EduPethttps://edupet.publishers.fm/2024-03-08T06:29:19+00:00プロローグ
2024-03-08T06:20:49+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28493/<p>まずは、L. pinonの公式HPからご紹介します。HP-<a href="https://lpinon.jp/shop/12691/" target="_blank" rel="noopener nofollow">L. pinon</a></p>
<p>犬の食事については、既にたくさんの方がSNS、書籍などで紹介されていますが、記者が興味を持った点は,mihoさんは「東洋医学」の考えを取り入れていることです。</p>
<p>プロローグとして語られたのは、<strong>「腸をめぐる臓器のネットワークと病気」</strong>についてです。</p>
<p>これは、<strong>東洋医学でいうところの「土王説」、全ての中心は「脾」(胃腸を含めた消化器官系)にあり、どんな病気も「脾」のコントロールが重要である!</strong>、ということに通じています。下記の図(ネットより)の中心に<strong>「脾」</strong>をおいて健康を考えるということですね。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/c76b31340d664172953ddf2990a6af28.jpg" /></p>
<p>人間でも脳と腸には切っても切れない関係があり、腸内環境が重要という話はよく聞きますが、動物も同じです。腸の働きが悪くなると、不安、抑うつ、緊張、無力感などを感じ、これらは(脳の)ストレスに繋がります。そして脳がストレスを感じると腸の働きが悪くなり、便秘、下痢などの症状を引き起こします。</p>
<p>腸活、腸内細菌の種類を増やすことで免疫強化を計るには、そのための工夫を凝らした「手作りごはん」が最適、mihoさんはこうおっしゃっていました。</p>
<p><strong>「エクソソーム」</strong>。これは最近研究で判明したものですが、人間の身体も<strong>臓器同士が何らかの”メッセージ物質”をやりとりして互いに健康を支えている</strong>というのです。そして、そのメッセージ物質こそが「エクソソーム」と呼ばれるもの、これは今まで細胞が出すゴミのようなものと考えられていました。ところが、それは<strong>ある臓器から発信されれば、様々な障壁を通過して直接、脳や他の臓器に伝わり健康を維持するための働きを促していることが判明した</strong>のです。コロナ渦で金沢医大がエクソソームにかんする研究論文を発表していたことを記者は思い出しました。まさに「土王説」で言われる臓器の相関図をつなぐ物質といえます(昔の人はよく考えたものです)。</p>
<p>mihoさんの「犬の食事専門家 認定講座」にはカリキュラムにしっかりその東洋医学の考え方が取り入れられています。これはなかなか興味深いです。</p>
<p>参考リンク-<a title="犬の食事専門家認定講座" href="https://lpinon.jp/seminar/advance/2024114/" target="_blank" rel="noopener nofollow">「犬の食事専門家 認定講座」</a></p>
<p>次章では、教えて頂いたレシピをひとつご紹介します。</p>
<p> </p>
<p> </p>2024-03-08T06:20:49+00:00犬と一緒に食べられる・・・・
2024-03-08T06:29:19+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28495/<p>いろいろな方のブログなどでよく見かける定番がなんと言ってもハンバーグ(ワンバーグ)↓</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/70dbda45c9c84d7899178a26287b08fd.jpeg" width="255" height="255" /></p>
<p>(ネットより拝借)</p>
<p>今回は、講習の際に教えて頂いたテキストより書き写したレシピと人へのアレンジのポイントをご紹介します。</p>
<p>「犬にチョコレートはダメ!」これはよく知られていますが、以下は(今更ではありますが)犬のためのご飯に関する注意すべき食材とその影響(症状)についてです。</p>
<p>①ジャガイモの芽や未熟野菜:吐き気、嘔吐、めまい、神経症状、②ネギ類:血尿、貧血、③チョコレート:嘔吐、下痢、興奮、痙攣、④ぶどう、レーズン:腎不全を引き起こす可能性有り。</p>
<p>そして、意外にも<strong>「にんにく」</strong>ですが、これは適量ならばかえって身体にはいいとのことです。<strong>適量は、体重1キロあたり5グラム超えない</strong>こと!、これを超えると無症状でも血液検査で一時的な影響がでたと論文に発表されていたそうです。<strong>10キロの体重の犬なら1片、体重1キロあたり1スライスまでなら問題が無い</strong>ということです。</p>
<p>では、まずは材料ですが、</p>
<p>2キログラムの小型犬約6食分として:牛挽肉200グラム、卵黄1個、炊いたご飯40グラム、にんじん30グラム、キャベツ50グラム、豆苗30グラム、味噌小さじ1/2。</p>
<p>これを①みじん切りにしてボウルに全て投入、粘り気が出るまでしっかりねり、生地を飼い犬の体型にあわせて(体重、食事の回数)分ける②中火で熱したフライパンに並べ、軽く焼き色がつぃたらひっくり返す。裏面にも焼き色がついたら蓋をして弱火で0-12分程度蒸し焼きにする(竹串をさして刺して肉汁が出ればOK)。</p>
<p>そして、<strong>人へのアレンジはこれに①ポン酢 大さじ2杯②みりん 大さじ1③バター 5グラム</strong>を加えて再度弱火で熱してソースをハンバーグにかけながら少し煮詰めればいい味になるとのことです。</p>
<p>愛犬と一緒に同じものを食べる、記者は料理は全くと言っていいほどダメですが、これなら一度試してみたいものです。</p>
<p> </p>
<p> </p>2024-03-08T06:29:19+00:00現状の環境下で日経平均高値更新は何故?
2024-02-25T04:30:42+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28430/<p>前月号で万人が強気の今年は要注意、大暴落の可能性を警戒と書きましたが、早速大外れ!国内外の不安要因:戦争が続き混沌とした世界情勢も、継続する実質賃金の目減り(内需経済の停滞予測)と国内の政治家の茶番劇も全く無視で日経平均は急騰、暴騰を継続しています。</p>
<p>その要因は、<strong>①PBR1倍割れ(企業解散価値)の株価是正措置</strong>、②日本のデフレ脱却からインフレ経済へ移行期待、これらを評価しての海外投資家の買いと言われています。</p>
<p>間違いなくその通りなのですが、(独断と偏見で)なんと言っても<strong>米国市場が上昇基調にあることが一番</strong>の要因でしょう。<strong>米国は大統領選挙を控えています。そのラストスパートのための資金作りを行っており、それまでは株式市場は下げる訳にはいかない</strong>ようです。そして米国市場で儲かった資金は、必ず次の配分先を探します。今回は日本が前述の理由付けも出来、その格好のターゲットとなっています。</p>
<p>欧米の資金に加えオイルマネーや中国市場の低迷・暴落で行き場を探すマネーも日本株へと流入しています。野村證券が中国で扱った日本株投信、その投資に買いが殺到し過ぎて一時販売停止になったと聞いています(この時日経は一時大きく下げました)。</p>
<p>株式相場を<strong>短期で動かす一番の要因は需給関係</strong>です。PBR是正などで日本は変わる、その屁理屈(?)は日本株への資金配分の格好の理由付けとなり世界中の投資マネーが日本株へと流入した結果だと記者はみています。今、世界で米国株と日本株は好需給の環境下にあります!</p>
<p>そして、その中心は最近よく話題に上るAI生成半導体を扱う<strong>エヌビディア</strong>(AI生成半導体での世界市場を独占している企業)。現状、日本の半導体企業の業績はさほど好調ではありません。エヌビディアからの連想、期待先行の買いと言えます。そして、その半導体関連企業への資金流入こそが日経の暴騰劇を支えています。日経平均への寄与度(各社の株価変動(上昇、下落)の日経平均への影響度)を見ると、22日は①東京エレクトロン②ファストリテイリング③アドバンテスト④ソフトバンクグループ⑤信越化学の順です。ちなみに、年初からの上昇率はそれぞれ順に①45%②24%③48%④40%⑤7%。そしてファストリとソフトバンク以外は半導体関連企業です。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/d4bc810f16ba426b8b9818f44e60847a.jpg" width="756" height="539" /></p>
<p>これは、 昨年末を100として年初からの週末の終値で上昇率を比較したチャートです。上位半導体企業2社と日経平均、イオン(日経寄与度85位)を比較してみました。イオンが日経並であるのと比較すると半導体関連2社の上昇率は際だっています。</p>
<p>バブルではない、業績の裏付けがある・・・確かに以前のバブル時代とは比較になりませんが、半導体企業への期待におんぶに抱っこ状態では一抹の不安が残ります。しかし、今はチャンスです。今のうちに物価上昇を上回る賃上げ、本当のデフレ脱却で経済成長へと舵を切ることができれば日本にも明るい展望が開けます。株価は経済を映す鏡、今後、物色対象が広がり全ての業種で底上げとなるか見ていきたいと思います。</p>
<p>では、次章からは今まで取り上げたペット関連企業の話題を同様のチャートともにお届けします。</p>
<p> </p>2024-02-25T04:30:42+00:00日経平均最高値のなかペット関連企業の株価は!?~大型株
2024-02-25T04:44:17+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28432/<p>では、まずはいつもの大型株、イオン、ユニチャーム並びにあらたを見ていきましょう。</p>
<p>プライム市場の大型株では、イオンは業績好調を受けて途中まで日経以上のパフォーマンスでした。あらたは決算発表前後に売られるも日経上昇に伴ってキャッチアップ、ユニチャームはちょっと冴えません。</p>
<p>では順にみていきます。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/1af5864975364ae8b9ce0169dbeb4c9e.jpg" width="751" height="531" /></p>
<p><strong> 1 イオン 3,151円(12/29) 3,580円(2/22)+14%</strong></p>
<p><strong>参考)日経平均 33,464円(12/29) 39,009円 +17%</strong></p>
<p>1/12発表の第3四半期決算では、対前年比で売上+4.5%、経常+23.8%と好調維持。しかも従来予想から通期を売上+1.1%、経常+9.5%上方修正しました。コスト削減効果が主な理由とのことです。上記チャートでの2月上旬までの上昇はこれを好感したものです。経常進捗率は修正予想に対して57.9%、昨年は53.8%でしたから第4四半期で昨年同様の進捗でいければ問題なさそうです。</p>
<p>他には、婦人服関連のタカキューとは業務資本提携を解消し、新たにドラッグストアを全国展開する<strong>ツルハホールディングとの資本業務提携</strong>を模索しています。現在、イオンは傘下に同じくドラッグストアのウェルシアを抱えており、この業務提携で同分野の強化を狙っているようです。展開しだいでウェルシアをTOBすることもあるかも?来期も食品中心に業績好調で増益見込みとのことです。</p>
<p><strong>2 ユニチャーム 5,098円(12/29) 5,182円(2/22) +2%</strong></p>
<p>2/7発表の23年12月期決算は、売上+4.9%、コア営業利益+7%の増収増益でした。24年12月期はそれぞれ+6.8%、+12.5%の増収増益継続予想です。地域別では中国市場の減速はやはり影を落としています。実績値で前年比、売上げ△7.4%、コア営業利益△27.4%、営業利益が大幅減でした。これを日本国内、タイなどのアジアの伸長でカバーしています。製品群別では<strong>ペット関連がダントツ、売上+11.3%、コア営業利益+25.8%</strong>と主力パーソナルケア製品のそれぞれ+3.8%,3.6%と比較すると大幅な伸びです。数値的にもペットケア1,253億円、パーソナルケア7,649億円、全社売上は8,980億円ですから売上全体の14%を占めていることになります。しかし、決算はあまり評価されていないようです。理由は従来の予想を実績で下振れたこと(売上△2.3%、営業利△9.3%の下振れ)、今期も中国市場は低迷を予想するなかで予測のコア営業利益+12.5%の伸びに疑問符がつく?、これらがその理由です。ただ、同時に<strong>450万株(発行済み株式総数の0.76%)の自社株買い</strong>も発表、これが評価されて2/9以降は株価は持ち直しています。ペット関連では中国で資本業務提携を行っていますが、別途タイやインドネシアでも展開を試みているようです。これが中国市場減速のマイナス面を補ってくれればいいのですが。</p>
<p><strong>3 あらた 3,110円(12/29) 3,270円(2/22) +5%</strong></p>
<p>2/6発表の第3四半期決算では、売上+5.9%、経常+20.5%と増収増益、さらに経常の進捗率は82.8%に達しています。売上カテゴリーでは、ペット関連1,500億円、これはおむつ等の紙製品1,367億円を抜いて主力ヘルスケア2,215億円に迫っています。全社売上は7,191億円ですから<strong>ペット関連は売上構成比で20.9%に拡大、前年比でも+10.7%(ヘルスケアは+4.6%)と稼ぎ頭へと成長</strong>しています。ただ、<strong>22年11月に中国広州に設立した新会社、中国経済減速の影響を受けてこれがどうなって行くのか</strong>を見守りたいところです。決算発表では好材料出尽くしと捉えられたようですが、その後日経に引っ張られて巡航速度に戻った感があります。</p>
<p>まとめるとこれらのプライム市場での大型株は、グローバル展開ゆえその経済状況から良きにつけ悪しきにつけ中国市場が意識されます。キーエンスや村田製作所などの有名どころでも中国経済減速の影響を受けて減益となっています。今年は比較的その影響を受けないイオンがよさそうですね。これらは、これからも日経に連動して、個別で業績が良ければ日経以上に上昇していくことでしょう。日本株、少なくとも年前半くらいまでは好調を持続しそうです。後半は前月号で指摘しているリスク要因が顕在化してくる危険性は感じますが。</p>
<p>では、次章は中小型株です。</p>
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<p> </p>2024-02-25T04:44:17+00:00日経平均最高値のなかペット関連企業の株価は!?~中小型株
2024-02-25T04:52:17+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28433/<p>日本を代表する企業(外国人にも有名な会社)がプライム上場企業なら、中堅どころはスタンダード上場、そしてこれからの成長企業がグロース上場企業群です。今回の日経の暴騰劇、半導体関連に代表されるプライム上場の企業群へは投信などを通じて大量の資金収入がありました。</p>
<p>スタンダード、こちらも東証のPBR是正措置対象でもあり(解散価値以上に株価をあげる経営をということで)、プライムに追随して資金は入ってきています。</p>
<p>対してグロース市場、そもそも成長期待が最優先、PBRがかなり高く(解散価値以上の株価)であり、<strong>日銀のマイナス金利解除ひいては日本でも利上げが意識</strong>される現在、グルースは蚊帳の外と言う感じです。加えて、グロースは完全に個別の業績など個別の材料次第とも言えます。業績が良くても国策に乗らないなど注目されなければ株価は反応せず、日経上げても少しの上げ、下げたら大幅な下げ、さらに業績下方修正でもしようものならたまったものではありません。</p>
<p>今回、チャートはそれを象徴しているかのようです。まず、なんといってもペットゴーが大幅な下方修正により暴落してしまいました(一押しといっていながら何とも情けない限りです)。エコートレーディングについてはおそらく好材料(業績好調)出尽くしで下落、こちらも完全に割り負け状態となっています。では、ここから同様のチャートを使って順に見ていきます。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/7ae0609caf264a269fa648a3f391fde3.jpg" width="738" height="524" /></p>
<p><strong>1 エコートレディング 1,405円(12/29) 1,24</strong><strong>5円(2/22)△11%</strong></p>
<p>1/11発表の第3四半期決算は、売上+12%、経常+101.1%で前年比倍増でした。好決算でしたが、<strong>対予算進捗率+79.9%(前年は86.6%)</strong>。コロナ渦以降のペット特需に旨く乗った同社、しかしながらそれ以前は下方修正の常習犯。どうもこの進前年日前年比での弱さが好材料出尽くしの判断要因となっているようです。他には特に目立った材料もなく出尽くしで1月中旬以降は放置状態となっていますが、同社の<strong>PBRは2/22で0.73倍</strong>です。4月上旬で来期予測を含めた本決算発表を予定しており、この結果次第ではまた高値追いに戻ることでしょう。</p>
<p><strong>2 アレンザ 1,043円(12/29) 1,135円(2/22) +9%</strong></p>
<p>1/10発表の第3四半期決算は、売上+0.7%、経常△26.7%で大幅減益です。しかも進捗率は56.4%で前年同期の68.7%をも下回っています。しかし、株価はご覧の通りじり高、2/9頃までは日経に連動していました。直近1月までの11ヶ月累計売上実績も対前年△0.2%となっており24年2月期は減収減益の勢いです。こちらは悪材料出尽くしか?、やはりTOB期待は残っているのかもしれません。記者もKDDIのローソンへのTOBには驚きましたが、<strong>東証は親子同時上場解消</strong>も進めており、これからはスタンダード市場でもそのためのTOBは増えてくるかもしれません。アレンザ、今年は注目です。</p>
<p><strong>3 カクヤス 1,750円(12/29) 1,864円(2/22)+7%</strong></p>
<p>2/14発表の第3四半期決算は、売上+16.4%、経常24倍という大幅増益でした。進捗率も84.2%で本決算での上方修正期待も持てます。但し、同社に関してはペット関連の売上はさほど拡張しておらず、やはり酒類などの販売主体の企業の域を脱することはないかもしれません。従って、今後は本誌の掲載対象から外す事を考えています。</p>
<p>カクヤスに変わり今後、<strong>ポピンズ(証券コード7358)</strong>を取り上げる事を検討しています。ポピンズは保育・学童施設運営に加えてペットシッターサービスも展開しているとの情報を得ました。グループ会社の<strong>ポピンズシッターで22年9月よりペットシッターのサービスを始めた</strong>ようです。12月決算で2/14発表では売上+10%、経常△4.1%の実績ですが24年12月期は売上+6.9%、経常+4.5%の増収増益転換で年間配当40円の予想です。異次元の少子化対策(?)の国策にものる企業でもあり、カクヤスと同じスタンダード上場、中堅どころの企業です。</p>
<p>では、次章はお待ちかね(?)ペットゴーを含む小型株です。</p>
<p> </p>2024-02-25T04:52:17+00:00日経平均最高値のなかペット関連企業の株価は!?~中小型株 その2
2024-02-25T05:12:05+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28435/<p>新興企業は企業規模も小さく業績のブレも多きいのですが、投資家の期待を裏切るいきなりの下方修正は最も嫌われます。たたでさえ日経が最高値の環境下、グルースは蚊帳の外です。ここでいきなりの業績下方修正なら、その後も蚊帳の外のまま株価低迷が続いてしまうことでしょう。まさに今回のペットゴーがそれでした。チャートでは一目瞭然です。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/0e1576a33ba44a86b8afdc9c66b3d146.jpg" width="742" height="525" /></p>
<p><strong>1 アニコム 543円(12/29) 588円 +8%</strong></p>
<p>2/7発表の第3四半期決算では、経常収益(売上相当)+6.9%、経常+21.4%と相変わらずの業績好調です。<strong>経常の進捗率は81.9%で前年の73.9%も上回り</strong>ました。直近の正味保険料収入においても10ヶ月累計実績45,005百万円(前年42,196百万円)は+6.7%で全ての月次で前年を上回って推移しています。進捗率からも本決算での上方修正が期待出来そうです。株価はさすがにじり高で推移しています。この中では唯一プライム上場のアニコム、海外投資家への適切IRを積極的に行えばもっと評価されてもいいはずです。</p>
<p>2020年には1,300円台まで上昇していた株価、すぐに戻るのは無理でしょうが、日経高値膠着(安定)となればもっと評価されてしかるべきと考えています。</p>
<p><strong>2 日本動物高度医療センター </strong><strong>1.726円(12/29)1,811円(2/22)+5%</strong></p>
<p>2/8発表の第3四半期決算では、売上+6.9%、経常△20.5%で対予算進捗率は59.3%です。昨年の進捗率が78%でしたからこれは厳しい数字です。しかしながら株価は今期末の20円配当(年率約1.1%の利回)に支えられており、年初からじり高基調で推移しています。他のニュースでは、<strong>投資会社ピルグルム・パートナーズ・アジア・PTC・LTDが同社株式を買い増し第1位の大株主</strong>となりました。大阪病院の稼働率向上もままならないまま、当初の計画未達となれば今後は大株主からの圧力も強まってくる可能性があります。直近の例ですが、ペイロール(2021年6月上場)というクラウド上で給与計算サービスを提供する会社が投資ファンドの協力(?)のもとTOB・MBOを行うことになりました。非上場化して経営の意志決定のスピードを高める、これはよく言われるMBO(経営陣による買収)の典型例ですが、日本動物高度医療センターにも同様の動きが出てこないとも限りません。今後の経営サイドの動きには注意が必要ですね。</p>
<p><strong>3 ペットゴー 1,254円(12/29) 927円(2/22) △26%</strong></p>
<p>2/8発表の第3四半期決算、売上△0.9%で経常△24.2%、前年同期比で減収減益となってしましました。売上の内訳では<strong>自社モールでは216百万円の増加でしたが、他社モールでの売上が△284百万円</strong>です。さらに自社モールでの内訳は<strong>定期購入が310百万円増、スポット購入は△94百万円</strong>です。定期購入が増えているのが救いですが、<strong>新興企業での(全社)売上減少は嫌気</strong>されます。さらに、売上の対予算進捗率をみると69.4%です。同社の昨年実績では、第4四半期で減速(四半期で赤字、3Q経常286百万円から230百万円で着地)しています。<strong>自社モールのさらなる売上増を目指して販促活動を積極化</strong>しているようですが、これが奏功しないと通期でも減益という結果になるでしょう。療法食には他社にない強みがある同社、いかに知名度を上げてその強みを生かせるかにかかっています。第4四半期の結果は要チェックです。今回最も嫌気されたのは、売上、経常の予測の甘さ!、いい加減な皮算用での情報開示、これをやる会社は投資家にとって最悪です。</p>
<p>新しく上場する企業の中には、ファンドの出口案件も含めて上場ゴールと揶揄される会社が少なからず存在します。それを見極めるには、経営者の事業にかける情熱があるか否かです。株主総会で実際に話を聞き社長の人となりを判断する、記者はこれを重要視しています。ペットゴー、その事業内容からして上場ゴールの会社ではないと思いますが、総会で一度話を聞いてみないといけませんね。その際には、<strong>予算策定と予実分析の甘さ</strong>を指摘してみようと思っています。</p>
<p> </p>2024-02-25T05:12:05+00:00新NISAでの投資法について
2024-02-25T05:20:02+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28434/<p>新NISAが導入されて、非課税枠も拡大し保有期間の制限もなくなりました。使い勝手の悪かった旧NISAよりは使いやすくなりました。</p>
<p>旧NISAがいかに使い勝手が悪かったか?<strong>昨年10月次点で証券関係者の話では旧NISA口座の稼働率(実際に購入している比率)は57%</strong>、この数字が物語っています。</p>
<p>最近、良く新NISAをどのように使ったらいいか?と聞かれます。その際には、<strong>①20代から40代の方には投信などを余裕資金で20年位の期間で積み立て投資を、②50代以上で資金的に余裕のある方には単元株購入で3-5年の期間で投資を、③積み立て投資と併せて資金に余裕ができたところで単元株投資も行うようにする、そして途中で止めないこと、</strong>と答えています。もちろん、投資対象を間違ったと思ったら途中で他の銘柄に変更することはありですが、大事なことは何らかの形で<strong>継続すること</strong>です。</p>
<p>月に5千円でも20年継続すれば120万円貯まります。これに銘柄次第で値上がり益を享受できます。もちろん途中で<strong>大暴落はありますが(今年も依然として年後半は注意と考えています)、積み立てなら暴落時の買いは平均買いコストを下げてくれます</strong>。積み立て投資は、何十年後に資金化したいのか(十年単位)、それを考えて目標を立てて行うといいと思います。丁半博打と違いゼロになる確率は低いですし、時間を味方につければ資金が増える確率の方が勝ります。</p>
<p> </p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/be1f79dcf8e34aecba880aed0f5e8512.jpg" width="347" height="195" /></p>
<p>↑このイラストのイメージが基本ですね。さらに、余裕があれば、株式投信、債券、金など分散で積み立てできれば尚いいでしょう。</p>
<p>今後、自身で資産運用を行うか否かで将来の資産状況はかなり差が出る事は間違いありません。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> 最後に参考になるかどうかは分かりませんが、この十年間で記者が実際に旧NISAで行ってきた結果をお見せします。</p>
<p><strong>運用方針は、①資金150万円(上限)をペット関連株を中心に投資、</strong>②<strong>投資期間は3年間</strong>として<strong>各銘柄ごとに10-30%の利益目標を設定して利益確定(または損切り)を実行</strong>(旧NISAの非課税期間は5年なので余裕を持って)としました。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/ec62f7cd0b6245ee9a82d8d98ce8fa5e.jpg" width="666" height="703" /></p>
<p>SMBC日興證券で行った実際の成果です。現在含み損が344千円ありますが、それを除けば1,032千円の売却益と258千円の配当を得ることが出来ました。本誌で取り上げている銘柄群はずいぶんと貢献してくれました。</p>
<p>ちなみに含み損は以前にステムケア(犬のヘルニア治療薬)で取り上げていた大日本住友製薬(現 住友ファーマ)とアイン(これはペット関連株投資限定という禁を破って痛い目に)です。どこで損切りするか迷っています。</p>
<p>今年はいきなりの日経暴騰劇でついて行けずですが、これからも運用は続けていくつもりです。</p>
<p>新NISAは期間制限もなくなりますので、有望なペット関連株はさらに長期で保有できると思います。今後ともペット関連株投資について取り上げていきますので、本誌が皆様の参考になれば幸いです。</p>
<p> </p>2024-02-25T05:20:02+00:002023年の日本株とプライム上場のペット関連への一口コメント
2024-01-08T08:10:40+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28284/<p>日本株の代表的指標、日経平均は年間で28%上昇という世界の市場の中でも高パフォーマンスを記録した年となりました。(正直、記者はここまで上がるとは予想出来ませんでした)</p>
<p>要因は、まずは著名な投資家<strong>バフェット氏が日本株を買い推奨</strong>したことです。これに加えて年間を通じての<strong>円安</strong>進行により日本株を<strong>世界的に割安</strong>とみた海外投資家が積極的に投資を行いました。また、東証が市場改革の一環として、<strong>PBR(株価純資産価値)1倍割れの企業に是正措置を求めたことで日本市場が変わる</strong>という印象を海外投資家へ与えたことも大きな要因です。</p>
<p>株価に短期で最も影響がある要因は、売買の<strong>需給関係</strong>です。東証の改革方針と著名投資家の推奨を受けて海外勢が買い向かったことで需給は大幅に改善、結果、まれに見る上昇を記録しました。ただ、グロース株(旧マザーズ上場および東証グロース上場会社)はPBRの1倍をこえる企業が多数でもあり海外投資家からも全く注目されず、これらは蚊帳の外どころか会社によっては業績が良くても売られる始末となってしまい<strong>二極化が進んだ一年</strong>となりました。</p>
<p>では、年間のチャートを基にみていくことにします。チャートは12/30/22の終値を100として各月末の終値の推移を表したものです。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/9becef727c1347efbe96012d8db068b0.jpg" width="748" height="550" /></p>
<p>参考までに、日経平均の数値は次の通りです。</p>
<p><strong>26,095円(12/30/22)、33,464円(12/29/23)、33,377円(1/5)</strong></p>
<p><strong>1)イオン </strong></p>
<p><strong>2,783円(12/30/22)、3,151円(12/29/23)、3,252円(1/5)</strong></p>
<p>225採用でもある同社、日経の上昇率には及びませんでしたが、年間で13%上昇しています。要因はコロナ終息による好調な業績、他にもいなげやを子会社化する、パート従業員も7%の賃上げ、一部PB(プライベートブランド)商品の価格据え置きや値下げをおこなったりと消費者目線を意識して経営しているなど話題は豊富です。これらの要因が重なり採算も改善、今後も増収増益基調を維持していくことでしょう。最近のニュースで注目は、<strong>AIやロボット関連の企業ムジンと提携、高度に自動化した物流施設を26年をメドに構築</strong>するということです。今年から働き方改革(改悪?)による業務時間削減で物流問題が取り上げられていますが、この取り組みが奏功すればさらなる飛躍も期待出来ます。外部要因で大きく下げる場面があれば単元株買いで報われると予想します。</p>
<p>まもなく(1/12予定)第2四半期の決算を発表する予定です。</p>
<p><strong>2)ユニチャーム </strong></p>
<p><strong>5,068円(12/30/22)、5,098円(12/29/23)、5,125円(1/5)</strong></p>
<p> ご覧の通り年間で株価はほぼ横ばいです。昨年までは海外ファンドの売買でメリハリ(時には日経以上の上昇)のきいた株価推移でしたが、<strong>中国リスクを意識した海外ファンドが同社への投資から撤退</strong>したことが大きく影響しています。同社の格付けを行うアナリスト数の減少なども投資ファンドの注目度低下のためでしょう。ペット用品の新工場が昨年10月静岡で稼働するなどペット関連の事業は今後も拡大していく予想ですが、いかんせん中国リスクが重しになっています。中国リスク、一番は台湾有事関連ですが、景気減速リスクも見逃せません。今年の単元株での買いは見送りが賢明と思います。決算発表は2/7の予定です。</p>
<p><strong>3)あらた </strong></p>
<p><strong>2,098円(12/30/22)、3,110円(12/29/23)、3,195円(1/5)</strong></p>
<p>増収増益+増配+株式分割(株価は分割考慮)の申し分ない決算発表を受けて日経を上回るご覧の通りのパフォーマンス(48%上昇)です。自社株買いも行っており、東証の要請への対応も十分できていたようです。同社は、北陸エリアに事業所を展開していますが、元旦の大地震の影響は軽微のようです。棚から商品落下はかなりあったようですが、翌2日には営業再開にこぎ着けたとのことです。ただ、同社の<strong>中国市場進出へは少し疑問符</strong>がつきます。海外ファンドの投資対象となってきたユニチャームほどの影響はないでしょうが、今後の展開次第では要注意かもしれません。それにしても中国リスクで外資が撤退する中、何故あえて進出するのでしょうか??G7などの民主主義諸国ならそれもありでしょうが、彼の国は・・・・</p>
<p>次回の決算は2/6の予定です。業績面での伸びしろに注目しましょう。</p>
<p>以上、プライム上場の大型株では今年の記者の注目は①物流問題対応を評価してイオン、②依然として今後に期待だが中国進出?のあらた、③ユニチャームの順です。</p>
<p>では、次章は中小型株をみていきます。</p>
<p> </p>
<p> </p>2024-01-08T08:10:40+00:00ペット関連中小型株への一口コメント~スタンダードおよびグロース市場
2024-01-08T08:23:07+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28285/<p>では、同様のチャートでみていきましょう。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/b1833725c9ea49fb9bd42ac3a612ba87.jpg" width="731" height="526" /></p>
<p><strong>1エコートレーディング</strong></p>
<p><strong> 654円(12/30/22)、1,405円(12/29/23)、1,465円(1/5)</strong></p>
<p>一年で2倍以上、最高の出世株となりました。24年2月期決算で最高益更新予想で増配、ペット市場拡大による恩恵を受けています。またスタンダード上場ということも追い風となりました。但し、同社の<strong>一株純資産は1/5終値で1,703円(PBR=0.86倍)</strong>、ここからの上値は限られるでしょう。まもなく(11日)第3四半期の決算発表を予定しています。決算内容次第では、さらに上昇する場面もあるかもしれませんが、そこが売り場とみています。同社もイオンと同様に今後物流面での見直しを予定しています。<strong>物流センターを核に配送ルートの見直しを行う</strong>ということですが、これでどれ位物流コストの低減が見込めるか、今後はそれ次第でしょう。</p>
<p><strong>2 アレンザ</strong></p>
<p><strong>990円(12/30/22)、1,043円(12/29/23)、1,057円(1/5)</strong></p>
<p>完全に横ばい、蚊帳の外状態の一年でした。新店舗出店には積極的ですが、売上が伸びていません。まもなく、10日に第3四半期決算を発表予定です。前回(半期決算)で対前年日△25%の経常減益でしたので、挽回可能とは思えません。しかし、直近では株価は強含みです。以前にも書きましたが、同社は親会社バローとの親子同時上場、これも東証が解消するように提言しています。もしかすると<strong>バローによるTOBの計画</strong>が具体化してきているのかもしれません。その点、今回は注目しています。</p>
<p><strong>3 カクヤス</strong></p>
<p><strong>1,298円(12/30/22)、1,750円(12/29/23)、1,782円(1/5)</strong></p>
<p>コロナ終息を受けて、本業の酒類販売が回復しました。業績回復・増配で9月には2倍の株価をつけましたが、まさに材料出尽くしで下落、年末には前年比で+35%です。株主総会でも今後はペット関連にも注力していくこと、物流改革を進めて行くことを目標とする旨の発言がありましたが、やはりそれ次第でしょうね。次回の決算発表は2/14です。ペット関連の売上分類、家庭向け売上の伸長度合いに注目してみましょう。</p>
<p>これらスタンダードでは注目はアレンザ、人気のない今こそ単元株で買いを!と考えています。もっとも10日にTOBなどの材料が発表されてしまえば買う機会はなくなってしまいますが、はたしてどうなるでしょう?</p>
<p>では、最後は成長株です。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/43bca7978209436798f2e31a949c8294.jpg" width="717" height="507" /></p>
<p><strong>1 アニコム 580円(12/30/22)、543円(12/29/23)、540円(1/5)</strong></p>
<p>業績好調・増配、そしてプライム上場の同社。自社株買いも行っています。が、資金は入らず相変わらず本誌最悪のパフォーマンスです。<strong>1/5終値ではPBR=1.52倍の株価、配当利回りは1.02%</strong>です。この利回りでは日銀がマイナス金利解除、そして長期金利が上昇すれば全く魅力が無くなってしまいます。ここ数年来の低迷、今年の総会では本格的な株価対策を求めることにしましょう。大幅増配、あるいはポチタマ(東京海上ペット関連ファンド)の組み入れ比率増加となるようなIRなどの。ペット関連のETF(投資信託)が設定されれば同社にはかなりの恩恵があるのでしょうが・・・・</p>
<p><strong>2 日本動物高度医療センター</strong></p>
<p><strong>1,900円(12/30/232)、1,726円(12/29/23)、1,755円(1/5)</strong></p>
<p>アニコム以上に頂けないのが同社。半期決算での経常進捗率は26.9%(前年54.6%)です。大阪病院の稼働も上手くいっておらず、収益が伸びていません。これではこの株価推移もうなずけます。<strong>24年3月期では20円の配当</strong>を予定していますが、それでは利回り1.14%です。グロース企業に期待される成長性X、配当利回りも物足りない・・・本当に経営陣刷新の要求がファンドから突きつけられるかもしれません。2/8に決算発表ですが、さてどんな発表となるのでしょうか?</p>
<p><strong>3 ペットゴー</strong></p>
<p><strong>1,053円(12/30/22)、1,254円(12/29/23)、1,242円(1/5)</strong></p>
<p> 昨年は2月の決算発表(大幅上方修正)をうけて株価は急伸、一時は6割高を演じましたが、その後は成長性が物足りないと評価されボックス圏の動きにとどまっています。それでも年間では19%上昇ですが・・同社は、<strong>12月18日にもフケ・体臭が気になる犬猫用の薬用シャンプー(抗菌シャプー)を発売</strong>するなど新製品開発にも積極的でもあり、療法食においては他社が容易にまねが出来ない強みもあります。今年の第3四半期決算発表は2/8です。今年も大幅な上方修正があれば株価は居所を変えると思います。期待しましょう!</p>
<p>アニコムと日本動物高度医療センター、この2社の株価推移はまさに成長株が蚊帳の外となっていた昨年度を象徴しています。ペットゴーのみ、その成長性が評価されかろうじて資金が流入していたのが実情です。ペットゴーは今後も注目、今年は<strong>”森よりも木を見る”相場</strong>、全体の指標である日経平均よりも個別の業績の伸びなどに応じて(特定企業の)株価があがる相場ともいわれています。ペットゴー、引き続き注目です。</p>
<p> </p>
<p> </p>2024-01-08T08:23:07+00:00今年の展望
2024-01-08T08:34:12+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28286/<p>最後に記者なりの今年の展望を書いておきます(当たるとは限りませんが)</p>
<p>今年はNISAが大幅に拡充される年。証券関係者はそれに大いに期待しているようです。マネックス証券などは年末までに最高で日経4万2千円まで上昇、他の株式評論家の言い分を聞いてみてもバブル期の高値抜けを期待など総じて強気が多い気がします。</p>
<p>万人が強気の時は要注意!!<strong>「野も山も一面の弱気なら、阿呆になって買いの種まけ!」</strong>、こんな格言があります。反対に考えれば強気が多ければ多いほど危険です。</p>
<p>記者の懸念要因としては、①不動産、金融市場崩壊による中国景気減速②米国金融危機再来による世界景気減速③中東の戦闘激化による海峡閉鎖、世界的物流停滞によるインフレ再燃と景気大失速④台湾総統選をはじめとする主要国選挙に乗じた各国の大混乱です。</p>
<p>最悪、これらが同時に起これば経験したこともない大恐慌、それこそグレートリセットになってしまいます。仮にどれか一つが起きても世界景気には大きなダメージ、世界の景気敏感株と言われる日本株も暴落するでしょう。今年半ばにはそれらが表面化してくると予想しています。一時的な暴落で収まるか、それとも大恐慌並みとなるかはこれらの要因がどのくらい重なって起きてくるか次第でしょう。以前にも書きましたが、<strong>大暴落はかならず起こりえる前提で考える</strong>、今年はそれを実感する年になるかもしれません。</p>
<p>この中で気になるのはやはり米国の動向です。現状、イエレン財務長官は「ソフトランディングは成功」などど断言していますが、色々と調べてみると気になる情報があります。景気の指標の一つ、<strong>米国の失業率ですが(現状3.6-3.7%程度)、これ、副業をしている人をダブるでカウントした結果であり、実情はかなり多くの失業者が存在する</strong>ということを聞きました。中国の指標がいい加減なことは有名ですが、米国まで実態を表せていないとなると・・・大統領選前に化けの皮が剥がれて米国発の全世界同時リセッション勃発となるかもしれません。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/1be0fb6834af45e48e0fbda7f56adec6.png" width="153" height="153" /></p>
<p>丁度一番下の親亀を米国とするなら、日本は一番上の孫亀のようなもの、親亀こけたら・・・ですね。</p>
<p>とはいえ、NISAで運用するか否かで将来の資産設計は大きく変わることは事実です。</p>
<p>NISA、単元株でいくなら買いはゆっくり、売りは迅速!、積み立てなら余裕資金のみで追加投入はなし!で今年は焦らず様子を見ながらじっくり構えていきましょう。</p>
<p>本誌は、一応ペット関連誌ですが今年もその範疇を逸脱して情報をお届けします。</p>
<p>今年もよろしくお願い致します!</p>2024-01-08T08:34:12+00:00爬虫類からも感染する人畜共通感染症(ズーノーシス)
2023-12-11T01:54:29+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28206/<p>カメを始めイグアナ、蛇などをペットとして飼育している方を時々見かけます。人畜共通感染症というとすぐ頭に浮かぶのは犬・猫、ハムスターなどの齧歯類ですが、カメなどの爬虫類からの感染にも注意すべきものがあります。</p>
<p>1)感染経路</p>
<p>まずは、<strong>①噛まれる、引っかかれるなどの直接感染</strong>、それに加えて<strong>②ダニ。蚊、ハエなどの媒体(ベクター)を介して間接感染</strong>、さらには<strong>③病原体で汚染された床材や飼育水からの環境感染</strong>があげられます。</p>
<p>2)感染症の原因</p>
<p>これは人や他のペットと同様、①ウィルス、②細菌、③真菌、④寄生虫によるものです。この中で爬虫類の<strong>ウィルス感染症</strong>についてはまだよく分かっていないことが多く、何かいつもと様子が違う場合には他の個体と隔離して(安易に触れないようにして)早めに獣医師に相談する事が重要でしょう。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/17f249dac2364532a95de389ee579d3c.png" width="169" height="133" /></p>
<p>カメへのウィルス感染例:ヘルペスウィルスーリクガメの壊死性口内炎を起こす。水生種では肝壊死などの非特異的症状を呈する。</p>
<p>イリドウィルスー膵炎・肝炎・腸炎などの原因となる。</p>
<p>ヘルペスはトカゲでも口腔内出血の原因となることもあります。また良く耳にするアデノウィルスはトカゲなどの種の突然死の原因となったりします。</p>
<p> 3)特に注意すべき感染症(人での症状など)</p>
<p>①サルモネラ症</p>
<p><strong>カメからの感染事例</strong>が報告されています。代表的な症状は<strong>胃腸炎ですが、髄膜炎など重症化するケースもありこれらに伴う死亡事例も報告されています。</strong>子供や高齢者の感染事例が多く報告されています。そして厄介なのが、<strong>カメを始め爬虫類ではサルモネラ菌に感染していても無症状</strong>だという点です。対策としては、(飼育しているカメなどは)<strong>サルモネラ菌の保菌者である事を念頭に高齢者、4歳以下の子供は直接個体に触れさせない</strong>ようにすることです。</p>
<p>②ミコバクテリア(Mycobacteria:非結核性抗酸菌)</p>
<p>爬虫類では、急性から亜急性の肉芽腫性抗酸菌症(肉芽腫:皮膚に出来る炎症性の赤い発疹、放置すると潰瘍やかさぶたになる)を引き起こします。<strong>免疫力の低い高齢者、子供の感染事例</strong>が報告されています。人では、プール肉芽腫ともいわれカメなどが感染してる場合、<strong>水槽の清掃などから皮膚の傷を介して感染するケース</strong>があります。サルモネラ症と異なり、爬虫類にも症状がでるため予防はしやすいですが、人が発症すると異物への反応による炎症(アレルギー反応)、皮膚がんなどと見分けが付きにくい場合もあり、症状が長引く場合は注意が必要ですので皮膚科の医師に相談してください。</p>
<p>③連鎖球菌、ブドウ球菌</p>
<p>爬虫類は口腔内に保有しているケースが多く(無症状)、人では発疹、かさぶたと伴う皮膚炎、咽頭炎(のどの痛み)などの症状を呈します。まれですが、肺や心臓弁膜へ感染して重篤な症状を呈する場合もあります。これは、とにかく<strong>噛まれない</strong>ように注意することです。</p>
<p>④ダニ媒介性リッケチア</p>
<p>人では発熱、頭痛、倦怠感などの症状を呈します。<strong>アフリカから輸入されたリクガメに寄生していたマダニ</strong>から見つかったとの報告があります。マダニが媒介する感染症にはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という怖い病気がありますが、リッケチアも感染した血管に血栓を生じさせる厄介な病原体のようです。ただ、感染事例は多くはありません。<strong>高齢者や4歳以下の子供は直接個体に触れさせない、お世話の後は恒に手洗い消毒を心掛ける</strong>ことで予防出来るでしょう。</p>
<p>⑤その他</p>
<p>爬虫類に寄生する寄生虫には原虫、回虫、クリプトスポリジウム、コクシジウムなどがあります。クリプトスポリジウムやコクシジウムはカメレオンやヒョウモントカゲなどで下痢下血を起こすことが多く、人でも下痢などの消化器系症状を起こさせます。犬・猫や家畜などにも共通する感染症として知られています。</p>
<p>これらが代表的な爬虫類からの共通感染症ですが、<strong>過度な接触を避ける、手洗い・消毒(噛まれた時のために消毒液は常備)などの励行</strong>で十分に防げると思います。</p>
<p>記者は子供の頃、近所で捕まえたカメを飼育していました。しかし、その時はこんな感染症については全く知識もなく、思い出せば、けっこういい加減な飼育をしていた気がします。それでも感染することもありませんでしたが、何やら訳の分からない流行病が多い昨今、過度に警戒する必要はありませんが知っておいて損は無い!、そう思い今回は記事に取り上げてみました。</p>
<p> </p>
<p> </p>2023-12-11T01:54:29+00:00ペット関連企業ニュース
2023-12-11T02:01:18+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28207/<p>今月も本誌で取り上げているペット関連企業について、ここ1ヵ月で新しく入った情報を簡単にお届けします。</p>
<p>①あらた</p>
<p>中国広州で新衆上有限行為との資本業務提携を行い新会社を設立するとの発表がありました。同時に現在の中国子会社の株式を同社子会社のジャペル株式会社へ譲渡して中国での業務再編・新展開を模索するようです。</p>
<p>中国リスクが頻繁に取り上げられるようになった現在、果たして大丈夫なのでしょうか?ユニチャームも中国進出を試みていますが、中国リスクを意識した外国人投資家が買いを手控えているという事実もあります。ましてや、台湾有事(戦争)となり日本もかかわれば様々な戦時において中共に都合の良い法律が中国にはあり、企業の資産は没収となり大損害を被るケースも想定されます。現時点では、台湾有事はないと考えているようですが・・・少し気になりました。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/a6633e4cc58b418a882f308d528d2b49.png" /></p>
<p>(ウィキペヂアより)このように以前にあった台湾海峡封鎖から開戦とならなければいいのですが・・・</p>
<p>②アレンザ</p>
<p>12/1ペットショップアミーゴ、新店舗を福井県福井市にオープンしました。第3四半期の売上は、既存店で前年同期比△2.1%、新店舗を含む全店でも△0.5%(累計では+0.7%)と苦戦が続いています。今後も新店舗のオープンは続けていくようで挽回を期待したいところです。</p>
<p>③カクヤス</p>
<p>前月号アップのすぐ後に決算発表、大幅増益でしたが材料出尽くしで売られています。ただ、配当は中間期25円へ増配(前期10円)、3月期も25円(前期20円)で通期では20円の増配を発表しています。</p>
<p>④ペットゴー</p>
<p>auPayでのネット支払いを導入とのことです。他には、猫用の食事療法食として新製品を発売します。便秘気味の猫用の療法食「猫用 消化器ケア 可溶性繊維 フィッシュ」と避妊・去勢術後の猫のための「猫用 避妊・去勢ケア フィッシュ」の2製品です。</p>
<p>⑤アニコム</p>
<p> 10月度の正味保険料収入は4,544百万円(前年4,291百万円)と相変わらず業績は好調です。保有特許数も15件(前月13件)と増えていました。</p>
<p>以上が主だった過去1ヶ月に発表されたニュースです。ペット関連企業については、来る新年には今年の株価推移など総括してお届けします。</p>2023-12-11T02:01:18+00:00ペット関連資格の紹介~本題の前にちょっと息抜き・・・・
2023-11-11T00:30:59+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28110/<p>ペット関連の資格と言えば、国家資格である獣医師、愛玩動物看護師を始めトリマー、訓練士、栄養士など民間を含めれば数多くの資格があります。</p>
<p>記者も以前にペット災害危機管理士(3級からすすめていませんが)を取得しました。この資格は、<a href="https://www.pet-no-shikaku.com/" target="_blank" rel="noopener nofollow">社)全日本動物専門教育協会</a> で受講できますが、同協会で10/1新規に講座が開講されていました。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/c4962474d2a74006b691dc5582dbc378.jpg" /></p>
<p>通信講座で受講できる「犬猫住環境コーディネーター」なる民間資格です。ペットと暮らすための注意点については、動物好きなら、</p>
<p>①カーペット、マットなど滑りを防止し、脚・股関節への負担を軽減する。</p>
<p>②感電防止のためのコンセント(コード)カバーを設置する。</p>
<p>③良く上り下りする箇所に簡易ステップを設置する。</p>
<p>④家具の固定(地震などの際の事故防止)、危険な場所への侵入防止のための柵を設置する。</p>
<p>⑤快適に動き回れるスペースを確保しておく。</p>
<p>これらはすぐに思い浮かびます。もちろん、それは知っていて実践してるよ!、とこれだけなら資格認定するまでもありませんので、ちょっとカリキュラムを覗いてみました。</p>
<p>同講座では上記に加えて①住環境とストレスの関係、②衛生管理の重要性(抜け毛、臭い、排泄物対策)ご近所トラブル防止、③家族構成別の住環境と防災(一人暮らし、小さな子供の居る家庭、高齢者世帯など)のペット共生環境について学べるようです。</p>
<p>記者が注目するのは、<strong>家族構成別の住環境と防災</strong>です。<strong>一人暮らしの高齢者</strong>、これから段々と増えて行きます。それでもペットと暮らしたい!、そんな一人暮らしの高齢者にも助けになるヒントがあるような気がします。</p>
<p>この講座、ペットの迷惑行動改善のアドバイスを求められるショップ店員、ペットシッターを始め建築・不動産(ペット可の物件は増えてきています)関係などの方へお勧めとのことでしたが、記者も受講を検討しています。</p>
<p>受講の際には、感想などリポートしたいと思います。</p>
<p> </p>2023-11-11T00:30:59+00:00ペット関連企業の決算発表まとめ①
2023-11-11T00:48:24+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28111/<p>では、ここから本題に入ります。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/3ed6e190209847a9a7a70838cbedad22.png" width="639" height="573" /></p>
<p>決算短信。上場企業は四半期毎に(今後は四半期毎には不要とする検討もされているようですが)証券取引所にこのような業績の概況を提出しています。日経新聞などの記事はこの短信やその他の開示情報を基に作成されています。記者も短信を参考に必要に応じて企業のIR担当へ質問して情報を得ているのです。では、まずはプライム上場企業からいきましょう。</p>
<p>1 イオン 2,995円(10/11)、3,079円(10/12)、3,125円(11/10)</p>
<p>今回、決算発表日、その翌日(市場評価)と直近の終値を参考に記載しました。</p>
<p>10/11発表の中間決算は、対前年比営業収益+5%、経常利益+17.4%、経常の対予算進捗率は+53.3%です。今期イオンは最高益更新予定、進捗率も順調のようです。いなげやの子会社化も予定しており今後も順調に伸びていくでしょう。上下に不安定な動きを続ける日経平均、その採用銘柄の中では株価は堅調そのもの、市場の評価も良好のようです。10日発表の全店の売上実績では、ミニストップとコックスの2社は前年割れですが、他は全て4-5%の対前年比増を維持しています。さらに、最近注目されている<strong>冷凍食品</strong>。イオンは、グループの<strong>イオンサヴールでプランスの冷凍食品専門店「ピカール」の国内店舗展開</strong>をしています。他にも<strong>冷凍食品専門店「アットフローズン」1号店を昨年千葉浦安にオープン、それを皮切りに4店舗目を11/10イオンモール与野(埼玉県与野市)にオープン</strong>しました。ペット関連としてはもちろん、その他の事業でも今後も注目です。</p>
<p>2 ユニチャーム 5,200円(11/7)、4,729円(11/8)、4,891円(11/10)</p>
<p>決算発表は11/7。売上対前年比+5%、営業コア利益+1.2%、税前利益+10.5%、コア利益の進捗率は+65.8%でした。12月決算の同社は第3四半期の数値で増収増益は維持するも進捗率の低さが嫌気されて翌日は大幅安(一時年初来安値4,632円)です。その後は若干持ち直しています。主力のパーソナルケアの売上は前年比+3.6%、コア営業利益△5.3%でしたが、<strong>ペットケアはそれぞれ+14.1%、+44.6%</strong>とまさにペットケアの伸びに下支えされています。数値的にもパーソナルケア製品5,801億円にたいして1,013億円と徐々に売上構成比は増えてきています。ペット関連としても存在感は増してきていますが、少し気になる点は<strong>中国の景気動向</strong>です。同社は上海市に合弁会社を設立したことは以前にお伝えしましたが、中国景気の下振れがどう影響してくるか?、私たちは自分の生活を少し切り詰めてもペットには・・・と考えてますが、中国ではどうでしょう?なにせ昔はチャウチャウを食用犬としていたお国柄ですから。現在、多くの企業が中国市場から撤退しています。ペット分野での中国との関連が今後どうでるか、この点は日経CNBCのコメンテーター大川氏も指摘していました。同氏によれば、ユニチャームを評価格付けしているアナリスト数も減少しているとのことで・・プライム上場の中では大手ファンドの投資対象から外される可能性もあるかもしれません。そうなれば昨年までのような買いは期待出来ませんし、今後は少し様子見が賢明かもしれません。</p>
<p>3 あらた 5,590円(11/7)、6,070円(11/8)、6,380円(11/10)</p>
<p> 11/7発表の中間決算は増収増益、しかも<strong>通期上方修正、増配、自社株買い、株式分割</strong>とくれば上がらない訳がありません、発表翌日暴騰、その後も上げて高値更新。年初来の安値3,905円からの上げはもちろん、前月号で過剰反応で下げと指摘したところが絶好の買いチャンスとなったようです。発表内容を見てみると、中間期売上+5.9%、経常+21.8%増、しかも増額修正した計画値に対する経常進捗率は+53.7%です。配当については、中間83円(前期68円)期末(1:2の株式分割を考慮して)実質102円(同68円)、年間では185円(同136円)です。自社株買いは東証のPBR1倍割れ是正勧告への対応策とのことでした(11/10終値でもPBR1.02倍)。分割は12/29付けでの保有者は1株を2株へ分割、最終受渡日は12/27ですから、26日の終値の半値で27日以降取引開始となります。また売上カテゴリーで見ると、主力のヘルス&ビューティーが+4.1%に対してペット関連は+11.2%、額面でも前者が1,439億円に対してペット関連は971億円と徐々に迫りつつあります。ペット関連の伸びにはグループ会社ジャペルの「ペット用おやつ」の売上伸長が貢献とのことです。</p>
<p>経済成長が見込める株は分割を繰り返して、その後分割前の高値を抜いて行きます。その国の経済が右肩上がりであれば、多くの企業はそうなります。現在、日本経済は雲行きが怪しいですが、ペット関連は今後も成長していく分野の一つ、成長分野にある企業の株価は(ソニーなどがそうであったように)その価値を増大させていくでしょう。”あらた”はまさにこの候補になりつつありますね。推奨していながら・・・実は・・なんとも情けないことですが・・記者自身買っていませんでした。分割後、今度こそNISAで購入です。</p>
<p> </p>
<p> </p>2023-11-11T00:48:24+00:00ペット関連企業の決算発表まとめ ②
2023-11-11T00:57:34+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28112/<p>では、ここからは中堅・成長企業群と参りましょう。</p>
<p>1 エコートレーディング 1,490円(10/6)、1,519円(10/10)、1,352円(11/10)</p>
<p>10/6発表の中間決算、売上+13.8%、経常+154.7%、進捗率は+59.1%でした。9/29付けで上方修正・増配を発表済みでしたので(株価に折り込み済みというやつで)翌日はそれほど反応はしていません。その後は全体の乱高下の影響か?またもPBR1倍割れへと逆戻りです。(11/10でPBR=0.79)今後の業績次第ですが、この値段は買いでしょう。記者は1,300円台買いで1,580円前後(PBR1倍相当)売りで売り買いを繰り返しています。</p>
<p>2 アレンザ 1,001円(10/10)、999円(10/11)、1,005円(11/10、PBR=1.02)</p>
<p>10/10付け中間決算は、売上+0.9%、経常△25%、進捗率44.7%で増収減益でした。下期挽回を期して通期では増益を目標としていますが、困難でしょう。現在までの発表数値を見ても既存店の売上が軒並み前年割れです。第3四半期は累計で既存店、全店ともに前年割れ(既存店△3.6%、全店△1.7%)しています。10/20山梨県甲府市に同県初の店舗をオープンし新規出店で挽回を試みていますが、第3四半期の推移を見る限り計画達成は難しそうです。但し、ここで一つ気になるのは同じホームセンター事業のバローとの親子同時上場ということです。数日前、富士ソフトが上場子会社4社のTOB(公開買い付け)による吸収合併を発表しています。<strong>東証はPBR1倍割れ解消とともに親子上場の解消</strong>も推奨しています。すなわち、同社にもTOBの可能性がゼロではないということです。今後の業績推移とともにその可能性も考慮して今後も見守りたいと考えます。</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/740f318ffc074165aea84fee60074e9c.jpg" /></p>
<p>(アミーゴ甲府店:アレンザHPより)</p>
<p> </p>
<p>3 カクヤス 2,080円(11/10)同社のみ決算発表は来週となるようです。</p>
<p>9/22の高値2,889円のみならず10/6の2,699円からもずいぶんと下落してしまいました。11/8発表の売上前年対比では、通期で飲食店向け+22.7%、家庭向け+5.5%、全体+16.5%です。コロナ渦脱出による飲食店向け売上げの回復に支えられて高値まで駆け上がりましたが、これを既に折り込んだ高値であり、今後の株価動向はペット用品を含む家庭向けの伸長にかかっています。とはいえ、ペット関連の売上げはまだまだ少なく、来る決算発表はさほど期待出来ないかもしれません。暫く様子見です。</p>
<p>では、次は成長企業群です。</p>
<p>1 アニコム 533円(11/8)、569円(11/9)、579円(11/10)</p>
<p>11/8発表の中間決算、経常収益+6.7%、経常+33%、経常の進捗率は+65%で相変わらずの好決算です。株価は素直に好感して上昇していますが、10日の終値は10月の急落時とさほど変わりません。9月単月も保険料収支は前年同月比+6.1%、累計でも+6.5%と業績面では申し分ないのですが。やはり一度本格的な株価対策を求める必要がありそうです。</p>
<p>2 日本動物高度医療センター 1,801円(11/9)、1,769円(11/10)</p>
<p>11/9発表の中間決算、売上+3.5%、経常△48.5%と大幅減益でした。経常は半期で対計画比+26.9%と計画未達が確実な様相です。今回減益の要因は、①4-6月川崎本院の放射線治療の休止、②眼科を廃止したための診療数の減少、③大阪病開業に伴う(物価高による)計画値以上の費用増とスタッフの稼働率減少ということです。しかし、7-9月はスタッフ増強により四半期としては過去最高の売上達成との朗報もあります。さらに次の新病院の開院も計画中とのことです。</p>
<p>今後、インフレは高止まりし物価高騰は継続するでしょう。そんな環境下では売上は微増でも経常は大幅減という結果になりかねません。昨年、ファンドの出資を受けた同社、いつまでも利益低迷は許されないでしょう。将来、経営陣刷新要求があるかもしれませんね。</p>
<p>3 ペットゴー 1,410円(11/9)、1,270円(11/10)</p>
<p>9日発表の中間決算、売上+1%、経常+2.9%の微増でした。経常の進捗率は対計画比で+75.5%に達していますが、業績見込みの上方修正はなし、そのことが嫌気されて朝から売り物殺到で大幅安となりました。売上の内訳は自社オンラインモール経由が+11.5%、他社モールが△3.8%で、都度購入が減少し(△8%)、定期購入が増加(33%)しています。リピータに支えられています。</p>
<p>同社は、昨年は計画を途中で大幅上方修正(確か半期で年度計画をかなり超過)し、成長性を期待されました。今回の決算は完全に期待外れとの評価ですが半期での進捗率から第3四半期での上方修正を期待しましょう。今回上方修正なしで売られたとはいえ、増収増益基調には変わりませんので、市場の評価は13日の動きで判明すると考えます。</p>
<p> </p>
<p> </p>2023-11-11T00:57:34+00:00後書き
2023-11-11T01:06:02+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/28113/<p>現在の世界情勢は、目まぐるしく変化しています。2つの大きな戦闘・地域紛争が継続、他にも危機的要因を挙げればきりが無く先が見通せません。</p>
<p>そんな状況でも米国の株価は反転基調、日本も現状の堅調な企業業績を反映して概ね高値圏のレンジで推移しています。しかし、大暴落の可能性は依然として残ったままです。</p>
<p>日本では報道されていませんが、数日前米国の地銀シチズンズバンクが破綻しました。今年6行目の銀行破綻です。最近、日本でも全銀協のシステムエラーで銀行振込ができない事態が発生していましたが、同様の事態が米国大手銀行間でも発生したようです。銀行倒産に加えてシステムの脆弱性も明らかになりつつあり、現状の金融システムは転換点を迎えているのかもしれません(金融リセット?)</p>
<p>加えて、イスラエル・ハマスの戦闘激化によりイランが報復措置としてホルムズ海峡閉鎖を行うだけでもエネルギー危機、さらには食料危機が世界中で起こる可能性があります。もしそうなれば、エネルギー・食料自給率の低い日本は大ダメージを受けることでしょう。食料備蓄は最低でも2週間分、特にペット関連の備蓄は1ヶ月以上必要(ペット災害危機管理士の立場から)と常々友人にはいっていますが、それでも足りないかもしれません。</p>
<p>米国発世界的金融リセットに戦禍拡大からのエネルギー食料危機・・もしくはその両方が同時に起こり、さらに大地震などの自然災害も加わり、よからぬ輩の目指すグレートリセットへ・・・</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/d2a14c3d3a774d55b82dba2df44abc41.png" /></p>
<p> ここまでいうとまさに陰謀論?と言われるかも知れませんが。</p>
<p>備蓄などは備えておくにこしたことはない、何も起こらなければそれでよしとする!将来に備えた資金運用も同じです。日本はこれからもインフレ傾向は続いていくでしょう。インフレ継続の場合はお金の価値がどんどん目減りしていきます。年金だけでは不安な現状、将来に備えた資金運用は必要です。今、出来ることは①株式、②現物資産(金、原油、不動産など)③外貨建資産(預金など)、④暗号資産(仮想通貨)への分散投資でしょう。株式に限らず金、原油、不動産(リート)などは投資信託(ETF)をNISAで買うという手があります。これなら小口の資金でも投資可能、そして積み立て投資なら目先の激しい乱高下を気にせず放っておいても大丈夫です(ドルコスト平均法の効果)。そして、分散投資が出来ていれば金融リセットで株・債券暴落なら金(安全資産)と暗号資産は暴騰、フォルムズ海峡閉鎖で株暴落でも原油、金、暗号資産は上昇してリスクヘッジの役目を果たします。</p>
<p>記事ではペット関連株の売り買いについても単元株で売買する方のために触れていますが、これは参考程度としてください。少額でも余裕資金でコツコツと継続することが一番の成果があがると思います。食料備蓄と同じで資産運用もできる限りの備え(分散投資)を心掛け、何も起こらなければそれでよし!です。</p>
<p> </p>
<p> </p>2023-11-11T01:06:02+00:00日経平均急落、その要因とペット関連企業の株価への影響(プライム上場大型株)
2023-10-09T05:50:26+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/27962/<p>まず、証券担当者からのヒアリングでは、外国人投資家が売りに回ったことが大きいと言われています。その要因は、米国の利上げ継続懸念、しかも今回は悪い金利上昇と言われています。</p>
<p>またも蒸し返されていた米国の債務上限問題は審議継続で先延ばし(つなぎ予算成立と報道されていますが、実態は審議継続)で事なきを得たかに見えました。しかしその後、この合意を進めた米下院議長が解任され、新たに選出される議長(トランプ前大統領という噂も)はもはや政府・民主党とは安易に合意しないと目されています。次回、11月中旬の審議では合意は見込めず、それによって起こる米国政府閉鎖、そして米国債の債務不履行の懸念が生じています。それを反映するかのように、直近で米10年物国債の利率は4.88%まで上昇しました。</p>
<p>実際に米国債が債務不履行に陥る確率は低いとは思いますが、最悪のケースを折り込みにかかっているのか、国債価格の下落傾向(金利は上昇)は続いています。この状況下で将来の不透明要因を嫌う外国人投資家は損失の穴埋めや投資資金の配分先の見直しによって、まずは十分に利の乗っている日本株の売りに動きました。事実、9月第3週から海外投資家は売りに回っていました。そして証券関係者の間では、第4週にある海外証券から突然大量の先物売りが数回にわたって出ており、特段の理由無き売り物が不気味だとの指摘がありました。これ、情報通の海外投資家が先んじて利益確定に動いたものであり、結果はご覧の通り9月末からの急落に見舞われました。</p>
<p><strong>株式投資を続けるうえで、急落・暴落は普通に起こる!</strong>、世界情勢や災害など不確実性が増加している現状では、そう考えておくべきでしょう。その前提で自分の投資先がその突発的な出来事にどう反応したか、これを検証しておくことは大事です。ペット関連は、今後も市場拡大が見込める成長市場と言われています。そこで今回の日経急落での反応をチャートで追ってみました。</p>
<p>以下、日経が高値にあった9/19日の終値を100として、先週末までの日々の動きをチャートにしたものです。</p>
<p>参考)日経平均9/19終値:33,243円、10/4 30,527円(安値をつけた日の終値)、10/9 30,995円</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/ecd3f78c4b9e4bed98359cbadb4dd929.jpg" width="744" height="527" /></p>
<p>1 イオン 3,035円(9/19)、 2,934円(10/4)、3,046円(10/6)</p>
<p>225採用にもかかわらず、急落の影響はほとんどありません。同社のニュースとしては、9/11連結各社の売上前年対比が発表されています。ミニストップ、コックスの2社のみ若干前年比でマイナスになっておりますが、全体では+8.8%で好調を維持しています。また、10/6にいなげやを子会社化すべく公開買い付けを開始した旨発表がありました。</p>
<p>2 ユニチャーム 5,505円(9/19)、5,259円(10/4)、5,302円(10/6)</p>
<p>前回の決算発表からは9/5予定していた自社株買いの終了の発表があったのみで、特に材料がありません。同社も全体相場下落の影響を受けてはいますが、軽微にとどまっています。</p>
<p>3 あらた 5,860円(9/19)、 5,180(10/4)、5,390円(10/6)</p>
<p> 日経以上に影響を受けています。同社は、8/29に昨今言われ初めている2024年物流問題への対応策として「物流デジタル化による生産性向上」施策を発表していました。これを好感して、株価は上昇、9/19日は5,880円の年初来高値をつけています。年初来の安値3,905円から既に1.5倍、日経急落による不安心理増長で国内投資家が利益確定を急いだ結果、過剰に反応したのだと考えています。(同社は海外投資家比率は少ない)</p>
<p>以上のように、”あらた”は過剰反応と考えれば、概ねプライム上場のペット関連企業は短期的な暴落の影響は軽微と考えていいと思います。</p>
<p>では、次章は中堅および成長企業群を見ていきます。</p>
<p> </p>2023-10-09T05:50:26+00:00中堅企業と成長企業群の株価への影響
2023-10-09T05:59:36+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/27963/<p>8月から各企業の発表など材料が少ないので、2つの企業群を同様のチャートでまとめて見ていくことにします。</p>
<p> </p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/417bd76587a94573ab346e15b9897c12.jpg" width="736" height="521" /></p>
<p>1 エコートレーディング</p>
<p> 1,392円(9/19)、1440円(10/4)、1,490円(10/6)</p>
<p>9/29日上半期および通期の業績予想の上方修正を発表しました。売上は前回予想から上期+7.2%、通期+5.1%増額ですが、経常はそれぞれ+101.9%、+87.5%と通期でも8割増です。さらには増配(上期・下期とも+2円)も発表、通期での配当は28円(前期24円)としています。これを好感して株価は逆行高、10/2に1,664円まで急伸しています。その後は、全体相場の急落の影響で下げましたが、ペット関連企業の堅調さを裏付けた結果になりました。ただ、<strong>前回の指摘した通り同社のPBR(一株純資産)は1,580円どころ。今回この水準を一時的に超え、現状も同水準近くにあることから、ここからは来期以降の業績次第となるでしょう</strong>。記者個人は、今回の水準で一度売却、今後は業績発表を確認しながら、下がったところを買っていく予定です。</p>
<p>2 アレンザ 1,008円(9/19)、997円(10/4)、1,002円(10/6)</p>
<p>ほぼ無風状態です。9/8上半期の対前年売上を発表しています。既存店△1.5%、全店では+1.3%。新規出店が支える形となっていますが、特段材料もないなか堅調な推移です。</p>
<p>3 カクヤス 2,665円(9/19)、2,593円(10/4)、2,699円(10/6)</p>
<p> 10/6上半期売上対前年比の進捗状況を発表しています。飲食店向け+23.9%、家庭向け+6.1%、全体+17.3%との結果でしたが、ペット用品を含む家庭向けが伸びていません。物流改革により家庭向けにも力を入れて行くとの事でしたが、成果が出るのはまだ先のことのようです。同社もほとんど暴落の影響はありません。</p>
<p> さて、最後は成長企業群です。(アニコムはプライム上場ですがこの分類にしています)</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/ff456114c9ec484989c5d18378bb3c8c.jpg" width="736" height="521" /></p>
<p> </p>
<p> ご覧の通り、一番の問題がそのアニコムです。</p>
<p>1アニコム 650円(9/19)、571円(10/4)、568円(10/6)</p>
<p>9/21付け発表では、今期5ヶ月間の保険料収支累計で前年比+6.5%、22,179百万円(前年20,809百万円)と好調維持、保険継続率も概ね80%、さらに再生医療の契約病院数675件(前年比+175件)と申し分ありません。また10/3、韓国SK Telecom 社とペット業界に開けるAIトランスフォーメーション実現(AIを使って人とペットの意思疎通をはかる試みのようです)に向けての基本合意書を作成とのニュースがありました。が、株価はこの為体、まさに投資としてペット関連企業に注目と言っている記者の面目丸つぶれです。海外投資家の保有比率が多い事も影響しているのでしょうが、これは本格的に株価対策を求める必要がある気がしてきました。</p>
<p>2 日本動物高度医療センター、重要な情報発信はありませんでした。</p>
<p>1,810円(9/29)、1,800円(10/4)、1,803円(10/6)</p>
<p>注目度の低さが幸い(?)してか、株価は全く影響なしです。</p>
<p>3 ペットゴー 1,453円(9/19)、 1,392円(10/4)、1,482円(10/6)</p>
<p>主立った情報発信、ニュースはありませんが、ご覧の通りの推移です。10/2にはエコートレーディングの好業績からの連想買いで上昇するも、全体相場の下落に巻き込まれで反落、その後再評価され買い戻されています。通常、フロース市場に上場する成長株は全体相場(日経)が急落・暴落すると、それ以上に下げるものです。しかし、同社にはその傾向はなく、ペット関連への今後の期待を反映した株価推移となっていると考えます。</p>
<p>以上、今回は相場急落時の状況を検証してみましたが、アニコム以外のペット関連は概ね堅調(あらたは直近の高値を考慮)、今回の急落の影響はなしと言えます。ペットゴーなどは、結果的に連れ安の場面が絶好の買い場になっています。外部環境激変の際の急落・暴落時にも比較的安心できる投資対象といえるのではないでしょうか。</p>
<p> </p>2023-10-09T05:59:36+00:00後書き
2023-10-09T06:02:32+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/27964/<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/d3c956cadd8f4b3b8e8c4acdedb95781.png" width="380" height="296" /></p>
<p>ワンちゃん、猫ちゃんの可愛いイラストをネットで探していたところ、こんな物が目にとまりました。</p>
<p>これ、まさに的を得た指摘です。借金をして目一杯株を買ったとたん、今回のような急落に見舞われることが得てしてあります。株に限らず資産運用は余裕資金でやる物。そうすれば、借金を背負うことなどないでしょう。</p>
<p>余裕資金なんてない!、そんな方には、毎月少額積み立て購入という手があります。最初は数千円単位でもいいのです(三菱マテリアルや田中貴金属では月3千円から金を積み立てで購入出来ます)。以前に取り上げた”ぽちたま”(グローバルペット関連株式関連ファンド)は積み立てNISAで購入できますし、本誌で取り上げているペット関連株をミニ株で買うという手もあります。とにかく、少額からでも始めてみることです。</p>
<p>そしてこれは記者が経験則から学んだことですが、株式投資に限らず相場の<strong>急落・暴落は必ず起こる!</strong>、と考えるべきです。しかし急落・暴落の際には、少額積み立て投資なら平均買いコストを下げる事ができ、中長期で継続すれば利益を得られるチャンスが広がります(<strong>途中で解約せずできるだけ継続し続ける</strong>)。また単元株への投資は、自分の<strong>目標に達したら利益確定</strong>するのを忘れないことです。一度売却しても今回の急落時のように再度購入するチャンスは巡ってきます。(エコートレディング、前述のようにPBR1倍近辺まで上昇したので利益確定、今は再度購入の機会を探しています)</p>
<p>貯蓄から投資へと言われても、どうしても最初は尻込みしてしまいます。まして最近の世界情勢のめまぐるしい変化や自然災害の多さなど、リスク要因を挙げたらきりがありません。(と、これを書いている今も中東でダンパチ始まったとか物騒なニュースが飛び込んできました)しかし、このままでは将来の年金も期待出来ず不安は増すばかり・・・ならば、せめて興味を持てるペット関連を取り上げることで投資を身近に感じてほしい・・・そんな思いもありペット関連の株式投資への記事が多くなっています。これからもこのような話題をお届けしますので、よろしくお願い致します。</p>2023-10-09T06:02:32+00:00調整色を強める日経平均とペット関連企業情報(プライム上場大型株)
2023-08-20T06:41:31+00:00K-Tamakihttp://edupet.publishers.fm/editor/472/http://edupet.publishers.fm/article/27747/<p>8月、日経平均は調整色を強めています。6月号で日経平均株価の上昇が止まらないと書きましたが、結果的にそこが今年の高値になってしまっています。では、今回の決算内容を含めてその後のペット関連企業の株価の推移は?</p>
<p>まずは、プライム市場の大型株からいきましょう。今回、チャートは6月号と同様に4月3日を100とした相対シャートで日経平均株価との比較を見ていきます(6月号もあわせご参照ください)。</p>
<p>ローソク足が各企業の株価推移で、<strong>青い線が日経平均。参考数値は、日経平均:28,188円(4/3)、その後の高値 33,773円(6/17)、31,451円(8/18)</strong>です。</p>
<p>1 ユニチャーム 5,374円(4/3)、5,958円(8/9)、5,708円(8/18)</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/133cc22df4754efeb7fe72c11f02c651.png" width="686" height="336" /></p>
<p>8/4第2四半期決算を受けて株価は急騰、ここ数日は全体相場の軟調さにひきづられ頭打ちですが、完全にボックス圏を抜けてきました。決算内容は、売上が4,539億円(対前年同期比+7.7%)、営業利益587億円(同+6%)。営業利益の対予算進捗率は41.6%(前年44.7%)です。このうち、<strong>ペットケアの売上は651億円(+14.3%)、営業利益105億円(+49.4%)</strong>、売上構成比ではまだ全体の14.3%に過ぎないペットケアですが、この伸びですから今後も同社はペット関連に力をいれていくことでしょう。今回の売上伸長には、<strong>犬猫用筋肉の健康を維持する身体作りフードと消臭力を強化した猫用トイレ製品</strong>が寄与したとの発表でした。</p>
<p>昨年11月、同社は上海市の中国企業と資本業務提携を結び中国市場に本格的に力を入れていますが、先月末から<strong>北京を始め中国の数都市は大規模な洪水被害</strong>に見舞われています。日本ではあまり報道されていませんが、この被害は相当なもの。今後の同社の中国での売上に影を落とすかもしれません。第3四半期の発表で中国市場の影響を確認したいと思っています。</p>
<p>2 イオン 2,578円(4/3)、3,143円(8/14)、3,050円(8/18)</p>
<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/fee0c853b601452ab80e4daeeedef90f.png" width="688" height="337" /></p>
<p> 7/12発表の第1四半期決算では、売上2兆3,248億円(+5.5%)、経常利益481億円(+8.4%)と増収増益基調です。経常対予算進捗率は、22.9%(前年22.2%)で少し物足りない気がしますが、ほぼ計画通りの進捗が評価されているようです。225採用ながら直近の日経の下げに引きづられていません。8/10発表の直近のグループ売上推移もミニストップ(前年日△0.2%)を除けば軒並み前年を上回っています。本誌で取り上げるきっかけとなった子会社イオンペットは経常で10数億円レベルで利益貢献度は微々たるものですが、グループ運営のモール内でのシナジー効果も発揮出来ていると考えます。</p>
<p>3 あらた 4,090円(4/3)、5,500円(8/15)、5,270円(8/18)</p>
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<p><img style="margin: 0px;" src="https://publishers-static.s3.amazonaws.com/magazine_image/260/4dee6886e171443a9a73bb6a03861745.png" width="692" height="339" /></p>
<p> ご覧のチャートの通り、日経が頭打ちとなった7月以降に投資資金が回ってきています。8/7第1四半期売上2,353億円(+6.9%)、経常46.6億円(+23.9%)の好決算発表を受けて株価は急騰しました。さらに経常の対予算進捗は32.7%(前年26.9%)で上方修正の期待も持てます。<strong>ペット関連の売上は481億(売上構成比20.4%)で前年比+12.2%</strong>となっています。国内展開が主であり、中国市場の伸びが寄与した二ユチャームほどではりませんが、ペット関連の売上は確実に増加傾向にあります。会社発表ではペット関連の伸びに寄与したのは子会社ジャペルのおやつとのことです。ジャペルのHPはこちらー<a href="http://www.japell.com/index.html" target="_blank" rel="noopener nofollow">ジャペルHp</a> </p>
<p>”あらた”はこの中では引き続き注目です。配当性向の高さやペット関連の今後の伸び期待からみても、同社はプライム上場大手のなかでは今後も期待出来ると考えます。次点はイオン、ユニチャームは中国の消費減退の有無を加味して少し今後の動きに要警戒というところでしょうか。</p>
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<p> </p>2023-08-20T06:41:31+00:00