動物感染症と動物由来感染症のリスク管理 その1
まずは、ペットに由来する人畜共通感染症からいきましょう。狂犬病を始め、色々な感染症がありますが、病原体からみて、代表的なものは次の通り区分できます。ウィルス:狂犬病細菌:サルモネラ症、カプノサイトファーガ、レプトスピラ症、猫ひっかき病、オウム病、Q熱真菌:ク…
個人でペット関連の業務を営んでいる方、店舗ではその代表者が年に一度受講するこの研修。ご家庭でペットと暮らす方々にも、ブリーダーさん、ペットショップの店員さん(代表者のみ)はこんな研修を受けている、とお伝えすることもかねて毎年このテーマの記事をお届けしています。講習内容は、動物愛護法、飼養施設及び動物の管理、その他業務関連より選択されているとのことですが、今年のテーマは、1.動物感染症と動物由来感染症のリスク管理、2.動物福祉に配慮した飼養管理について、となっています。感染症については、2年連続で取り上げられていますが、今年の内容は、ちょっと専門的すぎる感がありましたが・・・出来るだけわかりやすく内容をまとめてお届けします。
では、記事をご覧ください。
まずは、ペットに由来する人畜共通感染症からいきましょう。狂犬病を始め、色々な感染症がありますが、病原体からみて、代表的なものは次の通り区分できます。ウィルス:狂犬病細菌:サルモネラ症、カプノサイトファーガ、レプトスピラ症、猫ひっかき病、オウム病、Q熱真菌:ク…
まずは、リスク管理のための注意点としては、狂犬病を除き、人畜共通感染症は、早期発見・治療で適切な処置を施せば、深刻な病状に陥るものはなく、過度に恐れるこはないということです。但し、老人、子供、基礎疾患を持つ人など免疫機能の働きが弱くなっている場合があるので注…
2年前の研修で、動物福祉のための5つの自由ということを学びました。海外では動物愛護よりも動物福祉という考え方が一般的です。これは、倫理学、法制度、科学の3分野を基本として総合判断し、(飼育環境等、何が動物たちにとって最もよいかを総合的に判断し)、現状を把握し…
これも毎年の恒例となっていますね。誤っている記述を選択する(4択)問題です。テキストをしっかり見ていれば、間違わないものばかりです。ですが、その前に今年は、冊子と一緒にこのリーフレットが配布されました。動物の感染症に関する注意書きです。表面は日本語と英語、裏…