最後に記者なりの今年の展望を書いておきます(当たるとは限りませんが)
今年はNISAが大幅に拡充される年。証券関係者はそれに大いに期待しているようです。マネックス証券などは年末までに最高で日経4万2千円まで上昇、他の株式評論家の言い分を聞いてみてもバブル期の高値抜けを期待など総じて強気が多い気がします。
万人が強気の時は要注意!!「野も山も一面の弱気なら、阿呆になって買いの種まけ!」、こんな格言があります。反対に考えれば強気が多ければ多いほど危険です。
記者の懸念要因としては、①不動産、金融市場崩壊による中国景気減速②米国金融危機再来による世界景気減速③中東の戦闘激化による海峡閉鎖、世界的物流停滞によるインフレ再燃と景気大失速④台湾総統選をはじめとする主要国選挙に乗じた各国の大混乱です。
最悪、これらが同時に起これば経験したこともない大恐慌、それこそグレートリセットになってしまいます。仮にどれか一つが起きても世界景気には大きなダメージ、世界の景気敏感株と言われる日本株も暴落するでしょう。今年半ばにはそれらが表面化してくると予想しています。一時的な暴落で収まるか、それとも大恐慌並みとなるかはこれらの要因がどのくらい重なって起きてくるか次第でしょう。以前にも書きましたが、大暴落はかならず起こりえる前提で考える、今年はそれを実感する年になるかもしれません。
この中で気になるのはやはり米国の動向です。現状、イエレン財務長官は「ソフトランディングは成功」などど断言していますが、色々と調べてみると気になる情報があります。景気の指標の一つ、米国の失業率ですが(現状3.6-3.7%程度)、これ、副業をしている人をダブるでカウントした結果であり、実情はかなり多くの失業者が存在するということを聞きました。中国の指標がいい加減なことは有名ですが、米国まで実態を表せていないとなると・・・大統領選前に化けの皮が剥がれて米国発の全世界同時リセッション勃発となるかもしれません。
丁度一番下の親亀を米国とするなら、日本は一番上の孫亀のようなもの、親亀こけたら・・・ですね。
とはいえ、NISAで運用するか否かで将来の資産設計は大きく変わることは事実です。
NISA、単元株でいくなら買いはゆっくり、売りは迅速!、積み立てなら余裕資金のみで追加投入はなし!で今年は焦らず様子を見ながらじっくり構えていきましょう。
本誌は、一応ペット関連誌ですが今年もその範疇を逸脱して情報をお届けします。
今年もよろしくお願い致します!
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