前章では、日経記事のまとめをお伝えしましたが、記者が株主でもあり、当マガジンでもその取り組みをご紹介しているアニコムホールディングス。
ペット保険の会社なのにちょっと物足りない・・・そんな印象を抱いたので、例によって電話にて突撃インタビューを敢行しました。IR担当 山田氏が回答してくれました。以下は、そのまとめです。
記者:1ケ月ほど前の日経記事に書かれているペット関連の福利厚生制度についてお伺いします。記事では他社と比較して(ペット保険の会社として)物足りない感じを抱いたのですが、慶弔休暇のほかに病気・通院等での休暇制度はありますか?
山田氏:ございます。誕生日や亡くなった時、病気で通院する場合も休暇取得可能です。
記者:この制度は、就業規則に明記さているのですか?
山田氏:就業規則に明記してございます。
記者:他では、同伴出勤OKとしている会社もありますが、当社の場合は?
山田氏:現在のオフィスに移転する前は、同伴出勤可としておりましたが、現在のオフィスは、家主の要請でやもなく不可としている次第であります。
記者:エサ代等の支給(犬猫手当)等はありますか?
山田氏:それはございませんが、(金銭面では)ペットと暮らす社員向けの団体保険の割引制度、また同社員向けの社内コミュニティを設けています。
記者:アニコム損害保険以外の子会社、アニコムパフェ等も同じ制度がありますか?
山田氏:ございます。
記者:では、最後に実際の有給消化状況、この制度に対する社員の評判等をお伺いしたいのですが、いかがですか?
山田氏:消化状況については、手元に詳細な資料はございませんが、実際によく使われている印象があります。また社員の評判に関してですが、これは、すんなり受け入れているというか、あって当然!、といった感じで受け取っているようですね。
記者:さすが、ペット保険の会社ですね。ありがとうございました。
日経記事では、ペット関連の福利厚生制度で他社の後塵を拝している感を抱きましたが、やはりアニコム、ペット保険の第一人者を自負するだけに、負けてはいませんね。就業規則に明記までしているとは・・・、そして、社員も制度があって当然!この感覚は、一昔前には絶対にありませんでした。
世の中、確かにペットと飼い主に優しいものに変わりつつあるようです。ペット関連企業以外でも、このような福利厚生制度が増えてくると、日本も動物愛護先進国の仲間入りができることでしょう。今後に期待したいと思います。
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