まずは、L. pinonの公式HPからご紹介します。HP-L. pinon
犬の食事については、既にたくさんの方がSNS、書籍などで紹介されていますが、記者が興味を持った点は,mihoさんは「東洋医学」の考えを取り入れていることです。
プロローグとして語られたのは、「腸をめぐる臓器のネットワークと病気」についてです。
これは、東洋医学でいうところの「土王説」、全ての中心は「脾」(胃腸を含めた消化器官系)にあり、どんな病気も「脾」のコントロールが重要である!、ということに通じています。下記の図(ネットより)の中心に「脾」をおいて健康を考えるということですね。
人間でも脳と腸には切っても切れない関係があり、腸内環境が重要という話はよく聞きますが、動物も同じです。腸の働きが悪くなると、不安、抑うつ、緊張、無力感などを感じ、これらは(脳の)ストレスに繋がります。そして脳がストレスを感じると腸の働きが悪くなり、便秘、下痢などの症状を引き起こします。
腸活、腸内細菌の種類を増やすことで免疫強化を計るには、そのための工夫を凝らした「手作りごはん」が最適、mihoさんはこうおっしゃっていました。
「エクソソーム」。これは最近研究で判明したものですが、人間の身体も臓器同士が何らかの”メッセージ物質”をやりとりして互いに健康を支えているというのです。そして、そのメッセージ物質こそが「エクソソーム」と呼ばれるもの、これは今まで細胞が出すゴミのようなものと考えられていました。ところが、それはある臓器から発信されれば、様々な障壁を通過して直接、脳や他の臓器に伝わり健康を維持するための働きを促していることが判明したのです。コロナ渦で金沢医大がエクソソームにかんする研究論文を発表していたことを記者は思い出しました。まさに「土王説」で言われる臓器の相関図をつなぐ物質といえます(昔の人はよく考えたものです)。
mihoさんの「犬の食事専門家 認定講座」にはカリキュラムにしっかりその東洋医学の考え方が取り入れられています。これはなかなか興味深いです。
参考リンク-「犬の食事専門家 認定講座」
次章では、教えて頂いたレシピをひとつご紹介します。
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