犬人気に陰り!?、1月31日の日経にそんな記事がありました。
犬の飼育頭数は、2008年度がピークで約1,310万1千頭。これが、2012年度以降から減少に転じ、最近7年間では24%減少しているとのことです。これに対して、猫はほぼ横ばいであり、ゆえに近々に飼育頭数は逆転するのでは!?、とその記事は述べています。
またその理由についても、飼い主の高齢化、一人暮らし世帯の増加により、散歩、トイレなどの世話が必要な犬の飼育頭数が減少傾向にある、と分析しています。いかにも経済新聞らしい分析ですね。
ちなみに、ペットフード協会の調査によれば、2015年の犬・猫のデータは次の通りとなっているとのことです。
1)飼育頭数 犬 約991万7千頭、猫 約987万4千頭
2)年齢別分布 犬 7歳以上が全飼育頭数の54.6%、猫 6歳以下が54.4%
3)平均寿命 犬 14.85歳、 猫 15.98歳
確かに、この数値からみれば、猫は犬より平均寿命が長く若い層が多いので、まもなく逆転するというのもうなずけますね。もっとも、猫は犬のように狂犬病予防法で登録が義務化されていないこともあり、すでに逆転しているのかもしれません。
ちょっと気になる記事でしたので、記者は、ご近所・知人・友人にこの数値をあげて聞いてみました。
チェックポイントは、①犬派か猫派か?、②今後、犬と猫の飼育頭数の推移はどうなると思うか?③なぜそう思うのか?、この三点です。但し、これ、限られた範囲(記者の周囲のみ)の情報なので、あくまでも参考程度にしてください。
結果は、犬派は犬がいい、飼育頭数もそれほど減らないといい、猫は、やっぱり猫といいます。当たり前のようにそう回答するので全く参考になりませんでした。調査範囲を広げるべきだったと後悔しましたが、中には、次のような興味深い意見もありました。
「猫がこれから増えていくと思う。ネットの動画を見て思ったのですが、(私は猫を飼っているが)、どの猫もかわいいと思う。反対にワンちゃんについては、飼い主に忠誠心があるというイメージがあり、飼い主にとっては、自分の飼い犬が一番かわいいと感じると思います。その点、勝手気ままなイメージがある猫ですが、動画サイトで見る分には、猫の方が万人受けするので、これから増えていくのでは!?」
これには、なるほど!、と思いました。
確かに、高齢化により散歩等の世話が困難になるということも事実ですが、反対に人間の健康寿命を延ばすには、(犬といっしょに)散歩することは効果があるはずです。単身世帯化・高齢化の進行だけが理由ではなく、ブームを作り出すことにおける動画サイトの影響は無視出来ないと思うのです。
日経記事の分析プラス動画サイトの影響!、これが近年の犬猫の飼育頭数の傾向の理由ではないでしょうか!?そして、やっぱりこれからは、猫の飼育頭数が増えていくような気がしますが・・・
皆さんはどう思われますか!?
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