今月の第二号は、これからペットシッターのお仕事を始めようとしてている人のためにお届けします。
ペットシッターを始めるには、まず動物取扱責任者事前研修を受講して、第一種動物取扱業登録をしなければなりません。
‐スクールは卒業したけど、その後は具体的にはどうするの?
‐研修ってどんな内容?
‐登録申請の方法は?書類の書き方は?
そんな疑問にお答えすべく、今回の記事をお届けします。
私はシッターじゃないから関係ないよ、と思われるかもしれませんが、動物の取り扱いを仕事としている人々の全てが最初に通る道が、この「動物取扱業登録」なのです。動物を飼っている、飼いたいと思っている方にも知っておいて損はない情報だと思います。
文中には、多少難しい法律用語なども出てきますが、研修内容をできるだけ簡潔にまとめてみましたのでぜひご一読ください。
動物愛護法は、第1章総則(第1条~第4条)、第2章基本指針等(第5条~第6条)、第3章動物の適正な取り扱い(第7条~第34条)、第4章都道府県等の措置等(第35条~39条)、第5章雑則(第40条~第43条)、第6章罰則(第44条~50条)の6章、50条から成…
動物愛護法において、罰則規定は第44条以下50条までに規定されています。この中で最も重いものは、動物虐待と遺棄に関する罰則を定めた第44条で「愛護動物をみだりに殺し、または傷つけた者は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金に処す。」となっています。次に重…
ペットシッターの場合、動物取扱業の「保管」の種別で登録申請・認可を受けることとなります(申請料15,000円)。「保管」の中でも飼養施設を持たないので、次の3種類のみで申請を行えます(ペットホテルなど預かり業務も合わせて行う場合は、飼養施設の平面図を提出する…
ここまで簡単に動物取扱業責任者事前研修と登録申請についてまとめてみましたが、いかがでしょうか?研修時間も短く、また登録申請も意外と簡単にできると思われたかも知れません。反対に、こんなに簡単にできていいのか、もっと難しい内容の試験を行ったほうがいいのでは、と思…