば状況を改善させる事も可能なようです。」

→この方は、2匹だとトイレで特に苦労されたようですね。


 京都在住E.Tさん

「私はシーズー犬を3匹飼っています。1匹目は、初めてなのでしつけ方もわからず、トイレの場所を覚えさせるのも一苦労でした朝起きると、床の上におしっこされていたことも数えきれません。2時間ごとにトイレに連れて行き、きちんとできたら大げさに褒めてあげることで、トイレもマスターできるようになりました。子犬時代を人間と過ごしたせいか、人間の言葉もしっかり理解できているように思います。2匹目と3匹目は、1匹目の犬をお手本にするせいなのか、たいした躾をしたわけでもないのに、最初からきちんとトイレで用を足してくれました。犬同士でコミュニケーションを取って、教えあっているのかなと思っています。なので、家のルールは、1匹目の犬が全て他の犬に教えてくれるので、躾担当の先生のような感じです。  どの犬も可愛いですが、やはり一番人間と意思の疎通ができる一匹目の犬は特別な存在です。これからも、他の2匹にお手本を見せてもらいたいです。」

→最初の子は、社会化もできて上手く躾けられたようですね。それにしても、最初の子がお手本となって、その後の(2,3匹目の)躾は上手くいくとは驚きです。

 

千葉県在住K.Kさん

「我が家にはマルチーズの親子3匹と今年新しく仲間入りした来月で1歳になるマルチーズがいます。先住犬たち3匹は躾が大変でした。特にトイレが大変でしたので根気よく続けるしかありませんでした。お手とおすわりができるようになった時はとてもうれしかったのを覚えています。お手というと全員が手をだすのでとても可愛らしいです。躾がうまくいかなかった時は本を読んだり動物病院でしつけ方を聞いたりして、いろいろ試してみましたが飼い主がイライラしていると犬たちにも気持ちが伝わるような気がします。さりげなくしつけるのが一番良い方法ではないかと思いました。まもなく1歳になる我が家の末っ子マルチーズは子育て同様犬育てにもだいぶ慣れましたので、特にしつけはしていません。大きな子たちのすることを真似しているようなので、ごはんも待てますし、トイレもできるのでさほど苦労はしていません。うまくできた時はたくさん褒めてあげるようにしています。」

→たくさん褒めてあげるのが効果的でしたね。この方も後から迎えた子は苦労されていないようですね。

 

埼玉県在住S.Yさん

「我が家では2匹の犬を飼っているのですが、そのうち14歳の雑種の犬は爪を切るのがとても嫌いです。爪に触ろうとするだけでも噛みつこうとするので、爪切りをするのに最初は苦労していました。犬が小さかった頃は押さえつけてなんとか切っていたのですが、大きくなるにつれて抵抗する力が強くなり、対抗するのが難しくなってきました。噛みつかれると血が出てこっちも大変なので、爪切りを諦めようかとも思ったのですが、放置していたら、ある日爪をひっかけて、犬の爪が折れてしまいました。再び爪が折れると犬が痛い思いをすることになりそうなので、爪切りにチャレンジすることにしました。爪切りのために行った方法が、最初から押さえつけて切ろうとするのではなく、犬としっかりと向き合うということです。最初は抵抗していた犬ですが、何度も挑戦していると暴れずに切らせてくれるようになりました。今でも爪を触られるのは嫌なようですが、しっかりと向き合うと切らせてくれます。」

→もう一匹は躾の苦労はされなかったのですかね。犬もそれぞれで性格が違うため、個体差が大きかったのかもしれませんね。


  これで、皆様から頂いた「愛犬との暮らしの経験談」は最後となります。やはり、トイレの躾での苦労話が多かったように感じますが。

ここまで「経験談に学べ」をテーマに実際に愛犬と暮らしている方々の苦労話をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

感想、または貴方の経験談も是非お寄せいただければと思います。



 

 

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