ペット関連としては新参組のカクヤス、コロナ渦で主力の酒類の店舗販売が激減する中ペット用品販売参入は苦肉の打開策だったかもしれません。コロナ渦、初年度は売上が5分の一に、2年目も多少の戻りはあったが戻りきれず、さらに配送網の整備を心掛けたため大赤字が継続と総会で説明がありました。
同社にかんしては、記者の関心はただ一つです。コロナ渦が終わり、主力の酒類販売が回復する環境下で今後もペット関連に力をいれていくのか?
これは、総会で説明された対処すべき課題、ありました!家庭用販売強化としてペット用品が明記されています。
当日の総会質疑ですが、事前質問2つを含めて当日質問に立った株主は1名。「これで終わりとは・・少し寂しいですね」などと社長がつぶやく一幕もありました。
ペット関連用品販売にかんする質問は全くありません。業績回復についての質問、特に利益率改善の主要因は何か?ということで、回答はビール販売の伸び(ビールは利益率がよい)とのことでした。
このライブ配信、当日議決権行使は出来ませんが、質問を送信することは可能でした。すかさず、記者は質問を送付しましたが間に合わず、後日メールで得た回答が以下の通りです(いずれも原文のまま記載)。
質問】 コロナ渦で当社は家庭用販売の一部でペット用品の販売を始めていますが、 ペット関連に関しては今後も注力していくおつもりでしょうか?
【回答】 株主総会にて当社代表取締役会長佐藤より説明があったかと存じますが、 日別宅配時間帯にて12~16時に当社の配達余地があり、そこを取り込むための 『貯蔵品』として、現在取扱いのあるペット関連用品含めて、酒類以外の取扱いを 強化していく所存です。
コロナ渦2年目、あえて配送網の整備に先行投資したことが奏功しているようです。他社との商品販売提携などを含めてペット用品販売を拡大できればさらなる業績の向上も期待出来そうです。ペット関連は今後も確実に伸びる事業であり、引き続きどこまで伸ばせるか注目です。
絶対値比較での半年間の株価チャート、青線:日経平均。業績黒字化発表からはなかなかの上昇率です。成長市場であるペット関連でさらなる事業拡大ができれば株価ものびていくことでしょう。引き続き注目することにします。
もう一つの総会リポート、アニコム他に関しては近々アップします。
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