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2024年01月号

ペット関連中小型株への一口コメント~スタンダードおよびグロース市場

2024年01月08日 17:23 by K-Tamaki
2024年01月08日 17:23 by K-Tamaki

では、同様のチャートでみていきましょう。

1エコートレーディング

 654円(12/30/22)、1,405円(12/29/23)、1,465円(1/5)

一年で2倍以上、最高の出世株となりました。24年2月期決算で最高益更新予想で増配、ペット市場拡大による恩恵を受けています。またスタンダード上場ということも追い風となりました。但し、同社の一株純資産は1/5終値で1,703円(PBR=0.86倍)、ここからの上値は限られるでしょう。まもなく(11日)第3四半期の決算発表を予定しています。決算内容次第では、さらに上昇する場面もあるかもしれませんが、そこが売り場とみています。同社もイオンと同様に今後物流面での見直しを予定しています。物流センターを核に配送ルートの見直しを行うということですが、これでどれ位物流コストの低減が見込めるか、今後はそれ次第でしょう。

2 アレンザ

990円(12/30/22)、1,043円(12/29/23)、1,057円(1/5)

完全に横ばい、蚊帳の外状態の一年でした。新店舗出店には積極的ですが、売上が伸びていません。まもなく、10日に第3四半期決算を発表予定です。前回(半期決算)で対前年日△25%の経常減益でしたので、挽回可能とは思えません。しかし、直近では株価は強含みです。以前にも書きましたが、同社は親会社バローとの親子同時上場、これも東証が解消するように提言しています。もしかするとバローによるTOBの計画が具体化してきているのかもしれません。その点、今回は注目しています。

3 カクヤス

1,298円(12/30/22)、1,750円(12/29/23)、1,782円(1/5)

コロナ終息を受けて、本業の酒類販売が回復しました。業績回復・増配で9月には2倍の株価をつけましたが、まさに材料出尽くしで下落、年末には前年比で+35%です。株主総会でも今後はペット関連にも注力していくこと、物流改革を進めて行くことを目標とする旨の発言がありましたが、やはりそれ次第でしょうね。次回の決算発表は2/14です。ペット関連の売上分類、家庭向け売上の伸長度合いに注目してみましょう。

これらスタンダードでは注目はアレンザ、人気のない今こそ単元株で買いを!と考えています。もっとも10日にTOBなどの材料が発表されてしまえば買う機会はなくなってしまいますが、はたしてどうなるでしょう?

では、最後は成長株です。

1 アニコム 580円(12/30/22)、543円(12/29/23)、540円(1/5)

業績好調・増配、そしてプライム上場の同社。自社株買いも行っています。が、資金は入らず相変わらず本誌最悪のパフォーマンスです。1/5終値ではPBR=1.52倍の株価、配当利回りは1.02%です。この利回りでは日銀がマイナス金利解除、そして長期金利が上昇すれば全く魅力が無くなってしまいます。ここ数年来の低迷、今年の総会では本格的な株価対策を求めることにしましょう。大幅増配、あるいはポチタマ(東京海上ペット関連ファンド)の組み入れ比率増加となるようなIRなどの。ペット関連のETF(投資信託)が設定されれば同社にはかなりの恩恵があるのでしょうが・・・・

2 日本動物高度医療センター

1,900円(12/30/232)、1,726円(12/29/23)、1,755円(1/5)

アニコム以上に頂けないのが同社。半期決算での経常進捗率は26.9%(前年54.6%)です。大阪病院の稼働も上手くいっておらず、収益が伸びていません。これではこの株価推移もうなずけます。24年3月期では20円の配当を予定していますが、それでは利回り1.14%です。グロース企業に期待される成長性X、配当利回りも物足りない・・・本当に経営陣刷新の要求がファンドから突きつけられるかもしれません。2/8に決算発表ですが、さてどんな発表となるのでしょうか?

3 ペットゴー

1,053円(12/30/22)、1,254円(12/29/23)、1,242円(1/5)

 昨年は2月の決算発表(大幅上方修正)をうけて株価は急伸、一時は6割高を演じましたが、その後は成長性が物足りないと評価されボックス圏の動きにとどまっています。それでも年間では19%上昇ですが・・同社は、12月18日にもフケ・体臭が気になる犬猫用の薬用シャンプー(抗菌シャプー)を発売するなど新製品開発にも積極的でもあり、療法食においては他社が容易にまねが出来ない強みもあります。今年の第3四半期決算発表は2/8です。今年も大幅な上方修正があれば株価は居所を変えると思います。期待しましょう!

アニコムと日本動物高度医療センター、この2社の株価推移はまさに成長株が蚊帳の外となっていた昨年度を象徴しています。ペットゴーのみ、その成長性が評価されかろうじて資金が流入していたのが実情です。ペットゴーは今後も注目、今年は”森よりも木を見る”相場、全体の指標である日経平均よりも個別の業績の伸びなどに応じて(特定企業の)株価があがる相場ともいわれています。ペットゴー、引き続き注目です。

 

 

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