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2022年06月号

同社の今後はどうなる!?

2022年06月30日 08:35 by K-Tamaki
2022年06月30日 08:35 by K-Tamaki

同社の今後を占う上で重要な情報があります。通例、招集通知には個人を含め大株主上位10位までを開示するのですが、新規に登場した個人株主1名を含め5社の株主が入れ替わっています。記者も長年いろいろな会社の株主をやっていますが、一度に上位株主の半数が入れ替わるのはあまり目にしたことがありません。

新たに登場した個人の方を除けば、2社は外資系投資ファンドと思しき会社、1社は日本生命名義ですがこれも外資系信託銀行が代理人となっているので株主の実態は投資ファンドでしょう。残り1社はワクワクパートナーズ有限責任事業組合、これは日本のものづくり企業を応援したい専門家の集まりという触れ込みで結成された投資組合です。

反対に保有株数を減らしたのは、SBI証券、マネックス証券の2社他。その他、注釈としてピルグリム・パートナーズ・アジア・ビューティLTDなる中国資本の投資ファンドが本年3月4日付けで179,300株、保有割合7.36%の大量保有を報告していたのですが、期末には実質保有の確認ができていないとの報告でした。

実質保有するには受け渡し最終売買日にあたる3月29日に株式を保有していること、同社の4日から29日までの市場での売買株数を調べてみると累計で106,900株、おそらく市場外で期末の大株主に売却したものと推測されます。ただ少し奇妙に思ったのは、株主の問いに社長が、ピルグリムの代表とはすでに会議を行っておりその席で会社買収などの今後事業に支障のある展開はないと回答を得ていると答えたことです。

これら外資系ファンドの保有株式数はすべて合計しても発行済株数の10%程度にしかならないので即経営権を取得はできません。おそらく現状では値上がり益目的の純投資と推測されます。純投資であれば、ここ数年で大幅な株価の値上がりが期待できる材料を投資会社は入手しているのかもしれませんが・・・はたして・・・

今年の株主総会では、会社側からの提出議案の事前取り消し、主として取締役選任議案の取り消しが数社ありました。外資系ファンドなどの海外からのモノ言う株主が増加した結果、日本も会社の経営体制が大きく変わる可能性が出てきています。同社も上場会社である以上例外ではなく、昨年の総会で社長を首にして経営体制を変えろと指摘されたようにいつ何時どうなるかわからなくなってきました。今後の大量保有報告者には①取得株数、②名義人に注目していかなければなりません。

総会後、先ほど愛猫が入院、その後に動画配信サービスを提案された方とお話しする機会がありました。彼女は、この会社は私たち飼い主が堂々と対等以上の立場で獣医さんに意見を言える唯一の会社である、だから株は紙くずになる覚悟で保有し続ける、とおっしゃっていました。現状、あまり提案は聞く耳をもってくれませんが、私もまったく同意見です。

そのうちにこのように文句をいう日が来ないことを祈りつつ、今後の株主推移から同社の未来を注意していくことにしましょう。

総会後には、先ほどお話しできた方と来年またお会いしましょうと約束し会場を後にした記者でした。

 

 

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