ココは、パラオの首都、マルキョクの国会議事堂前です。その広場には、ワンちゃんが・・・・・
パラオの街を歩くと目についたのは、ワンちゃんが放し飼い(もちろん猫ちゃんは言うまでもなく)されていることです。一番の繁華街、コロール近くの住宅街では、ずいぶんと放し飼いのワンちゃんを見ました。さらに、バスが途中でいきなり止まって、道路をワンちゃんが横切って行く光景も。なんだが、この国はもしかして犬天国!?、
そこで現地のガイドさんに一問一答、パラオの実情を確認してみたのです。
記者:放し飼いの犬をずいぶん見かけましたが、ペットの飼育状況はそうなのですか?
ガイド:ここでは、犬は基本的に放し飼いです。しかし、野犬はほとんどいません。すべて飼い犬といってもいいですね。首輪をしていない子はたまに見かけますが。
記者:ペットショップはありますか?、犬や猫のブリーダーなどペットの繁殖に携わる人はいますか?
ガイド:ペットショップはありません。ブリーダー!?、いませんね。
記者:では、犬・猫が飼いたいときは、どうしてるのでしょう?
ガイド:基本的に(飼っている)家で生まれた子犬・子猫をもらってきています。成犬、成猫もあげたり、もらって来たりですね。
記者:日本では、保健所(動物愛護センター)があり、そこでの殺処分を少しでも減らそうと努力していますが、こちらの状況は?
ガイド:保健所はあります。首輪をしていなかったり、悪さをしたりするとつれて行かれていますが、積極的に殺処分というケースはあまり聞きませんね。
ちなみにパラオでは、牛など家畜の屠殺場がなく、食肉加工などもできないため畜産業はほとんど発展しませんでした。
記者:では、犬・猫を含む動物愛護に携わっている方々(ボランティア、愛護団体等)は、いやっしゃいますか?
ガイド:ボランティア団体等の話はあまり聞きませんが、猫を20頭引き取って飼育している人はいますね。(捨て猫を自腹で飼育しているのボランティアの方のようですね)
パラオのワンちゃんたちは、総じて人懐っこく、優しい眼差しをしています。飼育状況などからして、一昔前の日本のような状況かも知れませんが、狂犬病の発生事例もなく温暖な気候の下でのんびりと暮らす犬、猫たちを見ていると、こちらもゆったりとした気分になりました。
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