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2015年01月号 vol.1 「ペットと暮らす(一人暮らしの)独身女性は婚期を逃す!?」

でも、悔やみはしない・・・・前向きに!

2015年01月12日 16:49 by K-Tamaki
2015年01月12日 16:49 by K-Tamaki

やっぱり、「後悔」が多いんですね。都市伝説は真実、と思い犬を飼うことをためらい始めたあなたへ。

最後は、後悔もしたけど、それでも前向きに考えてる方々のお話です。


長崎県在住・ミックス犬・AKさん

「私は、高校を卒業して早く社会に出たかったので就職しましたが、はじめのうちは実家から通える会社に勤務していましたが、どうしても独身のうちに、一人暮らしというものをしたかったのと、ちょうど勤務していた会社で県外に新しく支店を出すことになり、そのスタッフとして選ばれてしまったこともあり、初めてマンションで一人暮らしをすることになりました。
よくドラマなどで見る、お洒落な暮らしとかに憧れてはいましたが、実際に一人暮らしをするとなると、とても大変でした。実家にいたころは帰宅すると母の作った食事が準備されて、入浴し後はゆっくり寝るだけといったところでしたが、当然、仕事から疲れて帰っても自分で食事を作るか、または弁当を買ってきて食べるかとしないといけなかったり、会話をすることなく静かに過ごしていたりしていましたので、とても寂しい毎日を過ごしていました。
そんな中、現地で採用されたパートの女性宅で、ボーダーコリーと柴犬のミックス犬になる子犬が産まれたということを耳にしました。もともと犬が好きな一家で育ち、実家でも犬を飼っていたので、写真を見せてもらうとあまりの可愛さに心奪われてしまいました。
住んでいたマンションの契約書に、「ペット可」という事項が明記されていたことを思い出し、管理会社さんに問い合わせてみるとOKが貰えたので、母犬と子犬を離してもいい時期を待って、改めてその同僚女性宅から譲ってもらうことになりました。
女の子であるワンコが我が家にやってきて数日は、母犬を恋しがって夜泣きがとてもひどく、なかなか睡眠が取れずに後悔しかけましたが、段々なついてくれる彼女に目いっぱいの愛情を注いでいました。
ご飯は心配なかったのですが、トイレの場所を教えるのにとても苦労しましたが、いつの間にかある一定の場所でトイレをするようにしてくれました。
休日は彼女と一緒にドッグランや散歩に行ったりしているうちに、犬好きな人達との交流が増えて、かつて抱えていた寂しさはいつしか消えていました。空いている時間はワンコに費やすのが殆どであるために、なかなか恋人という存在が出来ないまま、三十代半ばになってしまいました。こんな自分でもいつか理解してくれる王子様が現れるはずだと思っていましたが、そうはいかないものですね。
でも、後悔はしていません。それは、何気ない日常でもいつもワンコが一緒にいてくれるから、私はそれで幸せなのです。決して負け惜しみではありません。」

→そうそう、その調子です!前向きに考えれば、きっと願いは叶うはずですよ。

 

沖縄県在中・ビーグル・R.Hさん

「大学卒業後は、自分で自立した生活を送りたいと思い、マンションで一人暮らしを始めました。昔から一人で暮らす事に憧れがあったので、暮らしはじめた時は毎日が楽しかったです。
しかし、一人で暮らしていくうちに、仕事もその時はあまり上手くいっている時期ではなかったことから、だんだんと毎日がつまらなくなってしまいました。料理や掃除なども気が向いた時に行うようになってしまって堕落した生活だと駄目だと思い、ペットを飼おうと思いました。もともと、実家でも犬を飼っていて、散歩などは私がしていたので、犬を飼う事で、きっと犬と一緒に規則正しい生活を送ることができると思い、早速、ペットショップに行きました。ビーグルを飼う事にしたのですが、ビーグルを飼う決め手となったのでが、その時にとても大人しそうに見えたというのが一番の理由です。仕事の関係でずっと一緒にいれるわけではないので、大人しい犬が第一条件でしたので、即座に決めました。
犬との生活は、私に良い影響を与えていました。まず、仕事が終わったら散歩などもしたいと思い、早く帰って散歩して、料理を作って、寝て、そして朝も仕事の前に散歩するというサイクルが整いました。規則正しい生活を送る事で、順調に日々を過ごしていましたが、気がついたら、周りの皆は結婚していき、私は出会いもないままの状態でした。ここで、規則正しい生活が裏目にでてきました。会社の飲み会や、出会いの場なども犬がいる事と、面倒だなと感じていた事から断り続けて生活を送っていたので、気がついたら29歳になっていました。犬とはもう5年は一緒に生活をしていますが、毎日が同じような生活で、今後も出会いの場はあるかもわかりません。
私は、あまり人と深く付き合うのが得意ではないので、その点も犬との生活は楽しく感じていた時期もありましたが、これでいいのだろうかと考えだすと、負の感情になってしまいます。独身だという事も、何となく引け目を感じてしまい、両親にも小言を言われます。出会いもないという事を言うと、犬はこちらで面倒みるからという話になります。けれども、やはり共に暮らしてきて長いですので、それは避けたいという気持ちがあります。最終的には、結婚してから犬を飼うべきだったと後悔しますが、それでも、自分の意思で飼おうと決断して育てているので、これからは犬も大事にしてくれる方と出会えるように積極的に頑張りたいと思います。」

→きっと出会えますよ。頑張ってください。

 

千葉県・トイプードル・RMさん

「学生の頃、当時付き合っていた人がいました。私は大学4年生になり、ほとんど学校も行くことなく彼のマンションで1日過ごすことが多くなりました。彼は生活費を稼ぐために就職が決まった後もアルバイトを続けていました。ある日彼がマンションに一匹の犬を連れて帰ってきました。「お前が家にいるときに寂しくないように、相棒を連れてきた」と一言。彼の家は小型犬ならペット可というマンションだということをその時に初めて知りました。
彼がいる時は3人で、彼が出かけている時は2人で、学生ながらに自分たちに守る命ができたことで、家族になれた気がしました。毎日毎日犬を散歩したり餌を調理してあげたりしました。大学卒業後、お互いの住む地域が少し離れることから、犬は私が預かり、彼が週末に会いにくるようになりました。仕事が大変になりつつもその時間を大切にし、お互い過ごしてきました。一人暮らしが始まってから、以前よりもさらに犬に対しての愛情が強くなりました。私は仕事以外のとき、家にいるようになり、仕事もより犬の近くに居たいことを理由に彼への相談を無しに仕事も転職をしてしまいました。独身を理由に、私も全てを一人で決めてしまったのが悪かったのだと後悔しています。彼が私の転職を知り大激怒、その中で私は犬のそばに一緒にいたいからという理由を述べましたが、良い理解をしてもらえることなく、彼とも終止符を打つことになってしまいました。お互いの家にも遊びに行ける仲で、少しずつ結婚への話が出ていた時期での破局となりました。
それからというもの、私の生活の中心は犬の生活で、働く理由も犬の餌が買え、犬の身だしなみを整えてあげたいからです。自分の服など何年も買ってなく、恋愛などもすることはなくなりました。
時々連絡をとる大学の友人からは、どうして転職をしたのかと批判を浴びることがしばしばあり、婚期を逃したと後悔することも多々ありますが、犬と一緒に生きていくんだと決意をしています。私が寂しくならないようにと彼が連れてきてくれたあの日から、私の独身生活が約束されてしまっていたのでしょうか。しかしながら、今の生活に不満もなく、この生活を楽しみたいと思っています。
今や独身生活満喫中ですが、思い描いているような寂しいものはほとんどなく、犬と一緒なら喜びや楽しさ、喜びや悲しみも犬と一緒に分かち合い、共有することができるのです。私はその生活をもう少し楽しみたいと思います。」

 →笑う門には福来る!、です。人生を楽しんでいれば、きっといいことがあります。


 

 

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