まずは、ポピンズの年初からの株価パフォーマンスからみていきましょう。
下記は2月号と同じ昨年末を100とした4月第1週までの比較チャートです。
カクヤスに代りポピンズを表示しています。
株価推移は次の通りです。(%:昨年末比較での上昇率)。
1,165円(12/29)1,373円(3/29、+18%)1,227円(4/5、+5%)
参考)日経 33,464円(12/29)40,369円(+21%)38,992円(+17%)
2/14の今期も増収増益予測との決算発表をうけて一時的に大きく買われました。その後も日経を上回るパフォーマンスでしたが、3月末にかけて急落です。推察ですが、同社はスタンダード上場ですから年金ではなく、投資ファンドのリバランス(資金配分先の見直し)で売られているようです。
同社は、22年9月からファミリーケア(ベビーシッター、シルバーケア他)の一環としてペットシッターサービスを東京、埼玉、千葉、神奈川で始めました。HPはこちらーポピンズペットケア
HPでまず記者が気になったのは、1時間4,400円(15分延長+1,100円)という料金体系です。ちなみに、記者が卒業したペットシッタースクールが運営するペットシッターSOSの料金体系は、
1)小動物:1時間2,750円(追加は別途)2)猫2匹:1時間3,300円(1匹追加で+550円)3)小型犬(15㎏まで):1時間3,300円(1匹追加+1,650円)4)中大型犬:1時間4,400円(1匹追加+2,750円)
この要に細分化されて尚且つ、割安になっています。首都圏中心で割高料金での新規参入ではシェア獲得は簡単ではないと思います。一方、同社はベビーシッターや介護では実績がある企業、これをいかせることは強みとなるはずです。
犬猫の飼育頭数は約1,591万頭(令和5年ペットフード協会調査)と子供の数を大きく上回っています。これにコロナ渦でのペットブームも手伝って新規参入を決めたのでしょうが、今後は料金にみあうサービスをどのように展開して差別化していくかに注目です。まさか・・・ターゲットはお金持ちのみ(?)なんてことはないと思いますが。
では、次章は他社の直近のニュースです。
読者コメント