以下は後日メールにて記者が質問した内容とその回答です。まずは、今後の総会のあり方について会社がどう考えているか、について尋ねてみました。
質問)平常な環境に戻った場合でも会場での開催とともにネット配信を継続、さらに一歩進んでネットでの議決権行使や質疑応答等を行っていく予定はございますでしょうか? また本年度は来場制限は致し方ないと感じますが、来場者数は何名だったのでしょうか?
回答)来年度以降の株主総会の開催方式については今後検討してまいります。 また、来場者数については新型コロナウイルスの感染防止のため、座席間隔を十分に空けて 席数を確保させて頂きましたが、当日の来場者数については非公表とさせて頂いております。 申し訳ございませんが、ご了承お願い申し上げます。
これは・・・何故来場者数も非公表なのでしょうか??ご了承願います・・・誰がご了承しますか・・一方的すぎます。対話する気は毛頭無し!完全にコーポレート・ガバナンスがなっていません。きっと来年もコロナ禍であるなら、もっと株主にとって対話できない総会になることでしょう。それとも弱小株主ごとき対話する価値もないといいたいのでしょうか??富士フィルムはオンライン総会をやるべきではありません。
そして、もう一つやはりアビガンについて少し違う角度から尋ねてみました。
これはアビガン:ファビピラビルの構造式です(ウィキペデシアより拝借)
質問)5月に中国人民解放軍が国内でのアビガンの用途特許を取得したという話をネットニュースで耳にしました。もしこの特許が中国国内にとどまらず国際的なものとなれば、日本でもコロナの治療にアビガンを使用するには中国人民解放軍の許可が必要となるとそのニュース記事では指摘されておりました。 本件にかんして、その真偽も含めて当社で何らかの情報、あるいは今後の方針など日本政府と共有はなされているのでしょうか? (アビガンが国内未承認であるうえに回答しがたい質問だとは存じますが、お答えできる範囲で回答を頂ければと存じます)
回答)「アビガン」の有効成分である「ファビピラビル」に関して、中国で新型コロナウイルスに対する用途特許が成立したことは当社も承知しておりますが、当社の対応などについては回答を控えさせていただきます。
これは予想された回答でしたが、このニュースは会社側も認めているようでフェイクニュースではありませんね。ネットで真偽不明の情報が多すぎる昨今、それが判明しただけでも価値があったと思います。
中国国内限定とはいえ人民解放軍が用途特許を取得した事実、これはCCP(中国共産党)のことですから、必ずや国際的にも用途特許として認める手はずを整えてくるはずです。そうなれば、今後アビガンしか効かない変異株の出現、そしてアビガンを使うにはCCPの許可を求めねばならない・・・そんなことになったら世界中がCCPの軍門に降るかもしれません。もっともそれ以前に、さすがに米国も黙ってはいないでしょうし、日本政府とも協力して何らかの対応策を練っているものと信じたいですが・・私たち庶民が何らかの情報を得る頃にはとんでもないことになっていないことを願うばかりです。
いずれにしても、富士フィルムのような大会社は弱小株主とはもはや縁の無いものとなってしまった感があります。ペットの再生医療分野もアニコムに譲渡したようですし、今後は取り上げることはないでしょう。今、感心の高いコロナ関連ですが、治療薬にかんしてはアビガンよりも中外製薬の「抗体カクテル」(19日に厚労省により緊急使用許可の認可がおりました。そして、20日からは医療機関向けに配送も開始したようです。)に期待したいと思います。
また最新の情報ですが、カナダのサノタイル社が点鼻薬(鼻スプレー方式)のコロナ治療薬を開発、イスラエルが「エノビット」という薬品名でこの薬を採用したようです。このエノビット、一般薬局で購入可能($42)で1セット1~2回を一日5~6回鼻スプレーするだけで15日後にはコロナウィルスを消滅させるほどの効果があるとのことです。さらに、変異株にも効果ありで濃厚接触者の発症予防にも使えるとの報告がありました。日本国内でも塩野義製薬が鼻スプレー式のワクチンを開発しています。このように世界中で治療薬・ワクチンの研究開発は進んでおり、年内にはさらにいい薬がでてくることでしょう。もはやアビガンをあてにする必要はないような気がします。
読者コメント