本来、株式投資とは将来にわたって成長が見込める企業に投資して、その企業の発展とともに投資家も利益を得ることができる・・・記者はこう考えているのですが、それを全否定されるような現象が起こっています。外人買いによる資金の一極集中、そしてそれに追随した国内の資金、結果、成長企業群(東証グロース市場)からは一部の例外を除いて資金が流出してしまいました。前章の中堅どころはまだ横ばい圏でしたが成長企業群は業績無視で叩き売られたものが結構ありました。本誌一押しのペットゴーなどはその典型かもしれません。
1 ペットゴー 1,654円(4/3)、1,310円(6/16)
チャートが示す通り、完全に日経に逆行しています。2ヶ月半で約2割強の下げ。ペット関連企業の中では最悪のパフォーマンスとなってしまいました。
新しいニュースとしては、同社のブランドサイト Vetsone(ベッツワン)を立ち上げ(サイトはこちら)ーVetsone
NTTドコモが運営する総合通販サイト「dショッピング」に新規追加出店が決定したことです。これらは今後の売上げに寄与するはずですから、引き続き同社には注目してください。
尚、上場後初の株主総会は6/29午後3時から開催とのことです。同日は株主総会の集中日です。午後開催としたのは一定の評価ができますが、この日を選ばなくとも・・・参加してリポートをお届けするつもりでしたが、参加出来るかどうか怪しくなってきました。参加出来なかった場合は、別途問い合わせを行い結果をお知らせしようと思っています。
2 日本動物高度医療センター 1,838円(4/3)、1,807円(6/16)
前月から新しいニュースはありません。株価もご覧の通りの完全横ばい、蚊帳の外状態です。資金流出の憂き目に遭い暴落よりはましかもしれませんが。
総会は22日開催。記者は参加予定ですでの後日リポートをお届けします。
3 アニコム 533円(4/3)、602円(6/16)
5/25付けにてそれまで未定としていた24年3月期の配当を5.5円(前期4円より増配)とする発表を行いました。チャートの上放れ陰線(上抜けした青い線)はその翌日です。外人保有比率の高いアニコム、さすがに他社よりは外人投資家への知名度が高いため日経に連動して上げてきています。
その他には4月の保険料収支実績は4,346百万円(前年同期 4,053百万円)再生医療の加盟病院数647(同443)との発表もありました。アイペットが第一生命に統合されてしまった今、ペット保険専業の唯一の上場企業です。本来、外人保有比率も多い同社、今後の反騰が期待出来ます。総会は23日開催、記者は出席予定です。
「麦わら帽子は夏に買え!」、「人の行く裏に道あり花の山!」これらは株式相場格言の一つです。人が注目しない不人気の時こそが買い、先んじて動くことこそ勝利に繋がる!、かの優待投資家で有名な桐谷さんも不人気のとき(企業が業績下方修正で大幅に下げた時)を狙って購入するとおっしゃっていました。
記者は、またペットゴーを追加購入し始めています。ネット証券で単元未満株なら1万数千円、アニコムなら6千円強で買えます。資金が少なくとも投資は出来ます。少額をペット関連株の単元未満株を買って、さらに月次で数千円を金プラチナなどの積み立て投資へ!、余裕資金でコツコツと時間を味方につけて投資するなら・・・必ずや早ければ数年後、10年後以降ならそれは確実に報われることでしょう。記者はそう思います。
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