とあるペットショップのコーナーにその子は居ました。かわいい仔猫、子犬たちの数あるブースの中に、1頭、大き目のミニチュアシュナウザーの男の子がいたのです。
ココは、最近オープンした保護犬とも触れ合えるペットショップ、その名もペッツファースト(Pet's First)。HPは、こちら→Pet's First
このペットショップ、店舗にもよりますが、保護犬の譲渡も行っているとのことです。こじんまりとした店内にブースが数か所、一つのブースに複数(2~4匹)の仔猫、子犬が居ます。いずれも生後2か月~3か月の子たち、子犬・仔猫の社会化を意識して同じブースに入れているのでしょう。動物取扱業登録及び取扱責任者の掲示も比較的解りやすい場所に行っており、法令遵守の試みがなされていることを感じます。
ただ、少し気になる点がありました。店員さんに「展示は生後どのくらいの子から行っているのか?」と尋ねたところ、45日後からという答えが返ってきました。この点は、このペットショップに限らず、他社の店舗でも同じ答えであったと記憶しています。
動物愛護法大22条の5(幼齢の犬又は猫に係る販売等の制限)、この項目に出生後56日を経過しない子犬・仔猫については、販売のための展示を禁ずる、とあるのですが、この法令を遵守しているペットショップは少ないようですね。
今まで何軒か回って尋ねてみたのですが、いずれもはっきりと(?)「法令遵守で生後45日以降から・・・」と言う答えが返ってきました。
これはいったいどういうことでしょうか!?
私が一般客を装って尋ねたからなのでしょうか?
店舗内であえて押し問答をする気はありませんが、動物取扱業責任者研修では、はっきりと動物愛護法22条のことは、伝えられておりますし、何より動物取扱責任者は、法令順守をその勤務する店舗の従業員全員に周知徹底する義務を負うはずです。
本件に関しては、もう少し調査をして、動物愛護相談センターに問いただしてみようと考えています。(行政の指導上の問題か、それとも暗黙の了解であえて黙認しているのか?)
上記の点以外では、このようなペットショップが出来たことは歓迎すべきことですね。
譲渡会も行っているようで、ペットショップとしては、なかなかの試みだと感じました。ぜひ、法令順守の上で全国展開してほしいものです。
皆様もお近くにPet’s Firstの店舗があれば、立ち寄ってみてください。
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