既存事業の拡大として、”どうぶつ業界のインフラプレーヤー確立”という目標がありますが、
株主B:私は、動物病院へのシステムサポートとして、飼い主の目線から”かかりつけ医(ホームドクター)”を薦めること必要だと考えています。その点については?
回答:ペットショップから動物病院を紹介する、かかりつけ医を薦めることを考えています。そして、連携により、二次、三次診療として高度動物医療病院の紹介も考えています。また今後は、ブリーダー、飼い主へ当社の持つ(遺伝子解析)情報のデータ解放を考えています。
(来年は、日本動物高度医療センターとの連携を提案してみましょうか??)
さらに、病院関係と現状への質問が続きます。
株主C:現状、ペット保険における飼い主、医療従事者ともにモラルハザードはありませんか?また、ペット保険への参入が増えてきていますが、それに対抗すべきマーケティング戦略は?
回答:自己負担額と限度日数(月20日)を決めることにより、使いたい放題になることを防止しています。また医療従事者への対応として、定期的に病院への監査を実施しています。確かに、アニコムに最初に加入して、3~4ヶ月未使用でその後より安い他社へ乗り換え、またそれを推奨する他社の戦略(いわゆるピッキング戦略)もありますが、現状、このケースはほとんどありません。ペットの健康をサポートする情報の提供などの顧客満足度向上に努め、他社と差別化しています。
株主D:販売チャネル変更の詳細について伺いたい。また、当社の資料には、やたらと馬の絵がありますが、馬への思い入れ(?)、あるいは何か別の意味で関係が深いのですか?また、昨今流行のシェリングビジネスへ参入の考えはありますか?例えば、高齢者xペットで何か計画は?
回答:チャネルについては、ブリーダー、譲渡団体へのアプローチを考えています。馬についてですが、馬のDNA検査サービスを行っています。これは、馬の腸内細菌について検査機関と共同研究を行い、興味深いデータが得られました。高齢者とペットについてですが、ペット(を飼うこと)は、間違いなく健康寿命を延ばす効果があると思っています。信託保険などでの参入を考えています。
さて、次章はいよいよ記者の出番となります。
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